ーーーそう、あれは1ケ月ほど前のこと。
その日の夜、飲みに行く予定だったさぶろー山は、
まんまと着替えを忘れたらしく、
夕方、会社の車で家に戻り、
着替えを持って家を出た。
ここまではよくある話なのだけれど、
さぶろー山が家を出てから10分ほどした頃だろうか。
携帯に着信があり、
電話にでると
「ごめん、事故った。」
家から出てわずか10分後、
さぶろー山は事故を起こしていた。
私「えっ?事故?!?!?!」
さぶろー山「うん、ごめん。」
私「怪我は?相手は?」
さぶろー山「いや、俺に怪我はなくて、相手にもない。」
私「相手は車?悪いのどっち?」
さぶろー山「相手は車で悪いのは相手。」
私「じゃあエアバッグは?」
さぶろー山「大丈夫、エアバッグはでてない。」
私「よかったーーー。エアバッグがでると大変なことになるからね(修理代が)、エアバッグだけは守りたいよね(修理代が大変だから)。ちなみに警察と保険屋さんには電話した?」
さぶろー山「警察にはもう電話したし、保険屋さんにも電話した。」
私「じゃ、現場検証はこれから?」
さぶろー山「いや、相手も急いでたみたいで、現場検証は後日だって。」
私「え?そんなんありなの?そもそもどんな事故なの?」
さぶろー山「俺がまっすぐ走ってたら相手が突っ込んできた事故。」
私「ってことは交差点?」
さぶろー山「そう。」
私「優先道路は?」
さぶろー山「俺。」
私「じゃあ、7:3か。」
さぶろー山「でも、相手が一時停止を無視。」
私「じゃあ8:2だね。」
さぶろー山「え?一時不停止だったら9:1だろ?」
私「いや、昔私そのタイプの事故を起こしたことあるから。最初に掲示された過失割合が8:2で、めっちゃ頑張って9:1に持っていったから多分8:2だと思う。」
さぶろー山「どうやって9:1に持っていったん?」
私「私が悪いんでどうか10:0にしてくださいって言い続けたん。」
さぶろー山「は?お前が9かよ!」
私「そう、あの事故は完全に私の前方不注意。一応一時停止はしたけど、その停止が不十分で完全に悪かったうえ、相手がめっちゃいい人で申し訳なさすぎて。保険屋さんにすっごいお願いして9:1にしてもらったの。ホントは10:0にしてほしかったけど、それは絶対無理って言われたから、せめてもの償いに、修理は市内で一番高くて上手なとこを紹介して、めっちゃ綺麗に直してもらったら、結果として相手に喜ばれ、菓子折りまで貰った奇跡の事故。」
さぶろー山「ただのいい人じゃねえか。」
私「でも保険屋さんがこんなに自分の過失をアピールする人はめったにいないって言ってたから、多分8:2だと思うよ。」
さぶろー山「8:2か~・・・そうなるとこっちが払う金額もデカいよな~・・・」
私「・・・そんなにヘコんでるの?」
さぶろー山「こっちも結構ひどいけど、相手はもっとひどい。」
私「ざっくり修理代の見立ては?」
さぶろー山「んー・・・こっちが20万、相手は40万。」
私「え!結構ひどいじゃん!」
さぶろー山「傷がひどいというよりは、当たった場所が悪い感じかな。こっちはフロントと助手席側の2面で、相手はフロントと運転席側と助手席側の3面。」
私「あー・・・それは結構修理代がかさむね・・・。始末書書く練習しないとじゃん。」
さぶろー山「なんで?」
私「だって会社の車でしょ??」
さぶろー山「お前の車だよ?」
お 前 の 車 だ よ
アイツ、勝手に人の車乗って、なにぶつけられてんだよ。
とめちゃくちゃ怒り狂ったのが1ケ月ほど前のこと。
こうして私の車は、バンパーがもげた状態で帰されたのですが、
幸いにも車の保険が誰でもでるタイプだったので、
修理代は保険を使うことにしたんです。
ただですね、
この車を買った時のこと、
みんな覚えてる?
実はこの時なんですよね。
世界中の女性が泣いたかの事件、ね。
年をとったからか、
毎日時間が流れるのが早すぎて、
ついこの間買ったような気がしてたけど、
実は7年も経ってたっていう(びっくり)。
そして私の車は、2年落ちの中古を買ったので、
つまり9年落ち。
もともとたいして乗らないところに、
コロナの影響でさらに乗る機会が減り、
9年落ちでも走行距離は5万キロ。
私的にはまだまだ現役で頑張れる子だと思っているけれど、
査定の風は冷たく、
9年も経った車に満額の修理代がでるワケもなく、
修理代は削られまくり。
当てられ損もいいところ。
まぁ、相手が対物超過特約に入ってれば相手の過失分まででるけど、
そもそも対物超過特約ってあんまりつけてる人いなくない?
自分の車に対してつけれる特約ならすっごくいい特約だな~と思うけど、
相手の車に対しての特約って、あんまりつけることなくない?
実際、この特約をつけてる人を見たことがない。
物を大事にしただけで保険は削られ、
もう4年も経てば自動車税は増税。
日本人の古き良き心はどこ行ったんだって話ですよ。もう。
さらに事故が「交差点」という最ももめどころを秘めた事故で、
相手方ともめているのかどうか知らんけど、
まぁ進まなくて、進まなくて。
保険屋さんからは2週間前に事故受の通知が来たっきりなしのつぶて。
あまりの連絡のなさに、
ひょっとして忘れてんのかな。と思ったら、
マジで忘れてたっていう。
普段起きないようなことが当たり前のように起き続ける。
これが大殺界1年目ーーー。
おおおおおおおーーーーーん!
そして、気になる水漏れについては、
みんなに励ましてもらって、勇気をもらって、あくまでびっくりを装って電話して、
傷の確認だけしてもらったんですが、
その後の話がないので、とりあえず今は返事待ちかな・・・と。
多分こちらも時間がかかりそうなので、
今現在私にできることは「待つ」こと。
気にかけてくださった方も、いろいろと教えてくださった方もありがとうございます。
大殺界を胸に抱え、今日も大人しく待ちます。
ご清聴ありがとうございます。
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ありがとうございます。ぺこりぺこり。
大殺界、なかなか手ごわい相手です。
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