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美味しいには理由がある! うちごはんのゆる基本
価格/1,300+税 →こんな本です①。/こんな本です②。

(これは今年の母の日に一番娘からもらった粒うに/嬉しい)
母の日の贈り物ってどうしてる?
ご存じ、我が家はめっちゃ適当で、
気分の向いた年だけ、あげたいものをあげて、
気分の向かなかった年は、スルーを決め、
何事にもこだわらず、自由に行う。
という、自分の気持ちに正直すぎるスタイルを貫いています(←これが適応されるのは私からおかんへの母の日のみ)。
なので、今年の「母の日」ではなく「母の月」っていう取り組みは超ーーーありがたくて!
実際、GWが終わってすぐの日曜日って、絶対疲れてるし、
気持ちにゆとりがなければ財布にゆとりもないし、
もうちょっと余裕が欲しいな、と思ってたので、
個人的には来年もしてほしい取り組み。
できれば一生そうしてほしい。
とは思うけども、
自分の親はそれでよくとも、そうはいかない場合もありますね。
「嫁」という立場もありますからね。ええ。
さすがの私も、そこはなあなあにせず、
軽いなあなあぐらいに留めてるんで(でも、なあなあ)、
毎年、お花を贈ってたんですね。
ほら、母の日にありがちな4,000円くらいのヤツ。
もちろん、毎年同じじゃつまらんだろうから、
花束の年もあれば、アレンジメントの年もあり、鉢植えの年もあるワケですが、
ある日義母様から「枯れるのが勿体ない」というご意見を賜り、
花束がなくなり、アレンジメントがなくなり、ここ数年は鉢植えのローテーション。
カーネーション、ベコニア、寄せ植え・・・と、数々の鉢植えを贈ること数年、
中でも一番評判がよかったのが「ちょっと大きめの紫陽花」。
ならば今年も紫陽花にしよう。と思い、
念のため義母様に聞いてみたところ、
まさかの、紫陽花は間に合ってます宣言。
義母様「もう植える場所がないのよねえ・・・」
確かに、うちのおかんぐらい枯らすことに長けている方なら死ぬまで紫陽花が贈れるけど、
義母様のようになんでも元気に生育させてしまう方なら、
5年も贈れば無理ですわ。
庭が紫陽花まみれになりますわ。
あたし「じゃあ、今年は欲しいものにしましょうか?何か欲しいものとかないですか??」
義母様「うーん・・・そうねえ・・・欲しいもの・・・欲しいものかぁ・・・」
あたし「今年はお誕生日プレゼントもまだだったし(義母様の誕生日は4月末)、
そっちもどうしようか迷ってたので、ちょっと高めのものでもいいですよ~!」
義母様「じゃあ、バッグが欲しいなぁ。」
聞けば、今までは皮のバッグを持ってたけど、
年をとったらそれが億劫になり、ザブザブ洗えるバッグが欲しい。と。
皮じゃない素材の、軽いバッグが欲しい。と。
そうか、バッグか、がってんだ!
