最終日は豪華な手巻き寿司②
その①はこちら↓
私たち女性陣は思い思いの手巻きを楽しみ、
さぶろー山はさざえと格闘する最後の手巻き寿司会。
おかん「次は大好きなばい貝にしようかな~。わさびもたっぷりのせよっと!」

おかん「あーーーーーめっちゃおーーいーーしーーいーーーーー!」
ひな「ばあば、ばい貝大好きだもんね。いっぱい食べな^^」(←優しい)
おかん「ありがとう!今日は主役だしね、遠慮なくいただくわ!」
そう言ったおかんは、そのままもうひとつばい貝を包んで食べ、
そして不思議そうな顔をしていた。
おかん「・・・ってか、今日のばい貝、切り落としも切り落としじゃないのもあるじゃん。」
私「うん、今日は両方あるよ。」
おかん「どっちが美味しいか知ってる?」

↑刺身盛りについてきた切り落としじゃないばい貝
↓別で買った切り落としのばい貝

私「切り落とし。」
おかん「そう!そうなの!!最初に切り落としのばい貝食べて、次に切り落としじゃないばい貝食べたら切り落としのほうが断然美味しいの!切り落としなのに!!!」
私「一口で食べるお寿司は一枚ものじゃないとアレだけど(見栄え的な)、途中で噛み切る手巻き寿司は切り落としのほうが食べやすいし美味しいよね。食感もいいし。」
おかん「ひょっとして切り落としって・・・わざわざ買ったの?」
私「わざわざ買ったよ。」
おかん「ごめん。実は今まであんたがケチって切り落としを買ったのかと思ってた。あの野郎、最後の最後までケチりやがって~って。」
【悲報】わざわざ切り落としを探してスーパー3軒もハシゴしたのにただのケチだと思われていた【ひどい】
私「おかんの中にいる私はどんだけケチなの・・・?」
おかん「ケチ界の王。」
じゃ、ケチ界の王はおとなしく大トロのたたきでも食っておきますね。

実はこの大トロ自体いただきものだけど。
おかん「えっ?この大トロいただきものなの?」
私「実はマンゴー1個あげたら大トロになって返ってきた。」
おかん「さすがケチ界の王・・・!我が子ながら貰い物が天才的にうまいわ。」
こうして私はケチ界の王として扱われ、
一方、その頃さぶろー山は・・・

さぶろー山「くそっ・・・さざえの野郎・・・くそっ・・・!」
さざえの蓋、強し。
そして私たちは鬼のいぬ間に食っておけと言わんばかりに、
食べて、

食べて、

食べまくり~!

おかん「蟹味噌おいしーーーーーーーーーーー!」
ひな「私は変わりうに巻きにしたよ~。」

私「あーーーー!その食べ方は絶対美味しいやつーーーー!」
ひな「でしょでしょ。海苔もいいけど大葉で巻いても絶対美味しいと思って~。」
私「でも君は手巻き寿司におけるうにの正しい食べ方を知ってるかい?」
ひな「正しいうにの食べ方・・・?」
私「じゃあ、プロが教えて進ぜよう。よく見て。」
ひな「うんうん。」
私「まず、左手に海苔を持って酢飯を多めにのせ、そしてうにをのせます。」

私「そしたらうにをひと房取り、そっと醤油にくぐらせ、再び酢飯の上に戻します。」
ひな「うんうん。」
私「うにと酢飯をもさっととり、そのまま口に運べばそこは楽園。はーーーーーー最高!」

おかん「・・・海苔の意味は?」
私「皿。」
おかん「ちょっと何言ってるか分かんないけど、でもうには美味しい。特に今日のうには美味しい気がする。いつもより味が濃いし。ひょっとしてこのうに、高かった??」
ひな「あ、それ私も思った。身も全然崩れてないしいつもより美味しい気がする。」
私「今回のうにはとっておきだからね^^」

楽天SS、899円。
ケチ界の王なんでね、いろんな意味で「とっておき」。
そんなことを話しながら食べ進める私たちと、

さぶろー山「くそっ・・・くそっ・・・!俺はもう怒ったぞ!
金輪際さざえは信じねえからな!!!!!!」
やっとこささざえに見切りをつけたさぶろー山は、
そのまま手巻きの地に入り、大トロをパクっと。

さぶろー山「大トロうっまああああああああああああああああ!」
この後、奇跡的に蓋がとれ、
最終的にさぶろー山とさざえは結ばれたようです。
めでたしめでたし。
そんな手巻き寿司を楽しみながら、おかんの好きなトマトのマリネを食べて。

あと、真っ白なとうもろこしも。

去年初めて食べた北海道のピュアホワイトが衝撃の美味しさで、
今年は早々にピュアホワイトを予約したのに、
それを待たずに旅立ってしまうおかん。
さすがに北海道産は無理でしたが、
スーパーで千葉産ピュアホワイトを見つけて買ってきてあげた私は超絶親孝行娘。
おかん「ありがとう、ケチ界の王・・・!私このピュアホワイトの味、忘れないから・・・!
ケチなあんたがいつもなら絶対買わないであろうしじみも最終日の味も忘れない・・・!」

ここだけ切り取って読むと、今生の別れみたいになってるけど、
別におかんは南極とか火星とかに行くわけじゃないです。
普通に日本国内。
そしてこれは食べ物が貰えなくていじけ歩きするコイヌー。

