今年も残すところ1ケ月半。
我が家では、少し早めの忙しさを頂戴したらしく、
一番娘は課題とバイトと野暮な用に、
さぶろー山は飲み会と出張と飲み会に精を出し、
大変バタついた日々を送っております。
なお、私はチワワの教育に全力疾走中。
でも、気温も一気に下がり、
外を歩くのもため息がでるほどですから、
お疲れなお二人にはあったかい煮込みでも食べてもろて、
芯から温めてあげよう、と、
前日からコトコト煮込んで→シャトルシェフ→コトコト煮込んで→シャトルシェフを繰り返した私、優しい。
おかげで完成したすじこんは、2日目にして3日目のような色、ツヤ、照り!
これは絶対に美味しいーーー
そう確信したという
の
に
ひな「私、今日遅くなるからご飯食べてから帰る。」
さぶろー山「俺は飲み会。」
ちょっと待って。
ツヤテリすじこんは鍋いっぱい&米ははりきって3合も炊いたのに、
私一人?
私一人?!
え、
私・一・人?!
でもですね、でもですよ。
思い起こせば、今まで一人で晩ご飯を食べるってほぼなくて、
特にこの家に引っ越してからは多分1回もないんですね。
なぜなら今まではおかんがいたから。
たとえ一番娘やさぶろー山がいなくても、おかんは絶対にいた!
となれば、あらやだちょっと。
10数年ぶりの一人晩ご飯!
それに気づいた時、
猛烈な寂しさと共に、「どうしよう」という焦りを感じ、
そしてなぜか悪いことをしているような気がして、
妙な不安と罪悪感と寂しさと焦りに襲われた。
なにこの感情。
しかしだね、しかしだよ。
確かに寂しさは否めないが、考えようによっては贅沢でもある。
だって、ツヤテリすじこんは鍋いっぱいにあるし、ひとり占めも夢じゃない。
ご飯だって3合も炊いてあるし、どんなに食べても許される。
さらに一人ならどんな食べ方をするのも自由&誰の目も気にしなくていい。
そんなんスペシャル級の贅沢やん!
そうと決まったら話は早い。
十数年ぶりの一人ご飯を楽しもう~!と、
私はいそいそとご飯を盛った。
ご飯は何度もしゃもじでパンパン&ぎゅうッぎゅうに詰め込み、
品がないほど盛る。
だって一人だもの。
誰も何も言わないもの。
食事中に立つなんて野暮はしたくないもの。
おかわりしなくてもいい量を盛らないと!
さらに、ひとり占めも夢じゃないすじこんもたっぷり、たっぷり。
ドヤりたいほどの色、艶、照り、たまらん。
どうせ一人だしね、
スプーンも大好きなスプーンを添えちゃうぜ~。
三条の物産展で買ったわずか100円のこのスプーン、
本っっっ当になんてこたない見た目&値段なのに、
すくう部分の大きさや、持ち手の細さ、指にかかる重さや角度、すべてにおいて完璧。
まるで私のために設計されたような使いやすさで、
気づけばこのスプーンを手にとるくらい大好きなんですが、
家族には評判がおよろしくなく、いつもクチポールを出しちゃうっていうね。
でも、私には超絶使いやすく、
クチポールが人間工学ならこのスプーンは私工学。
そして薬味のネギも一人なので贅沢にのせちゃうし、
とぅろッとろな牛すじもたっぷり×たっぷり。
なんせ、前日からコトコト煮込んで→シャトルシェフ→コトコト煮込んで→シャトルシェフの繰り返しですからね!
大根の味しみ度、やばし。
芯の芯までしっみしみ!
それらをスプーンでごっそりすくい、
口いっぱいに頬張れば、
はー、やばうま。
こんなん犯罪級の美味しさやん。
そして私は、すじこん→ご飯→すじこん→ご飯という最高のルーティンを楽しみ、
やっぱり、こう。
すじこんの煮汁をまとった白飯、
んもおおおおおおおおおおおおおお、最ッ高オオオオオオオオオオオオオオ!
甘じょっぱーにピリっとした七味のスパイスも最ッ高オオオオオオオオオオオオオオ!
品がないほど大盛りにした私、正解。
そんなすじこん+ご飯を楽しみつつ、ほかほか湯気のたつ温奴もまたよき。
いつもならお鍋でコトコト炊く温奴も、一人ならレンチンで一瞬。
ちょっとチンのすしぎでスが入っても全然問題なし。
だって一人だから!
一人だもの!
サラダだって一人ですからね。
多少ドレッシングが少なかろうがレタスがデカかろうが、
ぜーーーーんぜん大丈夫!
味噌汁も面倒くさいので作らず、作り置きの甘酢漬けでよし。
甘酢漬けも味噌汁だと思えば味噌汁になる一人ご飯。
いやもう、一人ご飯たまりまへんわ~!
って叫びながら食べるおさつどきっプレミアム塩バター味、たまらん。
これはバターの風味とさつまいもの甘さ、そして塩のしょっぱさが絶妙で、ホント罪の味。
しかも、この甘じょっぱーが心地よすぎて食べる手が止まらず、
どこでやめていいか分からん罪も兼ねた罪深さ。
でも、私はさらに罪を重ねる。
普段は大罪とされるお食事中の携帯も今日は余裕、余裕~!
だって一人だもん、
大人だもーーーーーーん!
(なお、携帯でみるのは安定の航空事故)
そしてそれらを楽しみつつ、
結局ご飯はおかわりした。
なんだかんだで1合半くらい食べたわ。
私の胃袋、底なしか。
でも、ほんの20年前は一人になりたくてなりたくてしょうがなくて。
たとえ1時間でも休みが貰えるなら一人の時間が欲しかったし、
特にご飯は「誰にも邪魔されない環境で一人で作って食べる」ってのに憧れすら抱き、
ひたすらに一人時間を望んでいた自分を思い出しました。
それが願わずとも叶うようになった今、
当時の自分を懐かしく思うと共に、
妙な感慨深さがありました。
きっとこれからは一人でご飯を食べる機会も増えると思うけど、
そしたら20年前の自分を思い出し、
達成感を味わおうと思います。
ご清聴ありがとうございます。
一人ご飯、あなたは楽しめる?
余裕で楽しめる→
なんとも思わない→
寂しい→
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ありがとうございます。ぺこりぺこり。
私は楽しいふりして寂しかったです。
やっぱり一人は寂しかった(´;ω;`)ブワッ
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