と、電話を切ったものの、
よくよく考えれば、バッグも趣味がある。
私のセンスで選んでいいなら大喜びで選ばせてもらうけれど、
私のセンスと義母様のセンスは天と地ほどの差がある。
第一、私の欲しいバッグはコレである。

どう考えても義母様の欲しいバッグとは思えない。
(でもこのバッグ、すごいかわいくて、ずっと見てる・・・ずっと見てる・・・給付金で買おうか迷うくらいには欲しいけどでも値段・・・)
はてまて・・・と思いつつ、
「母の日 バッグ」で検索したり、
楽天見たり、三越伊勢丹オンラインストア
見たりしたものの、
どうにもしっくりくるものがなく、
どうしよう、どうしようと悩んでいる間に母の日は終わり、
1日が過ぎ、2日が過ぎ、1週間が過ぎ、10日が過ぎ、
さすがにやべえ!と思った私は、
あたし「よし、さぶろー山、行け!」
さぶろー山を派遣した。
あたし「義母様と一緒に買い物行って、バッグ選んできて。欲しいものがあったらそれを買ってあげて。一緒に選んでくるだけでいいから。お昼は好きなものを食べていいから。ありがとう。大好き。」
一見、自分はドロン&面倒事を夫に押し付けたように思えるかもしれないけど、
その通りでございます。
ダメな嫁で申し訳ございません。
とは言え、さぶろー山と言えば、世界屈指のダメ夫(有名すぎるくらい有名なダメ夫の話①←4話+後日談編成で二度目もあります/最悪)。
たいしたものを選ぶワケがないし、
どこに行っても3分で帰ろうコールをするような男ですから、
さして期待もしていなかったのだけれど、
さぶろー山か帰るなり義母様から電話。
出るなり、
「今日はありがとう!すっごく素敵な母の日だったわぁ!」
と、大変お悦びの様子。
あら、そんなにいいバッグが見つかったのかしら?と思えば、
義母様「実はね、あの子と買い物に行くなんて何十年ぶりか分からなくて・・・いや、2人でイオンを歩くこと自体(←2人でイオンに行ったらしい)、初めてで・・・!」
義母様「大人になってからは2人で出かけることもなかったし、まさか今さら息子と2人で買い物ができるなんて思わなくて!おかげですっごくいい思い出になったわぁ。気を利かせてくれてありがとうね。本当に嬉しい!最高の母の日だったわ!」
嬉しいのは「息子と買い物に行けたこと」だったという。
あたし「なるほど、それならよかったです!喜んでもらえて私も嬉しい。」
自分じゃ選べず息子を派遣したとは口が裂けても言えません。言いません。
あたし「でも、きっと急かしただろうし、いっぱい歩かせましたよね。疲れさせてすみません。」
義母様「いやいや、そんなことなかったわよ!事前に私の好きそうなお店はスマホで調べてくれてて、
少しでも無駄に歩かなくて済むようにって配慮してくれてね。
私がゆっくり選んでも急かすこともなく、飽きずに最後までちゃーんと付き合ってくれて。
帰りは荷物まで持ってくれて、すごく嬉しかったわぁ。」
まぁ、ここだけの話。
たとえビールを1ケース買おうが、米を30kg買おうが、持ち帰るのは常に私一人ですし、
出発から帰宅、なんならその後の後片付けまでぜーーーーーんぶ私一人ですし、
いつもは、入店3分で「帰ろ」コールとか始まりますけど、
義母様のタメなら、重い荷物も持てて、
共にゆっくり見て歩くこともできて、
3分で始まる帰ろコールも店を出るまで発令されなくて、
飽きずに最後まで付き合ってくれるみたいで、
いやあああああああああああよかったな!と。
実際、義母様は今にも踊りそうなくらい「大・歓・喜!」だし、
嫁にはできないエスコートも義母様にはできることが分かり、
ああ、よかったな。と。
今年の母の日は成功だな。と。
なーんてことを思っていたら、
次の日、義母様からひな用の浴衣(わざわざ選びに行って買ってくれたらしい/母の日の御礼らしい)が届き、
心底嬉しかったことが伺えました。
奥様、
母の日に贈るべきものは「息子」ですよ。
息子を贈れ!
そんなこんなで、今年はこの20年間で最も喜ばれた母の日となったワケですが、
ここでひとつだけ問題が残ります。
そうです、そうです。
「バッグ代」という問題が残されております。
もちろん、私は1円も渡さずに派遣してますし、
さぶろー山は当たり前のようにバッグ代を請求してきましたが、
「義母様、めちゃくちゃ喜んでたね。あんなに喜んでる義母様見たの、私、初めて!」
「親に親切にできるっていいよね。親に感謝されるっていいよね。なかなかいないよね。」
「来年は伊勢丹とかいいんじゃない?お義母さん、もっと喜びそう!」
「親に伊勢丹で買い物させてあげるとか漢の中の漢って感じ!超カッコイーーーーーーーー!」
ってのを3日ぐらい言い続けたら、
なんも言わなくなり、
来年は義母様とお伊勢丹に行くそうです。万歳。
ご清聴ありがとうございます。
万歳!のお気持ちはこちらをぽちぽちぽちっと。
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ありがとうございます。ぺこりぺこり。
母の日の贈り物は「息子」。最高。
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美味しいには理由がある! うちごはんのゆる基本

(これは今年の母の日に一番娘からもらった粒うに/嬉しい)
母の日の贈り物ってどうしてる?
