ご訪問いただきありがとうございます。

2014年3月12日、初のレシピ本を出版していただきました!




ご新規様、はじめまして。

常連様、愛してます。

今日もお手柔らかに突っ込んでください。かしこ。



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オムライス丼・焼きかぼちゃ・しらすのっけ奴・フク子のすいか











8月27日(水曜日)。






ようやくやってきた今日、この日。

8月27日水曜日、若干雨。








今日という日がどれだけ待ち遠しかったことか。

どんだけ指折り数え、

どんだけ待ち望んだことか。












夏のボーナス払い引き落とし日。














うん。

いつもだったらこの日が来るのが怖すぎて、

逃げ出したい。

どころか、




永久に来なければイイ。




と、願っちゃう日だけれど。





今年ばかりはね、

待ってました。

待ち望んでました。













タマ代、引き落とし日。











タマの所有権がとれる日♡

やっとうちの子になれました♡



ひゅーひゅーぱふぱふどんどんどん。









(ま、ボーナス払いしたからって、本当に所有権がつくワケじゃないんだけどね。気分的問題ですわい。)














4月に我が家にやって来たかわいいかわいい天使ちゃん。

うちに来たばっかりの頃はさ、

まるで毛ダルマのようで。

あたしの足にも乗っちゃうくらい。

こんなにもちっこかったのに。





毎日元気に遊び、

もしゃもしゃとご飯を食べて、

すくすくと成長して。

こんなにも立派なチワワになりました♡





あたし「あーっ、もう、カワイイカワイイ♡」










4ケ月経った今。

あたしのバ飼い主っぷりは日々増すばかりで、

タマのお座りは、

相変わらずオカシイ。





ええ。

なぜ、足を組むのだ。














このお座り体制のおかげで、

お手をしようとすると、そのまま転がってしまううちの子犬。

(ダックスちゃんにありがちな。あの、片手をあげると「こてーん」ってしちゃうかわいさ満点現象。)




おかげさまで、

お手のひとつもできないまま8ケ月を迎え、

そしてもうじき、9ケ月も迎えちゃうワケだけども、





そんなところもかわいくて。






たまに自分が産んだんじゃないかと錯覚することすらあるわ。
















と。

相変わらずのバ飼い主っぷりですが、

あたしがここまで、異常なほどに、タマを可愛がるのは、

きっと、命の期限というものを知ってしまったから。だと思う。





どんなにかわいくて、

どんなに自分の子だと錯覚しようとも、

命には期限があって。

永遠という時間は訪れず。

あたしとタマが一緒にいれるのは、10年15年の世界。







フランソワがいなくなって、

泣き暮らすだけの毎日を支えてくれたたくさんの方々。

少しずつ元気になったあたしの尻に火をつけてくれた「るぅのおいしいうちごはん」。




製作中は本当に不眠不休で、

正月もなければ、

寝ることすらままならない日々だったけど、

あれはあれでとても充実した時間だったのだなぁ。と思う。






そんな不眠不休の日々が明け、

ふと、立ち寄ったペットショップで見かけたこの子。






ちょうど、校了が終わり、

一週間ほどの時間ができたあの時、

癒しを求めて立ち寄ったペットショップだった。




まるで毛玉のようなふわふわで、

スヤスヤと眠っていたこの子を見て、

かわいいなぁ。

わんこっていいなぁ。

と、思った。





だけれども。

その時はまだ、頭の中にフランソワのこともあり、

飼えば、後々、せつない思いが待っている。

またあんな思いをするのが嫌すぎて、

「いい人に飼われるんだよ」

と、声をかけ、そのままペットショップを出た。





そして、

実生活では、

またまた製作に追われ、(←校了が終わった後もね、何気にやることはあるんです。たんまり。)

