冬になるとすべてが閉ざされる雪国。
なにをするにも「雪かき」から始めねばならず、
暖房費もかかれば、スタッドレスタイヤ代にママダン(←雪かきダンプ)、ポリスコ(←雪かき用スコップ)、そしてそれを収納する場所代もかかり、
迂闊に外に出ることも叶わない。
雪のない地域と比べたら、何をするにも不利だな。
というのは、ワリと真剣に思ってて、
実際、マジで不利だと思うのだけれど、
すべてを打ち破って大旗を手にした仙台育英には感動しかありません。
お め で と う ご ざ い ま す!
ついに大旗が白河の関を・・・!
これは、普段野球を観ない私ですら、観たし、応援したし、泣いた。
そして監督の挨拶がさらに泣けた。
(まだ観てない方は是非観てみて。歴史に残る名スピーチでめっちゃ泣けます!めっちゃ!)
その感動が冷めやらぬ昨日。
ちょうど日帰りで那須に行く予定だった私たちは、
「せっかくなら白河の関(福島県と栃木県の県境にある場所/ちょうど通り道)を見に行こう!」と、
白河経由で那須を目指すことになり、
早朝、新潟を出た。
ちなみに「白河の関」があるのは、福島県と栃木県の県境。
新潟から200kmほどの場所にあるので、
磐越自動車道に乗って郡山JCTで東北自動車道に入れば3時間かからずに着くのですが、
さぶろー山「ごめん、実は金がない。」
そう、不慮の事故でiPhoneの高額修理(40,000円)+iPhoneを新調せざるを得なかった彼は、
財布にも心にも余裕がなかった。
しかし、私も皿に全力投球をしたばかりで、
高速代を払うほどの余裕はお持ちでない。
私たちはひたすら山道を走り続けた。

曲がりくねった国道49号線(無料)を走り、
大内宿こぶしライン(無料)を抜け、
進めども進めども無料の道は、
進めども進めども山。
一面を緑に囲まれた山道(無料)は、
大変壮大で美しく、
どこを見ても緑に溢れ、
そして酔った。

私「ごめん、白河の関は見たことにするから先に進んでくれるかな・・・」
私たちは白河の関を見たのです。
見た。
(でも、白河近辺の山道が混んでたので、多分私たちみたいな人が多かったんだと思う)
こうして私たちは、5時間半ものドライブをし(ほら、下道だから)(ついでにちょっと迷ったから)、
無事、那須ガーデンアウトレットへ到着。

さぶろー山「よーし、買うぞーーーーーーーーー!」
つい5時間前まで「お金がない」と言い、
事実、高速に乗るお金すらなかったさぶろー山は、
一目散にラルフに走り、パーカーとニットとTシャツを買い、
その足でジャーナルスタンダードを攻め、TシャツとロンTを買い、
さらにTKでシャツとTシャツを購入。

私は首を傾げた。
ついさっきまで高速に乗るお金すらなかった男がなぜこんなに買い物をしているのか、と。
なんとなく嫌な予感がし、
私は恐る恐る聞いた。
私「・・・お金ないんじゃなかった・・・ん・・・?」
さぶろー山「俺、魔法の言葉を知ってるんだ。」
私「魔法の言葉・・・?」
「ボーナス払いっていうんだけどな」
さぶろー山は意気揚々とボーナス払いの素晴らしさを説明してくれた。
が、
ここでちょっと補足させてください。
昔から読んでくれてる常連さんには周知の事実ですが、
実は、さぶろー山は、超現金主義で、
44歳という超絶脂の乗った年でありながら、
支払いは現金一本&ペイペイも知らなければクレカすら持っていない。
そんな彼がクレカを作ったのはつい先々月のこと。
理由は「スマホで漫画が読みたいから」。
はじめてクレカを手にした彼は、
無事にスマホで漫画を読みはじめ、
そして実生活でもクレカを使いはじめ、
そこで誰もが20歳くらいで気付くであろう「クレカの便利さ」に気づいた。
「クレカってめっちゃすごくね?」
「このカードさえあればなんでも買えるんだぜ!」
そしてクレカを使いまくった彼は、
誰もが20歳くらいで泣くであろう「次の月の支払い」に泣き、
そして辿り着いた学びが「ボーナス払い」である。
ちなみにiPhoneもこの言葉で新調している。
確かにボーナス払いは便利だと思う。
支払いまでは数か月もあるし、
手数料もかからない。
手持ちの現金がなくて、
でもそれなりに高額の買い物はしたくて、
手数料は払いたくない。
そんな時にはボーナス払いがぴったりだと思う。
だがしかし、支払いがゼロになるワケではない。
ボーナス払いにしたものは、ボーナス月までずっと残り、
ボーナス月にガツーンと引き落とされる。
ボーナス払いにしたものは覚えておかなければならないし、
なんなら自分で支払う金額を管理する必要がある。
慣れている人には当たり前のことだが、
彼はクレカを持ったばかり。
ピッカピカの一年生である。
さらに、
自分のiPhoneすらロクに管理できない彼に、クレカの支払い管理は難しいのではなかろうか。
いや、無理っしょ。
そう思った私は、即刻ボーナス払いをやめるよう、彼に告げた。
だが、さぶろー山は譲らなかった。
「自分のことくらい自分で管理できる!」
「44歳にもなって自分の管理ができないワケがない!」
「バカにするな!」
と。
私は「絶対やめたほうがいいのに」と思ったけれど、
これ以上言っても喧嘩になるだけなので、
そこで話をやめ、
そして思った。
そこまで言うのなら、見せてもらおうじゃないか。
自分で自分が管理できる様をーーー
(訳:困れバーカ)
そんなことを思った翌日(つまり今日)。
あれほど「自分のことくらい自分で管理できる!」
「44歳にもなって自分の管理ができないワケがない!」
「バカにするな!」と唸った彼は、
自分の車の鍵を失くし、
今、家族全員で探してます。
ご清聴ありがとうございます。
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ありがとうございます。ぺこりぺこり。
「どの口がそれを言うんだろうねえ」と言いながら車の鍵を探すの、とっても楽しいです^^
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