
プリン(シャトルシェフ版)
大変お待たせいたしました。

/プリン\ でございます。
私がシャトルシェフで最もよく作る配合で、
加熱時間によって、
とろ~りタイプにも↓

しっかりタイプにも↓

どちらでもイケちゃう万能配合。
味は、ほどよく濃く、ほどよくリッチで、ほどよく卵感がある欲張り配合。
できるだけ詳しく書いてくれ。と言われたので、
教本ぐらいに書いておきますね。
サラっと見たい方は、後でサラっと版をUPするのでそちらをどうぞ(予定は3日後)。
あと、シャトルシェフじゃなくてもできます(加熱時間は各ご家庭で調整を)。

【材料】
■カラメルソース
◎
◎水・・・大さじ1
お湯・・・大さじ3
■プリン
卵黄・・・1個
全卵・・・2個
〇牛乳・・・320g
〇生クリーム・・・80g
〇
〇
【作り方】
下準備:卵は室温に戻しておく。プリンの蓋用アルミホイルは切っておく。

卵が冷たいと加熱時間が変わるので、できれば室温に戻してください。アルミホイルも後で
1:鍋やフライパンに◎印を入れ、中火にかける。
■スタート

最初の1分は特に変化なし。火加減はIHの5です。
■1分後

1分ぐらい経つと、中央から少しずつ泡がでてきます。
■2分後

泡のサイズが大きくなり、大きな泡が全体にぼっこぼことでてきます。
■3分後


泡のサイズが少し小さくなり、火のあたりが良い場所からうっすら色づいてくるので、フライパンをゆすって色を均一に(色づいてくると展開が早い)。
■3分30秒後

だんだん色が濃くなってくるので、フライパンをゆすりながら加熱を続けて(火加減は中火のまま)。
■4分後

全体が赤褐色になったら、火からおろしてお湯を入れ、間髪入れずに蓋を!(お湯を入れると、カラメルがめっちゃはねるので、すぐに蓋を。間髪入れずに蓋を!)
そして、お湯を入れると、バチバチバチという爆音がしますが、そういうものなのでびっくりなさらず。蓋をとるとカラメルがはねるので、この状態で音が収まるのを待ってください。

2:弱火にかけ、スプーンで混ぜながら加熱する。全体が馴染めばOK。

3:瓶に等分に入れる。

カラメルソースは冷やさなくてOK。このままの状態でよいです。
4:ボウルに卵黄と全卵を入れ、箸や泡だて器などでほぐす。

この時、決して泡立てないこと。泡だて器でガチャガチャすると泡立ってしまうので、泡だて器を立て、ゆっくり白身を切るイメージで混ぜるとよい感じに。
5:鍋に〇印を入れ、混ぜながら中火にかけ、70℃(周囲がふつふつっとするくらい)になったら火からおろす。

ここで沸騰させると、卵と混ぜ合わせた時MOROMOROになるので、気を付けて。
6:4の卵に少しずつ入れ、泡立てないように混ぜ合わせる。

一気に入れると卵がMOROMOROになるので、少しずつ。半分くらいまで入れたら残りは一気に入れてOK。そしてここから先は、もたもたしてるとプリン液の温度が下がってしまうので、できるだけ急ぎ足で。
7:ザルで濾し、茶こしで濾す。


最初から茶こしで濾すと詰まる可能性があるので、ザル→茶こしの順で2回濾す。
8:瓶に等分に注ぐ。

勢いよく注ぐと泡立ってしまうので、注ぐ時は静かに。万が一表面に泡が浮いていたら、スプーンですくいとるか、パストリーゼを一吹きするか、チャッカマンで軽く炙ればOK(←火を近づければ泡が消えます)。
9:アルミホイルで蓋をする。

10:鍋に布巾を敷き、水を2cmほど入れる。

布巾を敷くのは、火のあたりをやわらげるタメ(布巾があるだけでスが入りにくい)。
11:布巾の上にプリン瓶を並べ、中火にかける。ふつふつっとしたら蓋をして弱火にし(IHなら2)、とろとろタイプなら3分加熱、しっかりタイプなら弱火で3分(IHなら2)、極弱火で4分(IHなら1)加熱する。