そして、その頃ちょうどじーちゃんの具合が芳しくなかったこともあり、

お見舞いに行きつつ、

本を作りつつ、

合間をぬって3ケ月さぼりすぎた家事をして・・・

と、目まぐるしいほどに忙しい毎日を過ごした。





そしてじーちゃんは、

本の発売を待つかのように、

発売直後、

帰らぬ人となってしまったけれど、

生涯牛育てに尽くしたじーちゃんは、

たくさんの方に慕われ、

たくさんの方に送りだしてもらって。

とても誇らしかった。







そんなお葬式から、

なんだりかんだりとバタバタしつつ、

販売店巡りなども兼ねつつ、

ドタバタしつつ・・・

の、生活が落ち着いたのは、

3月の末日。






ちょうど増税前ということもあり、

ひなを連れて買い出しに行った時。

いろいろと疲れてたし、

癒しを求めて立ち寄ったペットショップ。




に、まだいた、あの子。





かわいい顔してるし、すぐに売れてもよさそうだったあの子は、

どうやらお値段もよかったらしく、

売れ残っていた。





あたし「おまえさん、まだ嫁に行ってなかったんかい。」





前回お会いした時は、

眠っている顔しか見せてくれなかったあの子は、

元気に尻尾をふって、

元気に遊んでいた。





あたし「かわいい顔してるのにー、早くいい飼い主さん見つけるんだよー。」





3月の末日。

12月12日生まれのこの子は、すでに3ケ月超え。




ペットショップでの売れ筋月例は、2ケ月~3ケ月。

やっぱり、小さいほうがしつけもしやすいし、

かわいい。





3ケ月も過ぎれば、

お値段もどんどん落とされる。




買い手としては買いやすいお値段に嬉しい反面、

売れ残りという現実は、ちょっとかわいそう。





ひな「ママ、犬欲しいの?」





あたし「うーん・・・・・」





欲しくないと言えば、嘘になるけれど、

欲しいと言っても嘘になる。





あたし「欲しいような、欲しくないような・・・」





まだ、頭の中はフランソワの思い出でいっぱい。

お別れした時のあのせつなさが残っている。





あたし「・・・・・・・・・やっぱり、欲しくないかも。」





ひな「ひなは欲しいけどな~。」





あたし「うーん・・・・・ママはまだ・・・・・フランソワが・・・フランソワ・・・・・・・・・・ううっ。泣」





そしてあたしは、

フランソワとのお別れから1年が過ぎようとしても、まだ泣いていた。












こんな状態ですからに、

犬を飼うなんてことは全く思ってもおらず。

ただただ、

毎日を淡々と過ごしていたのだけれど、

ちょうどさぶろー山のお休みだった日。





いささかお疲れ気味だったさぶろー山の癒しを求め、

ペットショップ巡りに行った。

(当時、我が家の間で「癒し」と言えば、ペットショップだったのです。)








