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ジャーマンポテトパン。










2年5ケ月という月日を過ごした吹奏楽部の思い出と、

年間300日以上の練習を経て、ようやく立ったコンクールの舞台。

最初で最後のコンクールに流れ落ちた涙。

それを通して学んだもの。

生涯忘れることのできないものとなったコンクールの思い出を綴ってます。



その①はこちら→

(ここから読んでも意味が分からないと思うので、①から読むことをオススメしております。かしこ)







本日はその②。

感動のクラマックスとなりますが、

本文の前に、まずは聞いていただきたい。
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新潟の公立中学校の制服は、紺プリーツに白シャツである。



良く言えば、定番の。

正直に言えば、最もダサいタイプのタイプの、アレ。





まぁ、私立中学や最近リニューアルした中学校では、

チェックのスカートに紺ブレ&ハイソというお洒落なタイプも出てきたけれど、

あたしが見たところ、20校に1校程度の割合だし、

まだまだ紺プリは根強く、正統派のトレンドスタイル。

紺プリ白シャツのコンビは、王道スタイルと言っても過言ではない。





そして、コンクール出場など、公式行事に出場する場合は、

そのトレンディーな制服を、「生徒手帳に掲載されているお見本」のように着こなし、

靴下は、「白か紺のハイソ」、

そして足元は、「黒のローファー」

この3点が義務付けられているワケです。

ええ。








それを念頭に置いてから。









下記をご覧ください。
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演奏が終わり、客席からは大きな大きな拍手が鳴り響く。

スタンディングオベーション(あたしだけ)の中、ほろり、ほろり。と、零れ落ちる涙。





拍手喝采の中、ステージ(センターど真ん中)に立つ我が子は、

いつもとは一味違う。





楽器を持ち、キリっと立つうちの子は、

ひとまわり大きく、

体形が違う。

大きさが違う。

ヘアスタイルが違う。

うちの子が違う。

いや、うちの子と違う。
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あれ、うちの子じゃない・・・!






大変です。



人違い。






いや、学校違い。
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あたし「!!!!!!!!!!」






この時のあたしの気持ちを分かっていただけるだろうか。



なぜ、あの時アナウンスを聞いていなかったのか。

なぜ、あの時、わが子の頭のてっぺん以外の部分を確認しなかったのか。

なぜ、一回り小さく見えた先生を疑わなかったのか。



後悔先に立たず。

魔性の紺プリ。

あれ、誰?
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確かにね、あたしは目が悪い。

裸眼視力は0.03、コンタクトを入れても両目で0.8。

そこに付け加えて鳥目ってのもあるからね。

このくらいの暗さだと、なおさら見えないさ。



そこに付け加えて、大会の曲目は知らなかったし、

今日という日まで聞いたこともなかった。









に、しても。









学校が違うとか、誰が想像できるというのか。

誰ですか。

ねえ、アレ、どなた様でした?
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しかしだね。

芸術とは嘘がつけないもので、

流れた涙は正真正銘の「感動」だった。

あれは上手かった。

本当に感動だった。

そしてライバル校だった。









ライバル校だった!
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そんなことを思っているうちに、

次の中学校が楽器を持って登場。





やべえやべえ。

遠目にも分かるあの背格好。

うちの子がいます。

これがうちの学校です。









まごうことなき、うちの子です!
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あたし「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」





そうこうしている間に、楽器を携えた生徒達は着席。

先生も定位置に立っていらっしゃる。





>いつもにこにこ顔の先生からは笑顔が消え、別人のように見えた=別人ですから。

>誰より激務だったであろう先生は、若干痩せたようにも見えた=人が違いますから。

>遠目から見ても痩せたと分かるくらい頑張ってくれた先生には、本当に感謝の意が絶えない=感謝する人、間違ってね・・・?





あたし「アワワワワワワワワワワワワワ・・・!」






先生の前を陣取るセンターポジションの娘はよく見えた。

バッチリ目もあった。

あたしは泡を吹いた。





あたし「・・・アワアワアワアワアワアワアワアワ・・・・・!」





気づいてる。

完全に気づいてる。

あたしって分かってる。





あたし「ガクブルガクブルガクブルガクブルガクブルガクブルガクブルルルルルルルルル・・・・・!」





にっこりとほほ笑むひなに、

全身全霊の震えで答え、

指揮棒が宙を舞う。
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プアーン!





