20,000円オーバーの釣りに行って8,000円相当の魚を釣り、

大赤字なことにも気づかず、ひたすら「俺、すごいだろ」を吹聴するさぶろー山。

人は彼を愚か者と呼ぶ。



しかし、釣ったからにはさばかねばならず、

ここで必要とされるのが、

「さばける人間」です。



さぶろー山「・・・・チラ・・・・・・チラチラっ・・・」



さぶろー山は執拗にのどぐろをチラつかせ、

執拗に私を見つめた。



しかし、ここで私が「じゃあやろうか!」と名乗り出るかと言ったら、そうはならない。



なぜなら私には、釣りででたアホみたいな量の洗濯物が待ってるし、

のどぐろの汁はまき散らされた玄関は、すでに異臭を放っている。←玄関の中に入れるなっつーに!!!

ため息はでてもやる気はでない。



さぶろー山「でも、今回はのどぐろだよ?お前、のどぐろ大好きじゃん。一緒にのどぐろ食べようよ!」



私「確かにのどぐろは好きだけど、私が好きなのどぐろは、あくまで塩ふって焼かれたもの。

丁寧に職人さんがさばいて炭火で焼いてくれた熱々ののどぐろであり、

生の、まんま泳いでる姿ののどぐろに興味があるかって言ったら・・・ねえ・・・。」



さぶろー山「そんなこと言わず!そこをなんとか!そこをなんとか!」



私「いやでも、先週忙しかったし、ちょっと疲れてるし、洗濯ものは山だし、玄関は臭いし、のどぐろのヒレは凶器だし。

したい理由がない。」



さぶろー山「俺も手伝うから!ヒレは俺がとるから!!!」



私「あ、でも・・・今日はお昼が作りたくないなぁ~・・・美味しいものが食べたいな~・・・」



さぶろー山「じゃあ、お昼は俺が!是非俺にご馳走するから!」



私「じゃあ、お店は私に選ばせてくれる?」



さぶろー山「もちろん!」



私「普段行かないようなお店でも・・・?」



さぶろー山「もちろん!!!」



「もちろん!!!」を聞いた私は、すぐさま2Fにいる一番娘に電話をした。



私「もしもしひな?父がランチをご馳走したいって言ってるんだけど、どこのお店にする?」



ひな「えっ!ちょっと待って、すぐリビングに行く!」



一番娘はマッハで階段を駆け下り、

嬉しそうにiPhoneを差し出した。



ひな「私、ここに行きたい!」



一番娘が選んだお店は、

それはそれはお洒落なカフェだった。



さぶろー山「え、カフェ・・・?」



「お店は選ばせてくれる」「普段行かないような場所でもいい」と言ったワリに、

顔はすでにカフェを拒否。



さぶろー山「え・・・カフェじゃなくてもよくない?カフェに行くくらいならお寿司のほうがよくない?



そう、彼の外食は、基本、ラーメンか寿司か肉。

その3つ以外の選択肢が彼の辞書にはない。



ひな「だって、いつもお寿司かラーメンなんだもん。たまには違うお店に行きたくない?」



さぶろー山「いやでも・・・カフェででてくるご飯なら家で食べてもそんなにk・・・」



私「あー、なんか魚がさばきたくない気分になってきたなぁ!」



さぶろー山「うん、今日は俺もカフェの気分~!」



ひな「やったーーー!じゃ、今日はカフェに行こーーーー!」



というワケで、

やってきました。

神道寺にあるお洒落カフェ、FLAGLEさん!
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元々、人気のカフェ&お昼時だったこともあり、店内は満席。

テラス席ならすぐにご案内できますとのことで、

私たちはテラス席へ。



テラス席にはパラソルがあって、日陰が作れるようになってるのですが、

時間的に少しだけ日の当たる部分ができてしまうとのこと。

店員さんが申し訳なさそうに「日が当たっても大丈夫ですか?」聞いてくれたので、



私「大丈夫です。全然問題ないです^^」



と笑顔で返し、

陽にあたると湿疹がでてエライコッチャになる私は、問答無用で日陰席へ。

若い娘さんはお肌を守らなくてはいけないので、こちらも問答無用で日陰席へ。



さぶろー山「じゃあ、俺は・・・?」



すでに漁で焼けまくり&どんなお日様も全身で受け止められるおっさんは、

問答無用で日向席へ。
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さぶろー山「背中が・・・背中がステーキになりそうです・・・!」



大丈夫。

たとえステーキになっても誰も食べない。



ちなみに、ランチメニューは、ハンバーグ、ドリア、パスタ、オムライスの4つから選べたので、

それぞれ別々のものを注文することに。



最初に運ばれてきたサラダは、
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おっしゃれー!



サラダと共に運ばれてきたごぼうのポタージュも、
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かっわE~!