最初は市内のペットショップ。



あっちに行って、こっちに行って、

さらに進んであそこもここも。



北へ、南へ。

東へ西へ。




気づけば、市内を出て、三条までものペットショップを巡り、

ただただ、かわいい子犬たちに癒されたその日。





ふと。





3ケ月を過ぎ、もうじき4ケ月に突入してしまうあの子を思いだし、





あたし「そういや、気になる子犬がいるんだけど、そこも寄ってくれる?」





と。

かわいいクセにいつまでも売れ残ってたあの子に会いに行った。




せっかく会いに行くのだから、いて欲しい気もするけれど、

良縁があって、お嫁に行けていれば、それが一番いい。



そう思ってのペットショップだったけど、

見事、いた。





ちょうどご飯を食べた後だったようで、

ポッコリ膨らんだお腹を出して。

おもちゃを加え、一人遊びの最中だった。





あたし「この子さ、かわいい顔してんだけど、売れ残ってんだよね~・・・」





さぶろー山「へー!かわいいじゃん。この子、出してもらお。」





あたし「えっ?!」





ちょっと待て、ちょっと待て。

ペットショップというものは、

ショーケースという一枚の壁によって、あたし達の理性が守られているワケで、

この一枚のガラスがなくなったら・・・





さぶろー山「すいませーん。この子見たいんですけどー。」





ペットショップのおねーさん「ハーイ♡」





理性が・・・





ペットショップのおねーさん「ささ、どうぞ~♡」





理性が・・・









あたし&さぶろー山「かーわーいーーーー♡」









ぶっとび。









あ、これ、教訓にしたほうがいいです。





出したらオワリ。






理性ぶっとび。

イチコロですがな。






あたし「かわいすぎるーーー。」





ショーケースから出したあの子は、

ちぎれんばかりに尻尾をふって、





あたし「見て見て、尻尾ふってる♡すっげーふってる♡」





そして、なぜか。











さぶろー山「匍匐前進・・・?」











ええ。

普通に歩けず。





ペットショップのおねーさん「この子、すっごいかわいいんですけど、なかなか良縁が見つからなくて。」





さぶろー山「それは・・・・・・匍匐前進しかできないから・・・?」





ペットショップのおねーさん「いやいや、これはお外の世界にびっくりしてて、ちょっと怯えてるんですー。」





さぶろー山「・・・・・・足が悪いとかそんな感じなんですか?」





ペットショップのおねーさん「いやいや、他の場所だと普通に歩けるんですけど、

ここの床、ちょっと滑るので、それもあって、あんな感じなんです。多分。」





さぶろー山「・・・・・・多分・・・・・・」





ペットショップのおねーさん「いや、絶対。」





と、

匍匐前進をやたら気に掛けるさぶろー山と、





あたし「いやいや、かわいい。匍匐前進、かわいい。本当にかわいい。」





完全に心奪われたあたし。





あたし「抱っこしてもいいですか?」





ペットショップのおねーさん「どうぞどうぞ~♡」





久々に触れる温もり。

小さいのに温かくて、

ふわふわしてて。





あたし「ああ・・・あったかい~・・・・・・」





嬉しさと共に、ポロポロとこぼれる涙。





ペットショップのおねーさん「えっ?どっ・・・どうしました?う○ち?う○ちでもした?」





さぶろー山「ああ、この人、泣くのが趣味なんで。」





あたし「・・・・・うん。趣味なんです・・・・・」





どんな趣味よ。





あたし「でも・・・あったかい・・・」





うん。

本当にかわいい。







この時、さぶろー山にどうする?子犬を迎える?

と聞かれたけれど、

頭の中には、まだフランソワがいる。

抱っこした子犬は本当にかわいいけれど、

子犬はタダではない。




ええ。

ちょうどひなの中学校入学も控えていたこの時。

中学校入学は想像以上にお金がかかり、

(あ、これ、本当に想像以上にかかります。しっかり備えといたほうがいいです。)

これからやってくるであろう諸々の費用も踏まえ、

ついでに、大量の皿を買ってしまったことも踏まえ、





あたし「・・・・・・今はまだイイ・・・・・・・・・・」





ええ。

あたしだって遠慮の心くらいは持ち合わせてます。





さぶろー山「じゃー、そろそろ帰るか。」





そうですね。

寂しいけれど、お別れの時。





あたし「・・・・・・どうか良縁がありますように・・・・・・・・」





あたしが飼えずとも、

誰かいい人が見つかりますように。




と、子犬を離し、

帰ろうとしたその時。





子犬「くーん・・・くーん・・・・・・」








子犬がね、あたしを追うんですよ。

匍匐前進で。





あたし「追ってる・・・後追ってる~・・・・」





まだお外の世界が怖くて、

一歩一歩も踏み出せないのに、

ほんの10分抱っこしただけのあたしを。

懸命に追うその姿を見て。










あたし「わーーーーん。泣。」










ええ。

また、泣くんです。

涙も鼻水もどっぼどぼと流して。

(こんなお客さん、ホントに嫌)





ペットショップのおねーさん「ああ。すいませんね。また泣かせちゃって。」





さぶろー山「ああ、彼女、これがト趣味なんで。」





ペットショップのおねーさん「どうです、ご主人。こんなかわいい奥様に子犬のプレゼントはいかがで?」





さぶろー山「はっはっはー。おねーさん、商売上手だねえ。」





ペットショップのおねーさん「ええ。この子ももうじき4ケ月だからね、早く良縁を見つけてあげないと。」





さぶろー山「そうは言っても・・・4ケ月過ぎたらまたプライスダウンするんじゃないの~?」





ペットショップのおねーさん「いやいやいや。この子はすでにプライスダウンしてるんで。もう、無理無理。」





と、泣くあたしの横では、

おねーさんとさぶろー山の見事な攻防戦が行われ、





あたし「ううううう~。泣」





どんだけペットショップで泣いたか分からんあたしは、

帰り際、

子犬を抱いたペットショップのおねーさんに、





ペットショップのおねーさん「これ、ここの電話番号書いてありますんで。」





しかと名刺を渡され、





ペットショップのおねーさん「ご主人!電話一本、いつでもお取り置きできますから!

