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シーフードドリア
カプレーゼ
シーフードサラダ
セロリときゅうりと玉ねぎのピクルス
ミネストローネ





昨日、「ちょっと出かけてくる!」「10分で帰ってくる!」「帰ったらやる!」と家を出たおかんが帰ってきたのは、夕方のこと。

総勢4時間にも及ぶどえらい10分であった。



さらに付け加えるなら、その後おかんはのうのうと掃除機をかけてゴロゴロをはじめ、

私の「間に合うの?」の問いに対する答えは、

「だーーーーいじょうぶ、大丈夫。あんたのなんてすーーーーぐ終わる。」であった。



そもそも今年の金勘定は、去年の3月16日の時点でお願いしてあった。

「タダの仕事はしない」と言われたので、報酬をチラつかせたところ、

「そんな安い仕事はできねえ」と言われ、結果、結構な報酬を支払うことになったが、

幸いにも彼女はもともとそっち方面に明るい。

おかんが喜ぶならそれでいいかと思った私は世界一の阿呆である。



そんなおかんが突如として「自分用のパソコンがないと引き受けられない」と言い始めたのは春先のこと。

まぁ確かに、パソコンがないと不便だし、

かと言って私や一番娘のパソコンを貸すこともできないので、

パソコン代の一部を私が持ち、おかん用のパソコンを手配することにした。

「エクセルがないと困る」「今すぐ手元にほしい」「遅れると大変なのは私なんだから」と言われたので、

エクセル搭載のパソコンを超特急で手配した。



幸いにもパソコンはちょうどいいものがあり、本当にすぐ届いたのだが、

しかし、パソコンはその後一切開かれることなく数か月。



私はせめてパソコンを使ってみるよう勧めたが、

彼女はサラっと言い放った。




「今は気分じゃない」





そんな彼女にようやく気分が訪れたのは11月のことだったか。

半年の時を経て開かれたパソコンは、日夜すこぶる活躍をみせてくれた。

ヤフーニュース専用機として。



私自身、専門家でもなければズブの素人である。

毎年確定申告は、ライブドアの確定申告勉強会に参加したうえで税理士先生に個人面談を申し込み、さらに税務署に電話をしながら書類を仕上げるレベルの人間である。

なのでおかんのしていることが正しいかどうかは分からないが、

ただ、人としてどうかと思う部分はある。



私「ねえ、本当に始めなくていいの?」

おかん「だーーーーーいじょうぶ、大丈夫。まだ11月だし。」



私たちはこの会話を200回ほど繰り返し、2023年を迎えた。



こうして年が明けて雪が降り、やっとこさ光がさしたのは先月のこと。

パソコンが本来の使い方をはじめようとしていた。



いつものようにパソコンを起動したおかんは、

「じゃ、使い方教えてくれる?」とドヤ顔で言い放ち、私は首を傾げた。

実際、何を言っているのか分からなかった。



だがしかし、よくよく話を聞けば、

「パソコンは会社のパソコンとヤフーニュースしか使えない」「書類は手書きしか分からない」「エクセルなんて開いたこともない」。

さらに「パソコンの使い方はあんたが教えると思った」と言われ、私、白目&涙目。

当然のごとく怒りましたし、ええ、くっっっっそほど怒りましたよ、くっっっっそほど。



ただ、そこをつつくと、それだけで20万字は書けてしまうので、

今回そこは省略し、クソババアとだけ言っておきますね^^くそBBA^^



こうして紆余曲折を経ながら、3月を迎え、

おかんはやっっっっっっっっっっっっとこさパソコンの使い方をマスターした。

ようやく駒が揃い、胸をなでおろした瞬間である。



おかんは約束通り励んでいた。

日夜、励んでくれた。



ただ、ひとつだけ問題があるとしたら、その書類が私のものではないことだろうか。

そしてそれは、パソコンを使えるようになったおかんがいい顔して引き受けた他人のなんだかよく分からんものであり、

それを引き受けたがゆえに私が後回しにされていることだろうか。



いつになっても離れ小島に置かれた私の書類は、少し寂しそうに見えたが、

この時点で必要な書類は揃っていたので、私は口を噤んだ。

そもそも、プロって時間管理も仕事のうちですしね。

締め切りは誰だって知ってますからね。

締め切りを守ってこそのプロですからね。



なので私は、昨日、おかんが10分だけと言いながら4時間も遊び倒し、

その後ゴロつく姿を見ても特に催促はせず、

「いいんですよ、期日までにやってくだされば。」とだけ声をかけた。



おかんは「だーーーーいじょうぶ、大丈夫。あんたのなんてすーぐ終わる。ものの5分で終わる。あんたは任せとけばいいの!」と高笑いをしていた。



そんなすぐ終わるもんにあんなに払ったんか、と思うと、妙にやるせない気持ちになったが、

プロの仕事にはお金がかかるものである。

一朝一夕にはできないものを持っているからこそプロなのだ。



私は自分にそう思い込ませ、

おとなしく晩ご飯を作った。
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そしてその晩ご飯がこのシーフードドリアから成るあれこれなワケだけれど、

時間の関係もあるのでサラっと省略(察して!察して!!)。

画像だけ貼っときます。
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カプレーゼ
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シーフード(というかカニカマ)サラダ
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ミネストローネ
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きゅうりとセロリと玉ねぎのピクルス
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はい、美味しかったです!
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っていう晩ご飯を20時すぎにいただき、

おかんがやる気を出したのは21時すぎのこと。



「じゃあそろそろやるかな~!」とパソコンを開いたおかんは、軽快にキーボードを打っておりました。

ええ、とっても軽快に。



しかし、そのキーボードの音が突如としてやみ、

代わりに書類をバサバサする音が聞こえ始めたのは22時すぎのことでしょうか。



おかん「・・・なんか合わない・・・」



若干不吉な言葉が聞こえたような気がしましたが、大丈夫、多分それは気のせいです。

だって「だーーーいじょうぶ、大丈夫。あんたのなんて5分で終わる」って言われてますから。

だって「任せておけばいい」って言われてますから。

第一、ズブの素人がプロの仕事に口を出すなんて、そんなことがあってはいけません。



私は決してプロの仕事を邪魔せぬよう、ひたすら沈黙を決め込み、

WBCでチェコの選手に本業木こりがいる件でひなとLINEを交わし、静かに盛り上がった。



そして、0時をすぎた頃でしょうか。

半泣きのおかんが「あったはずの書類がない」「どこが合わないかわからない」「やっぱり手書きでやりたい」と言い出し、

私の怒りが炸裂。



私は一年分のやきもきと怒りをおかんにぶつけ、

がっっっっっとに怒った。

もうそれはそれはがっとに。



さすがにおかんもこれは怒られて当然と思ったのか、口を貝のようにつぐんで大人しく聞いていたものの、

ただ、問題は、怒ったところで終わらないということ。

ええ、締め切りはす・ぐ・そ・こ!

(なぜなら15日の電子申告はほぼ繋がらないので、14日中には終わらせなければならないのです)



背に腹は代えられず、結局は私も祭りに加わり、

2人がかりで紛失した書類を探し、2人がかりで合わない箇所を探し、2人がかりでそれを修正すること数時間。



最終的に書類が8割方出来上がったのは、

今日の朝4時のことだったというーーー

(残り2割は今日の夜どうにかします。がんばれ、私)






ご清聴ありがとうございます。

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ありがとうございます。ぺこりぺこり。






プロに多大な報酬を支払った今年の祭りは、例年以上の激しさを感じさせてくれます。はい。





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