ご存じ、我が家はめっちゃ適当で、
気分の向いた年だけ、あげたいものをあげて、
気分の向かなかった年は、スルーを決め、
何事にもこだわらず、自由に行う。
という、自分の気持ちに正直すぎるスタイルを貫いています(←これが適応されるのは私からおかんへの母の日のみ)。
なので、今年の「母の日」ではなく「母の月」っていう取り組みは超ーーーありがたくて!
実際、GWが終わってすぐの日曜日って、絶対疲れてるし、
気持ちにゆとりがなければ財布にゆとりもないし、
もうちょっと余裕が欲しいな、と思ってたので、
個人的には来年もしてほしい取り組み。
できれば一生そうしてほしい。
とは思うけども、
自分の親はそれでよくとも、そうはいかない場合もありますね。
「嫁」という立場もありますからね。ええ。
さすがの私も、そこはなあなあにせず、
軽いなあなあぐらいに留めてるんで(でも、なあなあ)、
毎年、お花を贈ってたんですね。
ほら、母の日にありがちな4,000円くらいのヤツ。
もちろん、毎年同じじゃつまらんだろうから、
花束の年もあれば、アレンジメントの年もあり、鉢植えの年もあるワケですが、
ある日義母様から「枯れるのが勿体ない」というご意見を賜り、
花束がなくなり、アレンジメントがなくなり、ここ数年は鉢植えのローテーション。
カーネーション、ベコニア、寄せ植え・・・と、数々の鉢植えを贈ること数年、
中でも一番評判がよかったのが「ちょっと大きめの紫陽花」。
ならば今年も紫陽花にしよう。と思い、
念のため義母様に聞いてみたところ、
まさかの、紫陽花は間に合ってます宣言。
義母様「もう植える場所がないのよねえ・・・」
確かに、うちのおかんぐらい枯らすことに長けている方なら死ぬまで紫陽花が贈れるけど、
義母様のようになんでも元気に生育させてしまう方なら、
5年も贈れば無理ですわ。
庭が紫陽花まみれになりますわ。
あたし「じゃあ、今年は欲しいものにしましょうか?何か欲しいものとかないですか??」
義母様「うーん・・・そうねえ・・・欲しいもの・・・欲しいものかぁ・・・」
あたし「今年はお誕生日プレゼントもまだだったし(義母様の誕生日は4月末)、
そっちもどうしようか迷ってたので、ちょっと高めのものでもいいですよ~!」
義母様「じゃあ、バッグが欲しいなぁ。」
聞けば、今までは皮のバッグを持ってたけど、
年をとったらそれが億劫になり、ザブザブ洗えるバッグが欲しい。と。
皮じゃない素材の、軽いバッグが欲しい。と。
そうか、バッグか、がってんだ!