かわいい奥様に是非。今年は子犬のプレゼントを是非、是非♡」








おねーさんは、実に商売上手であった。

(ホント、お見事。)















で。

今さら言いますけど、これ、長文なんで。

暇な時にでも読んでください。

すっごい長文なんで。
















そして、家に帰ったあたし達は、子犬の話をする。




「かわいかったね」

「匍匐前進だったね」

と。






さぶろー山「どうなの?お前は欲しいの?」





あたし「うーん・・・・・・・・でも、今年はいっぱい使っちゃったしなぁ。」





あれもこれもで大量にお迎えしたイッタラ達。

お迎えしたことを決して悔やんではいないけど、










あたし「ヤフオク・・・・・」





売ろうかとは思った。







さぶろー山「お前が欲しいなら、飼ってもいいんだよ?」





うん。

その言葉はとっても嬉しけれど、

君の知らないイッタラも、まだ、あんねん。




山ほど。










さぶろー山「お金なんてどうにでもなるし、さ。」





そうだね。

君の知らないイッタラもカステヘルミもあるけれど、

もう、この際、そんなことはどうでもいいよね。




ありがとう。










さぶろー山「お金がなかったら、働けばいいだけのことだし。」









君の分まで働くよ。



うちの旦那、ホント、カッコいいと思いません?











さぶろー山「まぁ、お前もずっと頑張ってたし。お前お祝いってのもあるし。」





さぶろー山お前の気持ち次第だからね。」





そうだね。

お金は最悪、どうにかなるとしても、





あたし「フランソワ・・・・・・」





心だけはどうにもならない。





初めて飼ったわんこ。

14年という短い時間だったけど、

いつもいつもそばにいてくれたフランソワ。



結婚、妊娠、出産・・・と、

あたしの人生3大イベントを、ずっと隣で見守ってくれたフランソワ。




いろんな思いが深すぎて、

新しいわんこを迎えても、フランソワと同じように可愛がれるのか。

同じように愛してあげれるのか。





そして、最後の時を共に迎える強さはあるのか。





あたし「・・・・・・・・・・・・・・」






それと同時に、

あんなに悲しんだくせに、

たった一年たらずで新しい子を迎えることは、

申し訳ないような気もする。













答えもでず、

うつむき考えるあたしに、

さぶろー山が言葉をかける。





さぶろー山「お前は、お別れのことを思っているんだろうけど、わんこ達はな、みんな10年15年の寿命。

それは、誰しも絶対に変えられない。」





さぶろー山「ペットショップにいたあの子だって、今は子犬でも、10年たてばおばあちゃん。

15年後には生きているか分からない。それはしょうがない。」





さぶろー山「だけれども、その10年15年しか生きれない中で、どんな色を添えるかは、飼い主の仕事。」






さぶろー山「あの子が誰に飼われるか分からないけど、

たった10年15年しかない寿命の中で、どれだけの喜びを与えてあげれるかは、飼われる人にかかってる。」





さぶろー山「お別れの時は寂しいけど、旅立つ時、

飼われた人がこの人でよかった。幸せだった。

って、思ってもらえるよう、精一杯、一緒に過ごしてあげればいいんじゃないかと俺は思う。」














さぶろー山「そして、それが、お前ならできる。



















この言葉を聞いて、何かがふっきれたあたしは。

次の日、まんまと、子犬を迎えに行き、

商売上手なおねーさんは、バカ喜びしていたけれど、

一円たりともまけてくれなかった。

(ゆえに、マスターカード夏のボーナス払い。)
















悩んで、悩んで、お迎えした子だったけれど、

ずっと死んだようだった我が家に明かりが灯り、

毎日こうして笑って過ごせるのは、

この子のおかげ。






たった10年15年しかない命。

寂しいことだけれど、どうしても変えられない事実。




それを思えば、

もっともっと大事にしてあげようと思うし、

許される限りの時間、

一緒に過ごしてあげたい。




だって、

あたし達は、

本を読んだり、ごはんを作ったり、

旅行にいったり、映画を見たり・・・

と、いろんな楽しみ方があるけど、

この子達にとっては、

あたし達、飼い主と一緒にいることが。

それだけが、幸せなのだから。














そして、あたしは、

毎日タマに言い聞かせる。







「どんなにおバカさんでもいいから、長生きするんだよ。」

と。





「いっぱいいっぱい大切にするから、できる限り、傍にいてね。」

と。

まだまだ8ケ月の子犬。

これからも、元気いっぱい、すくすくと育ってくれればいいなぁと思います。










ご清聴ありがとうございます。

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ありがとうございます。ぺこりぺこり。深イイ。






という、長文を書きすぎて、晩ごはんが途中になってることは、スルーしてください。

てへ。