フランソワは犬こそ嫌いだったものの、
人間が好きで好きでならず、
来客の際には、走って迎えて抱っこ。
飼い主そっちのけで来客に甘え、
泊まっていくような人であれば、
しれっと客人の布団の潜り込み、
誰とでも寝るような子だった。
普段の生活でもそれは変わらず、
一晩の間に家族全員の布団を巡業。
さぶろー山の布団に入っては腕枕で眠り、
おかんの布団に入っては腕枕で眠るのに、
なぜか私と寝る時は尻。
誰と寝る時も腕枕なのに、
私と寝る時だけは、私の顔の前に尻ドーン。
当時は尻ドーンに納得がいかず、
「なんで私だけ」とも思ったし、
どんな嫌がらせかとも思っていたけれど、
実は、犬がお尻を向けるのは、愛情表現のひとつだということを最近知りました。
特に「寝る時にお尻を向ける」という行為は、
犬にとって最も無防備な姿の急所をさらけだすようなもので、
大きな信頼の証なんだとか。
あの尻は信頼の証だったんだなぁ。
そう思ったら、フランソワがいっそう愛しくなり、
今年も家中の小麦を総動員。
今年もたっっっっっっっっっっっくさん焼きました!
まず、フランソワが大好きだったバゲットは、
今年も
見事な
帯び切れ三昧!
4本も焼いたのに、つながってるのがひとつもないという奇跡。
おいどうなってんだ。
毎年「今年こそは・・・!」と意気込んで焼くんですけどね、
相変わらずでけえバゲットはレベルが高くて、はい。
しかし私も年を取り「見極め」と「諦め」という技術を身に着けたので、
さっさと対象変更。
たとえ同じ生地&同じ発酵&同じ作り方でもサイズを変えればこの通り。
パッカーン&メリメリ。
なんぼ焼いても~
パッカーン!
メリメリ~!
形を変えても~、
パッカーン!
メリメリ~!
まぁ、一部チョコがはみ出まくってはいるけれど、
それもまた味、めっちゃいい。
こうして、小さなバゲットが自信を生み、
ノリにノッテ、調子にものったら、
白パンは惨敗。
妙にシオッシオ~な子が生まれました。
(これは焼成を見誤ったよい例/焼き色にビビって早めにあげるとこんなんなります、はい)
パンの他にはお菓子もあって、
まず、得意のプリンは安定の出来。
今年のプリンはパウンド型×かためタイプ。
お気に入りのたまごを使ってるので、超絶濃厚ぷるんぷるーん。
フランソワもきっと好きに違いない。
お気に入りのたまご↓
このたまごで作るプリンがめっちゃおいC。
日持ちする焼き菓子は、フィナンシェ風のマドレーヌ。
こちらもいい感じに焼けまして、
美しいツヤテリ。
そしてマドレーヌは、焼きたてはカリっと&翌日からはしっとり~が楽しめるお菓子なので、
毎日変わる味を楽しんでほしい。
よいですね、フランソワ。
間違っても一度に食べないように。
他、シフォンケーキも2つほど焼いたんですが、
それはこの画像から確認してもらってもいいですかね。
ええ、ええ、
せっかく焼いたのに撮ることもなく、ドヤることもないのは、
それなりの理由もありまして。
それなりの
理由
あっての
KOTO!!!!!
久々にシフォンケーキは死フォンケーキだということを思い出し、
そっと隠ぺいしました。
クリームとチョコのポテンシャルの高さよ。
よって、よい出来もあれば、イケてない出来もありましたが、
今年も無事奉納。
かわいいあの子がお腹をすかせることがないように。
いつも元気で駆けまわれるように。
毎年この日だけはフランソワのパンを焼くよ。
ありったけの小麦でいっぱい焼くから、
毎年帰っておいで。
あの日のように2人でわけっこしよう!
ご清聴ありがとうございます。
さて、ここで問題です。
今年の小麦使用量は何キロだったでしょうか。
1kg~1.99kg→
2kg~2.99kg→
3kg以上→
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ありがとうございます。正解は明日。
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