コイヌー、4ケ月半。
最近、耳の周りに飾り毛が生えてきました。
めっちゃほやっほやのやつ(←かわいい)。
そして〆のデザートはやっぱりコレで。

おかん「プーーーリーーーンーーーーーーーーーー!」
ひな「ばあばはプリンが大好きだもんね。」
おかん「私、どこのどんなケーキよりあんたの作ったプリンが好きだから!たっぷり入ったカラメルも、ほろ苦の度合いも、プリンの滑らかさも、とろとろ具合もすべてにおいて世界一!
今日のプリンも最高オオオオオオオオオオオオオオオ!」

おかん「実際私、これを超えるプリンには一生会えないと思うの。」
ひな「でも引っ越したらもう食べれなくない・・・?」
おかん「そうなの!そうなのよ!探せば似たようなプリンはあるかもしれないけど、私が好きなのはこのプリン。こればっかりはどこにも売ってないし、この家じゃないと絶対に食べれないの!!!」
ひな「え、どうするん・・・?」
おかん「泣いちゃう・・・(´;ω;`)ブワッ」
私「大丈夫、方法はある・・・!」
おかん「え、なになに?」
私「自分で作る↓↓↓」
おかん「」
今回作ったのは、とろとろとしっかりの中間くらいのタイプ。
88℃で弱火→IHの2で3分→その後シャトルシェフで50分ってすると、
ほどよくとろとろ&めちゃくちゃ滑らかなプリンが楽しめます。
私「おかんが作るなら温度計とシャトルシェフは必須アイテムだけど、逆にそれさえあれば作れるよ。」
ひな「プリンができるまで・・・家8件くらい焼きそう・・・」
さぶろー山「いや・・・令和版明暦の大火だろ・・・・・」
おかん「・・・でも次の家はIHじゃなくてガスっぽいの・・・」
ひな&さぶろー山&私「ガス?!?!?!」
私たちはせめてもの手向けに・・・と、
「コンロの火をつけたら必ず消すこと」
「料理中に他のことをしない&考えないこと」
「消火器の買い方&使い方」
これらをみっちり教えておきました。

そしてこの晩ご飯を食べた次の日、
おかんは荷物をまとめてこの家を出発・・・
と
言
い
た
い
と
こ
ろ
で
す
が
この家を出たのはおかんだけ。
荷物はまだ9割方残ってます。
というのも、ホントは先月中にすべての荷物をまとめて引っ越す予定だったのですが、
実は彼女、30日まで普通に仕事をしてて、引っ越し作業がなかなか進まず&それに付け加え「友達にお別れを告げてくる」という名目の遊びに忙しく、
そのうちやる気もなくなってすべてが放置され、
結局着の身着のままで本人だけが先に引っ越し。
荷物の引っ越しは1ケ月の猶予期間をもらったので、
今月はちょいちょい帰って引っ越しの荷造りをするそうです。
そして新たなおかんの行き先は、チームメキシコ。
と言っても、メキシコに行くのではなく、
実はチームメキシコの本帰国が決まりまして、
というか実はとっくに本帰国してて、
現在はチームメキシコ改めチーム関西。
今後おかんは、チーム関西の仲間に入ります。
おかんのチーム関西入りは、
とりあえず生活が落ち着くまでのお手伝いや、
1年や2年の期限付き引っ越しなどではなく、
今後はずっとチーム関西。
何十年も続けた仕事を辞め、
じっくり腰を据えて引っ越すので、
老後もずっとチーム関西です。
「えっ?」と思う方も「ほほう」と思う方もいらっしゃるだろうし、
いろいろと思うところもあるかもしれません。
でも大丈夫。
私もいろいろと思うところはあるし、未だ整理しきれていないこともあります。はい。
でも、この話がでたのがちょうど1年前。
この1年の間にいろいろいろいろいろいろいろいろいろいろいろいろいろいろいろいろいろいろいろいろいろいろいろいろいろいろいろいろあって、
私たちも悩んで、喧嘩もして、
やんのかステップはクソほど踏んだけど、
なにせ大殺界の仕事がデキすぎる。
相変わらずなかなかの爆弾を落としてくれます。私の大殺界。
でも、決まったからには、中途半端な気持ちで行くのではなく、
おかんには嫁に行くつもりで、
めちゃくちゃ晴れやかな気持ちでこの家をでてほしいし、
「なにかあったら速攻帰ってくる」ではなく、
「何があっても私はチーム関西と生活をする」という強い意志も持ってほしい。
きっとこの先、はるか様と喧嘩することもぶつかることもたくさんあると思う。
生活習慣の違いに驚くこともあればイラっとすることもあると思う。
でもその時、ここに愚痴を言いに帰ってくるのではなく、
ちゃんと話し合って、何が悪いのかを理解し、
自分の非があれば素直に認めて謝り、
そして本当の家族になってほしいなと思います。
どんなに愚痴を言うほうが簡単でもそこにだけは逃げないでほしい。
家族はその積み重ねでできていくものだから。
そして今後は、
チーム関西と穏やかな日々を送り、
新しい生活と第二の人生をめいいっぱい楽しんでほしいです。
はばたけおかん。
ご清聴ありがとうございます。
はばたけおかん!のお気持ちはこちらをぽちぽちぽちっと。



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ありがとうございます。
最後、めちゃくちゃ手向けの言葉みたいになりましたが、
早速明後日帰ってくるそうです。荷造りに。
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