ホールに、正真正銘ひな達の音が響いた。

演奏の始まりはトランペットではなく、トゥッティー(全員演奏)だった。










tuttiだった。
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>流れるような音色に、

>観客も「ほう・・・」とため息をつく。

あたしは「嗚呼」とため息をつく。




>重なるクラリネットの音に、

>響くフルートの音色。

>優しいホルンの音が鳴り響き、

軽快なマーチは流れない。









曲目はマーチではない。
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>堂々と奏でられるトランペットのソロに続き、

>自信満々なクラリネットのソロなど一か所もない。

ソロがあるのは、トランペットのみ。









クラリネットのソロはない。
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>ソロ。

>上手になったなぁ。

>ほんの数か月で別人のようになっていたソロには、その子の苦労が垣間見えた。

だって、別人だもの。









別人だから!!!
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>初めて聞く曲なのに、

>ああ、ここはピアニッシモ。

>ここは、ピアノからのクレッシェンド。

>そして、メゾピアノ。

>次はフォルテか。

と、聞いていても浮かばない譜面。



いや、上手いけど。

確かに上手いんだけど!





ぶっちゃけ、それどころじゃないよね。










泡吹きそう。ってか、吹いてる、吹いてる。アワワワワワワ。
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>本当に上手な学校の演奏は、聞いてるだけで楽譜が書けてしまうしものだけれど、

>音の強弱というのは、最も難しいとされる個所。



>そこを難なく聴かせる演奏には、

>どれだけの苦労が隠れているのか。

ライバル校の。





>その苦労を思うと、涙がでた。










まったく知らないクセに。
言葉だけはいっちょまえー。
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>2年前。

>初めてひな達の演奏を聞いた時は、

>あまりの上手さにびっくりしたことを思い出す。



>たかだか中学吹奏楽と侮っていたけれど、

>正確なアンブシュアに、

>音割れのない正確な音色。

>そして、安定したピッチと、

>素人でもはっきり分かるほどの、圧倒的な上手さだった。



>それだけでもびっくりだというのに、

>あの感動から2年を経過した今。



>上手さは強さに変わり、

>演奏にもその強さが垣間見える。









自分の子も見えないのに?


そんなん見えんの?と聞きたい。10分前の自分に。
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>去年、「コンクールに出たいから頑張るんだ!」と、言っていたひなを思い出す。

ライバル校の演奏で。





>吹奏楽のコンクールは、チームによって人数制限があるので、

>誰しもが出られるワケではない。

>そこに加えて、ひなの中学校は県内指折りの強豪校。

ライバル校はもっと強豪校。





>毎日7時前に家を出て、朝練をこなし、

>昼休みには、お昼を食べる時間を削っての昼練。

>そして放課後は、通常の部活に加え、延長練習まで開催された吹奏楽部。

ライバル校はもっと激務。





>塾にも行かず、

>毎日部活に行き、

>一度もサボることなく通い続けた日々。

>それでも出れなかった去年のコンクール。

>すべてが走馬燈のように思い出され、とめどなく涙が溢れた。









ライバル校の演奏で。一体、何思い出したというのか、あたしは。
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>ほんの数分間の演奏ではあったけれど、

>そこには2年という「ライバル校のすべて」が込められ、

>最後のファンファーレが鳴り響いた時、

>あたしの頬を涙が伝った。

ライバル校の演奏で。





>2年間のすべてを出しきるような演奏だった。

ライバル校の。

>スタンディングオベーションだった。

ライバル校に。

>親の欲目を除いても、西関東行きの切符は決まった。と、思った。

ライバル校の。





>先生が振り向き、客席に向かっておじぎをする。

ライバル校の。

>生徒もそれに続いておじぎをする。

ライバル校の。



>客席からは大きな大きな拍手が鳴り響き、

>ほろり、ほろり。と、涙が落ちた。









だから、ライバル校の演奏で!!!ただのアホ。
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ライバル校とか気づかず、流した涙は数知れず。

音楽なぞ、ちっとも頭に入ってくるワケもなく、

ただただ思うことは、ひとつ。









やってもーたーーーーーーーー


脇汗、冷や汗、ケツ汗、オンパレードです。
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しかし、こちらの脇汗、冷や汗、ケツ汗のオンパレードと共に、

ひな達の演奏もオンパレード。



素晴らしいファンファーレを飾り、演奏が終わる。





「プアーン!」





2年間のすべてがこの時を持って、終わる。





終わってしまった。

最後のコンクール。
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感極まって涙ぐむ先生と、

ひなと愉快な仲間たち。





あたし「・・・・・・・・・・・・」





涙もでなけりゃ言葉もでないあたし。
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大きな大きな拍手と共に、

あたしの心臓は違った高鳴りを見せ、

最初で最後のコンクールの幕が閉じた。










幕が閉じました。ーTHE ENDー








ご清聴ありがとうございます。

おおおおお・・・つかれさま。と、思っていただけたらこちらをぽちぽちぽちっと。

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ありがとうございます。ぺこりぺこり。






「オワタ」って、こういうことを言うんだなって思いました。











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 コメントのお返事ですが、うずら会のとこまで終わってますー。

毎度遅くなりまくりですが、 お心当たりのある方は、どうぞご確認くださいませませ。ぺこり。