温度計をお持ちなら、鍋のお湯が85~90℃になったら弱火に。温度計がない場合は、鍋底から小さな泡がでてきたらだいたい80℃、大きな泡がポコっとでてきたらだいたい90℃なのでこれを目安に。
12:シャトルシェフ(保温鍋)に入れ、とろとろタイプなら40分、しっかりタイプなら1時間置く。

とろとろタイプの蒸しあがりはこんな感じ↓

瓶を傾けると、表面は膜があってふるふる揺れるけど、ギリギリ中身は出ず、留まってるくらい。
しっかりタイプの蒸し上がりは、さほど表面が揺れず、瓶を傾けても形状を保ってるくらい。

13:氷水にあてて粗熱をとり、蓋をして冷蔵庫で一晩~冷やす。

粗熱をとる時に蓋をしたままだと、蒸気がプリンの上に落ちちゃう(=表面が残念な仕上がりに)ので、粗熱をとる時は必ず蓋をはずして。粗熱が取れたら蓋をして冷蔵庫へ。
プリンできあがり。

めちゃくちゃ詳しく書いてほしいと言われたので、
めちゃくちゃ詳しく書いたんですが、
さらに詳しく書かせていただくと、
5で牛乳類を温める時の温度は68~70℃。
6で卵と混ぜた時の温度は57~59℃。
8で瓶にに注いだ時の温度は54~56℃となり、
この状態で鍋に入れての加熱時間となります。
じゃあ、温度計がないとプリンは作れないかというと、
そんなことは全くなく、
温度計がなくてもプリンは作れます(レシピ内に目安を書いておいたので、そちらを参考に)。
ただ、温度計があると、プリンが温度で管理できるので、
いつ作っても同じ味&失敗することがない。
そして、作るのも楽です。
何気にプリンは温度が命。
ホントになくてもできますが、
もし温度計を買うなら、これがめちゃくちゃおすすめです。

cottaさんにお試しさせてもらった赤外線温度計。
材料に触れることなく、スイッチひとつで温度が計れて、めちゃくちゃ早い&便利なうえ、
オリジナル商品なのでお値段格安&赤外線温度計でこのお値段は他にない。
イチイチ洗わなくていいのも魅力的で、個人的にすっごいおすすめ(←ホントいいよ!)。
とは言え、今でこそ「愛用:赤外線温度計」に昇格しましたが、
元々使ってる温度計は、昔ながらのガラス棒タイプ。
棒は棒の良さがあって私はすごく好き。丸洗いできるとこが最高好き。

このタイプなら100均にも売ってるはず。
温度計は一本持ってると便利で、
安定した料理を作らせてくれる神アイテム。

あと、生クリームは35%でも42%でも48%でも。
48%とか使うと、舌触り滑らか~なすごいリッチなプリンができるけど、
うちは35%を使うことが多いです。
予算の問題です。
そして、シャトルシェフは、ゆっくり火を入れることができるので、
プリンの天敵「ス」が入りにくいのも嬉しい。

これはとろ~りタイプ(スなし)↑
これはしっかりタイプ(スなし)↓

シャトルシェフってこんなお鍋↓

うちのシャトルシェフはこのサイズ。
そしてこの画像は私が撮ったヤツで、ここに映ってるプリンも実はこの配合。
とろ~りタイプのとろとろ具合はこんな感じ↓

少し固めのクリームみたいな感じで、口の中でとろっととろけます。多分飲める。
しっかりタイプのしっかり具合はこんな感じ↓

ちゃんとスプーンですくえる固さ。
とろ~りタイプと比べたらしっかり食感ですが、
固めを名乗るには柔らかく、柔らかめを名乗るには固く、
固めでも柔らかめでもないその中間ぐらいの食感。

うちでは「ちょうどいいプリン」って呼ばれてます。
あと、使う砂糖は「グラニュー糖」がおすすめです。
(上白糖でもできないことはないんですが、
上白糖のほうが甘いというか、甘さのレベルが高いというか、ガツーンとした甘さがあるので、
全体的に甘ったるくなり、特にカラメルはめちゃくちゃ濃いです。ホント甘い)

と、ここまでアレコレ書きましたが、
プリンは技術というより、温度と慣れ。
一度感じをつかめば一生ものなので、
何度も何度もチャレンジしてみてください。
ファイト!
ご清聴ありがとうございます。
読んだよー。のしるしにこちらをぽちぽちぽちっと。



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ありがとうございます。ぺこりぺこり。
最初の「ス」はご愛敬。
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