
万全の態勢を敷いたつもりで、数々のトラブルに見舞われた我が家の受験記録です。
序章はここ→
1章はここ→
2章はここ→
2.5章はここ→
3章はここ→お受験物語 ー3章ー
今日は4章で、衝撃の告白編。
1時間ほど眠っただろうか。
目覚めたら、外の景色がすっかりと変わっていた。
あたし「・・・真っ白だねえ・・・」
たった1時間の間に、家の周りを白く染めるほど積もった雪。
真っ白になった庭を見てつぶやくと、
さぶろー山「ひなの答案も真っ白じゃないといいけどな。」
冗談でもやめて。
本当にあり得そうなこと、言わないで欲しい。
そのまま、あたしは何をするワケでもなくお迎えまでの時間を過ごし、
さぶろー山は嬉々と領地拡大(三國志の)に勤しむ時間を送り、
あたし「ちょっと早いけど、そろそろお迎えに行こうか。」
さぶろー山「んー・・・そうだな・・・ちょっと早いけど雪だしな・・・」
雪で渋滞することを考慮し、
あたし達は少し早めのお迎えに出ることにした。
玄関に鍵をかけ、
車のドアを開けると、
さぶろー山「さっ、行こ行こ!」
当たり前のように助手席に座るさぶろー山。
あたし「・・・いや、雪だし、危ないし、あたし寝不足だし、さぶろー山が運転してよ。」
と言えば、
さぶろー山「え、俺、酒飲んじゃった!」
え、俺、酒飲んじゃった!
俺、酒飲んじゃった!
酒飲んじゃった!
あたしの中で、ふつふつと殺意が沸いたのは言うまでもなく、
受験に最も不必要なものは父親であることも学んだ。

P・S この日の国道。一寸先は白。
途中、セブンイレブンで揚げぷよを調達した。
ひなも疲れてるだろうし、回収したら、とりあえず糖分の補給をさせてやろう。
そんなことを思いつつ、
志望校近辺をウロチョロしていると、ひなからLINEがきた。

初のLINEは漢字2文字。
「?」すら使えない不慣れさがカワイイ。
さぶろー山「おー、ちゃんと携帯使えてんじゃん!」
あたし「どこにいるって?」
さぶろー山「あ、電話きたきた!もしもしー、ひなー?もう近くにいたけど、どこにいる?」
万が一に備えて持たせた携帯。
筆記用具を忘れた場合は学校で貸してくれるし、
受験票を忘れた場合は試験官がどうにかしてくれるし、
弁当を忘れた場合は気合いで耐えればいいし、
いずれも合否には影響しないらしいし。
「携帯が鳴るときは、最悪の時・・・!」
と、覚悟していたけれど、
入試が終わるまで使われることがなく、
学校を出てから正しく使われたことにホッとした。
さぶろー山「ひな、志望校の前の通りにいるって。2本目の角のとこで待ってるってさ。」
指定された場所に向かうと、
ひなが友達を2人連れて待っていた。
ひな「ママー、お友達も一緒に乗せてもらってもいーい?」
と言ったひなの顔は、心なしか明るい。
あたし「いいよいいよー。おうちまで送るからみんな乗ってー。」
お友達を先に乗せるべく、ひなは車の後ろでしばし待機。
久々の雪が嬉しかったのか、雪を踏みしめ、喜んでいる様子がバックミラーから見えた。
右手にはピカピカの携帯が光っていた。
あたし「ひなも乗ってー。出発するよー!」
ひな「ハーイ!」
ひなと友達2人を後部座席に乗せ、車を走らせた。
みんな、この日に向けて、一生懸命勉強をしてきたんだろう。
バッグミラーに写る子供達は、みんなホッとした様子だった。
今日さえ終われば、9割方終了。
みんな、よく頑張った。
よく頑張ったよ、お疲れさま!
と言いながら、揚げぷよを配った。
さて、ここであたしが一番気になるのは、
「入試がどうだったか」という一点に尽きるのは当然のこと。
これがもし、ひなだけだったら問題なく聞ける。
「入試、どうだった?できた?難しかった?勝率何割?」くらい聞けるのだけれど、
よそのお子さんがいる場合、どうだろう。
万が一、全然できなかった子がいたら。
絶対に聞かれたくない子がいたら。
あたしが聞いたことにより、ものすごくショックを受けてしまった子がいたら・・・!