と、電話を切ったものの、
よくよく考えれば、バッグも趣味がある。
私のセンスで選んでいいなら大喜びで選ばせてもらうけれど、
私のセンスと義母様のセンスは天と地ほどの差がある。
第一、私の欲しいバッグはコレである。

どう考えても義母様の欲しいバッグとは思えない。
(でもこのバッグ、すごいかわいくて、ずっと見てる・・・ずっと見てる・・・給付金で買おうか迷うくらいには欲しいけどでも値段・・・)
はてまて・・・と思いつつ、
「母の日 バッグ」で検索したり、
どうにもしっくりくるものがなく、
どうしよう、どうしようと悩んでいる間に母の日は終わり、
1日が過ぎ、2日が過ぎ、1週間が過ぎ、10日が過ぎ、
さすがにやべえ!と思った私は、
あたし「よし、さぶろー山、行け!」
さぶろー山を派遣した。
あたし「義母様と一緒に買い物行って、バッグ選んできて。欲しいものがあったらそれを買ってあげて。一緒に選んでくるだけでいいから。お昼は好きなものを食べていいから。ありがとう。大好き。」
一見、自分はドロン&面倒事を夫に押し付けたように思えるかもしれないけど、
その通りでございます。
ダメな嫁で申し訳ございません。
とは言え、さぶろー山と言えば、世界屈指のダメ夫(有名すぎるくらい有名なダメ夫の話①←4話+後日談編成で二度目もあります/最悪)。
たいしたものを選ぶワケがないし、
どこに行っても3分で帰ろうコールをするような男ですから、
さして期待もしていなかったのだけれど、
さぶろー山か帰るなり義母様から電話。
出るなり、
「今日はありがとう!すっごく素敵な母の日だったわぁ!」
と、大変お悦びの様子。
あら、そんなにいいバッグが見つかったのかしら?と思えば、
義母様「実はね、あの子と買い物に行くなんて何十年ぶりか分からなくて・・・いや、2人でイオンを歩くこと自体(←2人でイオンに行ったらしい)、初めてで・・・!」
義母様「大人になってからは2人で出かけることもなかったし、まさか今さら息子と2人で買い物ができるなんて思わなくて!おかげですっごくいい思い出になったわぁ。気を利かせてくれてありがとうね。本当に嬉しい!最高の母の日だったわ!」
嬉しいのは「息子と買い物に行けたこと」だったという。
あたし「なるほど、それならよかったです!喜んでもらえて私も嬉しい。」
自分じゃ選べず息子を派遣したとは口が裂けても言えません。言いません。
あたし「でも、きっと急かしただろうし、いっぱい歩かせましたよね。疲れさせてすみません。」
義母様「いやいや、そんなことなかったわよ!事前に私の好きそうなお店はスマホで調べてくれてて、
少しでも無駄に歩かなくて済むようにって配慮してくれてね。
私がゆっくり選んでも急かすこともなく、飽きずに最後までちゃーんと付き合ってくれて。
帰りは荷物まで持ってくれて、すごく嬉しかったわぁ。」
まぁ、ここだけの話。
たとえビールを1ケース買おうが、米を30kg買おうが、持ち帰るのは常に私一人ですし、
出発から帰宅、なんならその後の後片付けまでぜーーーーーんぶ私一人ですし、
いつもは、入店3分で「帰ろ」コールとか始まりますけど、
義母様のタメなら、重い荷物も持てて、
共にゆっくり見て歩くこともできて、
3分で始まる帰ろコールも店を出るまで発令されなくて、
飽きずに最後まで付き合ってくれるみたいで、
いやあああああああああああよかったな!と。
実際、義母様は今にも踊りそうなくらい「大・歓・喜!」だし、
嫁にはできないエスコートも義母様にはできることが分かり、
ああ、よかったな。と。
今年の母の日は成功だな。と。
なーんてことを思っていたら、
次の日、義母様からひな用の浴衣(わざわざ選びに行って買ってくれたらしい/母の日の御礼らしい)が届き、
心底嬉しかったことが伺えました。
奥様、
母の日に贈るべきものは「息子」ですよ。
息子を贈れ!
そんなこんなで、今年はこの20年間で最も喜ばれた母の日となったワケですが、
ここでひとつだけ問題が残ります。
そうです、そうです。
「バッグ代」という問題が残されております。
もちろん、私は1円も渡さずに派遣してますし、
さぶろー山は当たり前のようにバッグ代を請求してきましたが、
「義母様、めちゃくちゃ喜んでたね。あんなに喜んでる義母様見たの、私、初めて!」
「親に親切にできるっていいよね。親に感謝されるっていいよね。なかなかいないよね。」
「来年は伊勢丹とかいいんじゃない?お義母さん、もっと喜びそう!」
「親に伊勢丹で買い物させてあげるとか漢の中の漢って感じ!超カッコイーーーーーーーー!」
ってのを3日ぐらい言い続けたら、
なんも言わなくなり、
来年は義母様とお伊勢丹に行くそうです。万歳。
ご清聴ありがとうございます。
万歳!のお気持ちはこちらをぽちぽちぽちっと。



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ありがとうございます。ぺこりぺこり。
母の日の贈り物は「息子」。最高。
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