思わず目を奪われるお洒落さですが、

実際、サラダはプレートまでもが冷え冷えで野菜はシャっキシャキ。

トッピングのマリネやチキンの味付けもよく、

ポタージュはめちゃくちゃごぼうが濃くて美味しい。



さぶろー山「これはテンションがあがるなー!」←どんなに行くのを渋っても美味しいものは大好きな人



そしてそんなテンションをもっともっとあげてくれるメインたち。
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一番娘のメインは、ふわとろ半熟オムライス。



ひな「超絶とろっとろ!ほっぺた落ちそう!」



さぶろー山のメインは、牡蠣と海苔のドリア。
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さぶろー山「激熱はっふはふ~!」



激暑のお席で激熱のドリアを頬張るさぶろー山は、

めっちゃ爽やかな汗をかいておりました。



そして私のメインは、限定のFLAGLEハンバーグ!
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ハンバーグの上にのってる丸い物体は半熟卵。

ナイフを入れると、卵黄がとろ~っと流れ出し、

こんなん絶対美味しいじゃん!的な形をしてるけど、

実際、めっちゃ美味しい。

ハンバーグの下に敷かれたポテトのピュレもめっちゃ美味しい。

(ただ、イマドキのお店がゆえにご飯は少なく、お茶碗一杯分あるかないかの量なので、私くらい食べる人は大盛りがおすすめだよ!)



そんなランチをたっぷり堪能した後は、

自宅に戻ってまずは休憩。



私「食べた後すぐ動くと消化に悪いし。私も若くないしね。まずは昼寝でもして生気を補わないと。うん。」



パートタイムほどの昼寝から目覚めると、

さぶろー山は包丁とまな板を用意し、

今か今かと私を待ち受けていたようだった。



さぶろー山「のーどぐろッ!のーどぐろッ!」←ひたすらのどぐろが楽しみな人



おかん「あ、起きた?どうする?もう始める?うきうき」←同じくらいのどぐろが楽しみな人



しかし、すまない。

私はメニエール病以来、寝起きが最悪(←これ、メニエールが唯一残したお土産なんですけど、睡眠から目覚めると90%の確率で具合が悪い。頭が重くて、めまいがするんですわ・・・)。

起きてすぐののどぐろは、あまりにもレベルが高い。



私「・・・まだ魚をさばく気分になれない・・・」



さぶろー山「えっ?!」



私「起きて速攻魚さばくとか・・・無理すぎるから・・・」



おかん「じゃあ・・・今日の晩ご飯はどうなる・・・の・・・?!」



「大丈夫、30分後にさばくからちょっと待って・・・」

と言おうとした私からでた言葉は、

なぜか「・・・お寿司食べたい・・・」だった。



おかん「え?お寿司?お寿司食べたらさばけるの?」



さぶろー山「え?お昼にランチ食べたじゃん!俺の奢りでハンバーグ食べたじゃん!」



私「いや・・・そういうつもりじゃなくて、起きてすぐはめまいがひどくて・・・」



おかん「分かった!お寿司食べたら治るのね!じゃあ、夜ご飯は私がオゴるから!!!」



ただ「めまいがひどいから30分待ってほしい」と言いたかっただけなのに、

なぜか私は車に乗せられ、

気付けば魚米の地を踏んでいた。

なにこの棚ボタ。



しかし、奢ってくれるというなら、それも運命。

ありがたく受けて進ぜよう。



私「じゃあ、何を食べよっかな!」←寝起きから30分経過ですっかり元気



と、目にしたメニューには、衝撃の光景があった。
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私「いかゲソ明太マヨ炙りが!!!復活!!!してる!!!!!」




大変です、大変です。

私が好きすぎてどうしようもない魚米のやりいかゲソ明太マヨ炙りが復活。

期間限定で復活してます!



私「私、やりいかゲソ明太マヨ炙り2皿!」←やりいかゲソ明太マヨ炙り命



おかん「私もやりいかゲソ明太マヨ炙り2皿!」←やりいかゲソ明太マヨ炙り命
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まずは、駆けつけ3杯とばかりにやりいかゲソ明太マヨ炙りを頬張り、



私「私、やりいかゲソ明太マヨ炙り3皿追加!」
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続きましても、やりいかゲソ明太マヨ炙り。



さらに、
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私「やりいかゲソ明太マヨ炙り2皿追加!」



で、やりいかゲソ明太マヨ炙りを平らげ、
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途中、箸休めに海老天ロールをつまんで、



私「やりいかゲソ明太マヨ炙り3皿!」
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再びやりいかゲソ明太マヨ炙りに戻る、と。



そして〆のデザートは、
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私「やりいかゲソ明太マヨ炙り~!」



久しぶりに会えたやりいかゲソ明太マヨ炙りは、変わらぬ美味しさで私を魅了しまくり、

結局私はこの日、やりいかゲソ明太マヨ炙りを11皿食べた。



やりいかゲソ明太マヨ炙りは久々に食べても最高だった・・・!

(なお、やりいかゲソ明太マヨ炙りは期間限定なので、渾身の力で通います)
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そしてやりイカげそ明太マヨ炙りに気分を良くし、

8,000円の魚は、彼の望む形でさばいてやりました。

(さばいた後の魚はグロいのでかわいく加工しといた!)







ご清聴ありがとうございます。

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