そう思うと、「入試どうだった?」とは、うかつに口にできないワケだけれど、
でも、聞きたい。
問題はどうだったのか、出来栄えはどうだったのか、受験番号はちゃんと書けたのか、
名前は書けたのか、アミダの冴えはどうだったのか、
ものすごく聞きたい。
めっちゃ気になる・・・!
でも、万が一、全然できなかった子がいたら・・・!
絶対に聞かれたくない子がいたら・・・!
あたしが聞いたことにより、ものすごくショックを受けてしまった子がいたら・・・!
うかつには聞けないけれど、
問題はどうだったのか、出来栄えはどうだったのか、受験番号はちゃんと書けたのか、
名前は書けたのか、アミダの冴えはどうだったのか、
どうしても、聞きたい・・・!
なとどいう考えが頭を巡り、
高速で脳内をリピートしていると、
友達「英語、超難しかったよねー!」
お友達からナイスタイミングな話題。
これはしめた!
いい波がキタ!
と、心の中でほくそ笑んだあたしは、
あたし「うんうん、どうだった~???」
と、会話の波に乗り、
軽い感じで言葉を発すると、
ひな「美味しかったよ!」
違う、そうじゃない。
聞きたいのは揚げぷよの味じゃない。
入試の出来栄えだ。
頓珍漢な娘には、これ以上ないほどの不安を抱いたけれど、
でも、まぁ、しょうがない。
この日のために本当に頑張ってきたのだから。
多少の頓珍漢は愛すべき長所である。
みんなで頓珍漢なひなを笑いながら、
今日の出来栄えや明日の試験の内容を話した。
友達を無事に送り届けた後は、塾に寄って、明日の試験対策のプリントを貰った。
塾の先生は、
「今日は絶対早く寝ること!答え合わせなんかしちゃダメだよ!
帰ったら、そのプリントに目を通して、ご飯食べて、お風呂入って、すぐに寝る!
絶対に答え合わせなんかするなよ!」
多分、今日の出来栄えが明日のモチベーションにつながるんだろう。
塾の先生は、「絶対に答え合わせなんかするな」「早く寝ろ」と、2つのアドバイスをくれた。
ギリギリで駆け込んだあたし達親子を、
最後の最後までみてくれて、
時にはあたしにまで授業をしてくれて、
しかもあたしの授業は無料で、
本当にお世話になった塾。
受付の女の子が、心なしかramちゃんに似ていて、
人見知りなうちの子が全然人見知りしない。っていうだけの理由で選んだ塾だったけれど、
この塾は本当に大当たりだった。
あたし達親子をスタート地点まで導いてくれた。
でも、お世話になったと言えば、
家庭教師の先生はそれ以上。
集中力のないうちの娘に根気よく教え続けてくれて、
契約の時間を過ぎても授業をしてくれた。
それも一度や二度じゃなく、何度も何度も。
勉強だけならいざ知らず、
受験の心得やひなのメンタルまでみてくれて、
なんなら、契約が終わった今もひなの進路相談にまでのってくれる道しるべ。
本当にいい先生だった。
もとい、読者さんだった。
たくさんの人に支えられて、今日という日が迎えられたこと。
今日という日を越えられたこと。
あたしは本当に感謝した。
自宅に辿り着き、
あたしは塾の先生に言われた通り、
ひなにプリントを預け、
晩ご飯の準備に取り掛かった。
最後の験担ぎだ。
最後のカツだ。
夜は揚げたてサックサクのカツを食べよう!
と、豚肉を冷蔵庫から出したところで、
ひなに呼び止められた。
ひな「ねえ、ママ・・・ひな、車に乗って帰ってきたよね?」
車に乗って帰ってきたもなにも、
友達と3人で笑いながら後部座席にいたのは、つい5分前のこと。
勉強のしすぎで頭がおかしくなったのか、
嬉しすぎて頭がおかしくなったのか、
どうせおかしくなるなら明日以降にしていただきたいものである。
あたし「車で帰ってきた・・・よ?」
と言えば、
ひな「・・・・・いや・・・あのね・・・なんかね・・・・・」
何か言いたい事があるのか、
ひなを見れば、いささか顔色が悪い。
あたし「ん?どうした?大丈夫?具合悪い?」
と、気遣えば、
ひな「あいふぉーんがないの。」
あたし「え。」
ご清聴ありがとうございます。
え。と、思ったらこちらをぽちぽちぽちっと。
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ありがとうございます。ぺこりぺこり。
To Be Continued・・・!
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