さて。
久々に旦那を極刑に処したいと思った一昨日の夜。
食べ物の恨みはコワイと言うけれど、
実際、食べ物の恨みは甚大。
塩キャラメルバターパン(ひなの優しさ入り)の恨み、許すまじ。
とは言え、妻歴16年、さぶろー山歴17年。
こんだけ長い時間生活を共にし、
お互いがお互いを知り尽くしておきながら、
さぶろー山の本質を見抜けなかったあたしも悪い。
その気になれば、ご飯を一切作らず、
主婦業を放棄することだってできるけれど、
今回は自分の非を認め、
ひとつ大人になって!
大きな大きな心で接することにした昨日の夜。
さぶろー山「今日の晩ご飯、なにー?」
と、
いつものように、さぶろー山から帰るコールと称した晩ご飯の催促電話がきた。
あたし「今日の晩ご飯はコース料理だよ~!」
いつものように接することを決めたあたしは、
満面の笑顔で答えた。
さぶろー山「えっ?マジ?!」
さぶろー山は驚きを隠せないようだったけれど、
奇しくも前日に肉の買い出しをしていたあたし。
あたし「うん。昨日、お肉いっぱい買っちゃったし、今日はコースにしてみたんだ~。」
今日はコース料理。という豪華さを主張した。
さぶろー山「じゃ、お肉でる?お肉ある??」
あたし「前菜からサラダ、スープと続くけど、メインはお肉だよ~。」
さぶろー山「じゃっ、今すぐ帰るね!超速で帰るから!!!」
別に帰宅時間が5分10分遅くなったからと言って、
コース料理が逃げるワケではないのだけれど、
よほど嬉しかったのであろう。
さぶろー山は、いつもより10分ほど早く帰宅した。
さぶろー山「コース!コース!コース料理だして~!」
と、大喜びでテーブルについたさぶろー山。
あたし「じゃ、前菜からいくね。」
さぶろー山「コース!コース!俺のコース料理!」
あたし「では、前菜でございます。」

さぶろー山「へー!前菜が目玉焼きなんだ!おもしろーい!」
あたし「目玉焼きだけど、ちゃんと前菜の味だよ♡」
さぶろー山「ホントだ!前菜っぽい!」
あたし「でしょでしょ?前菜だからね。前菜の味付けにしてるんだー。」
さぶろー山「へー!なかなかやるな。目玉焼き自体もすげー味がいい!これ、おかわりしたいかも。」
あたし「でも、コースだからね。まだまだでるよー。」
さぶろー山「マジで?じゃ、どんどん出して!」
あたし「次のお皿も出すねー。」
さぶろー山「オッケーオッケー!」
あたし「サラダでございます。」

さぶろー山「えっ・・・?サラ・・・ダ・・・???」
あたし「サラダだよ♡」(にっこり)
さぶろー山「サラダ・・・というより、目玉焼き・・・???」
あたし「サラダだよ♡」(にーっこり)
さぶろー山「サラダにしては野菜がないっつーか、サラダより大きな存在感っつーか・・・」
あたし「サラダだよ♡」(にーーーーーっこり)
さぶろー山「ま・・・まぁ、俺、野菜嫌いだしな。うん。すごい俺らしいっていうか、俺にぴったりなサラダだよな・・・うん・・・目玉焼き、オイシーな・・・」
あたし「次はメインかスープ、どっちでもいいけど、どっちにする?」
さぶろー山「メイン・・・が、たまごってことは・・・ないよな・・・」
あたし「メインは肉か魚から選べるけど?」
さぶろー山「肉!肉肉肉!肉でお願いします!」
あたし「メインの肉でございます。」

さぶろー山「メ・・・イン・・・・・?」
あたし「メインは、俺のハンバーグステーキ~ひっそり目玉焼き添え~でございます。」
さぶろー山「いや・・・ひっそりっつーか・・・主張しすぎじゃね・・・?」
あたし「でも、ハンバーグだよね。」
さぶろー山「・・・・・・・・・・・」
あたし「ハ ン バ ー グ。だよね?」
さぶろー山「・・・・・・ハンバーグ・・・・・な気がします・・・」
あたし「ちなみに、次はパンかライスか選べて、どっちにしてもお肉がついてくるけど、どっちがいい?」
さぶろー山「・・・・・お肉という名のたまごじゃなくて?」
あたし「いや、正真正銘のお肉付き。」
さぶろー山「じゃ、ライス。」
あたし「ライスでございます。」

さぶろー山「え。」
あたし「ホワイトライスとタコミートのせせらぎ~ひっそり目玉焼き添え~でございます。」
さぶろー山「なんか、これ、ご飯の量とかおかしくない?なんでご飯がこんなちょっとなのに、目玉焼きが大きいの?ひっそりとか言って、全然ひっそりしてないし、前菜もサラダもメインも全部目玉焼きだし、しかもこのご飯、昨日の夜も食べたヤツ!」
あたし「でも、パンかライスか聞かれてライスって答えたよね?選んだの、自分だよね?」
さぶろー山「選んだけど・・・!俺が選んだけど・・・!」
あたし「じゃ、パンも食べるなら出すけど?」
さぶろー山「じゃ、パンだったら何がでたの?」
あたし「コッペパンとタコミートの共存~ひっそり目玉焼き添え~だよ。」
さぶろー山「・・・・・・・・・・」
あたし「どうする?パンも食べる?」
さぶろー山「もーいい!スープにして!スープに!!!」
あたし「スープでございます。」

さぶろー山「・・・・・・・・」
以上、
塩キャラメルバターパン(ひなの優しさ入り)の恨み、許すまじコース料理終了。
ご清聴ありがとうございます。
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ありがとうございます。ぺこりぺこり。
P・S 弁当にも目玉焼き入れてやった。

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