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俺の太刀魚子。

Q:昨日の太刀魚子の写真とどこが違うか、間違いを探してください。











はてまて。

御年87歳で、

元より、お外で遊ぶよりおうちが大好き(趣味、針仕事)で、

365日家にいるはずのFUKUKOがいない。





あたし「ごめんごめーん、FUKUKOいないみたーい。」





と、さぶろー山に伝えたものの。





さぶろー山「えっ・・・この魚・・・どうすんの?」





その通り。





普段、ちょこっと遊びに来ただけなら、

いない=またにしよ。

って思えるけど、

あたし達は今回、「魚」という使命を背負っている。

持ち帰りたくない。



そして、魚と言えば、生ものであることは確実なワケだし、

それも、梅雨のこの季節。

玄関先になど置きっぱなしにしたら、嫌がらせ以外の何ものでもない。

しかし、持ち帰りたくない。





あたし「で・・・電話だ、電話。電話してみる。」





普段、鍵の意味を教えてやりたいと思うほどフルオープンなFUKUKO家の鍵が見事に閉まっている時点で、

電話などしてみてもまったく意味もないことだと分かっていたけれど。





あたし「うん、鳴ってるわ。」





やっぱり、意味がなかった。





さぶろー山「え、どうすんの?」





ええ、その通り。





しかし、いないものはどうしようもない。

携帯なる文明の利器も、FUKUKOが持っていなければ意味がない。





あたし「・・・・・・・・・あ、おかんに電話してみよっか。」





さぶろー山「え、おかーさんがFUKUKOの行方を知ってんの?」





あたし「うん、親子だし、テレパシーとかあるかもしれない。」





絶対ないことは分かっていたけれど、

あたしは、おかんに電話をした。





あたし「ねえ、あたしFUKUKO家に着いたんだけど、FUKUKOがいないみたいでさ。どこ行ってるか分かる?」





おかん「えー、家にいると思うけど。」





あたし「いや、それがいなくて。鍵もかかってんだよね。」





おかん「んー・・・・・・









隣んちに聞いてみて。









あたし「え、隣んちって、親戚でも何でもないよね?」





おかん「大丈夫、大丈夫。隣んちのばーちゃんが何でも知ってるから!困ったことがあったら、隣んちに!」





そんな、アホな。と、思ったけど、

実際、通りがかったどこぞのばーちゃんに聞いてみたところ、





どこぞのばーちゃん「ああ、FUKUちゃんな、この時間なら医者だべ!」





と、見事にFUKUKOの行方を知っており、





どこぞのばーちゃん「今日は隣町の小林医院の日だがら。あそこは送迎もついてっがら。

もう30分もすれば帰ってくんべ。」





行き先から帰宅方法、帰宅時間まですべて教えてくれた。












テレパシーがはないがCIAがある。



これが田舎の素晴らしさ。











あたし「そんなワケで、FUKUKOが帰ってくるまで30分ほどありますが。」





さぶろー山「じゃ、ご飯食べてこようよ。」
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で、通りすがりにあったはま寿司へ。




ま、昨日の冒頭にあった通り、あたし、前日の夜、寿司食ってんですけどね。

なんなら、前日の昼は、

さぶろー山が「釣りに行く前に寿司を食わねばならない。」とか、ワケの分からないことをほざいて、

これまた寿司食ってんですけどね。

まさかの、寿司3連チャン。




それも、寿司が握れそうなほど新鮮な魚を背負って、寿司。
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まったくもって意味が分からないけど、

会津のはま寿司はちょっと美味しい。




はま寿司ってチェーン店だし、

全国どこで食べても同じ味かと思いきや、

なぜか妙に美味しい会津のはま寿司。
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ご飯の握りが絶妙というか、

ネタの鮮度がいいというか、

ネタとシャリのバランスが最高というか。

とにかく、うまい。




新潟のはま寿司は100円くるくるの味なんだけど、

会津のはま寿司は1皿200円だしてもいいと思うくらい、美味しい。




このはま寿司の美味しさには毎度首をかしげるんだけど、

今回も同じように首をかしげながら寿司を食し、

胃も心も満たされ、

再びFUKUKO家に向かったところで。IMG_6576-1
無事着陸。



ようやくあたしは、FUKUKOに会うことができた。





ちなみにFUKUKOは、どこぞのばーちゃんが言ってたとおり、

隣町の小林医院に行き、

帰りは小林医院送迎バスで送ってもらい、

きっかり30分後に帰ってきてたというから、

田舎CIAの諜報能力は侮れない。





あたし「よし。じゃ、解体しよか。」
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FUKUKO家の庭先であたしとさぶろー山による華麗なるお魚解体ショー、はじまりはじまり。





まずは、さぶろー山がウロコと頭を落として。
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さぶろー山「おかめ、パス!」





あたし「あいよー!」
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3枚におろして、切り身にするのはあたしの役目。





FUKUKO「なんだべ。婿さん、なんでもでじんでねーの。」

訳:あらあら。さぶろー山くん、なんでもできてすごいじゃないの。





まぁ、さぶろー山が魚を捌くとか、何年ぶりに見たか分からないうえ、

いつもは、あたしが一人で捌いて、100匹釣れても200匹釣れても、何一つ手伝ってもらえず、

泣きながら捌いてることとかしょっちゅうなんですし、

なんなら、あたし達、今、結婚15年目にして初の共同作業ですけど。ね。









あたし「大きな勘違い。」







ちょっとFUKUKO家で魚を捌いただけでデキル男扱いとかね、

ホント、間違ってっから。





さぶろー山「おかめー、俺、クーラーボックスも洗っちゃうから、洗剤取ってー。」





FUKUKO「なんだべま。ちゃんと片付けまででじで、なんだって偉いごと!」

訳:あらあらまぁまぁ。ちゃんと片付けまでやってくれるなんて、偉いこと!
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それ、もう、永久にしてもらうから。

次回の釣りの後もしてもらうから。









こうしてあたしは、行商に訪れた先で思わぬ拾い物(=よそんちだとデキル男に変身する旦那)をし、

おろした魚は、FUKUKOの手によって近隣CIAの元へと運ばれ、

あたしは、もぎたて野菜とという財をGETした。
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初めてのお魚行商会津旅。



しいて言うなら、ちょっと遠い(高速で2時間)のが難点だけど、

うちも汚れず、鱗と格闘する必要もないし、

魚がどんなにたくさんあっても完売できるし(近隣CIAがいくらでも貰ってくれるらしい)、

今回のように家主が不在の場合は近隣CIAが預かってくれるサービスもあるみたいだし、

何より、さぶろー山が少し大人になれるみたいなので、

今度から釣れた魚はここで捌こうと思った。



うん、ここしかない。








ご清聴ありがとうございます。

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あたしは、最高の貢先を見つけた・・・!










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