メニエール病と付き合って早1週間。
最初は「なにそれ美味しいの?」状態でしたが、いろんなことが分かってきたので、
需要の有無はともかく、まとめてみました。
朝は具合が悪く、夜に向かって回復
朝は大抵、耳閉感、めまい、吐き気、耳鳴り、脳みそ不稼働のフルコンポ。
でも、薬を飲むと症状が少し和らぎ、10時くらいになると起き上がれるようになる。
さらに、昼の薬を飲むと、少しずつ動けるようになるのだけれど、
ここで無理をすると猛烈なめまいに見舞われるので、
午後の間にできることは1つか2つ。
できるだけゆっくり過ごすのがいいっぽい。
しかし、そこさえ守れば夕方にはそれなりに動けるようになるので、簡単な晩ご飯くらいなら作ることができるし、
晩ご飯を食べるとかなり元気になる。
たいてい、22時にはめまいを感じることがなくなり、
お風呂からあがった0時には、少々の耳閉感を感じるだけでめっちゃ元気になるので、
ここで活動をしたいところだけれど、
「夜はぐっすり寝るように」ときつく言われているので、
私にできることは気分よく寝ること。
たいていはそんな一日を送っているのだけれど、
昨日は、朝からめちゃくちゃ気分がよく、今のうちに晩ご飯の準備しとこ!とちょっと頑張ったら、
昼ぐらいに猛烈な耳鳴りと耳閉感がやってきて、午後はほぼ廃人だったので、
稀に変則的なパターンもあるらしい。
食欲はある
これ、ホント不思議なんですけどね、
一日の大半をソファーの上で過ごし、ソファーと背中はくっついてんのかなってくらい入魂の仲で、
ほぼ息しかしてないのに、腹の減りはいっちょまえ。
めちゃくちゃお腹がすくし、飯はうまい。
めちゃくちゃうまいんです。
もちろん、ご飯も美味しいし、おやつも美味しいし、口に入るものはなんでも美味しい。
となれば、身体も黙ってないでしょうし、
体重に関しては相当な増加が見込まれますが、
体重計は乾電池を抜いておいたので大丈夫。
さすが私、分かってる~!
お煎餅は地獄
そう、ご飯も美味しいし、おやつも美味しいし、食欲もめちゃくちゃあるのに、
唯一無理なのがお煎餅。
これはですね、味が無理とか匂いが無理とかではなく、無理なのは音。
メニエール病の症状のひとつに「異常な音の響き」ってのがあるんですが、
これ、ホント異常なんですね。
常にお風呂の中でエコー最大量のカラオケをされるくらい音が響いてるんです。
全然聞こえないのに響きは異常っての、何度考えてもおかしいと思うんですけど、
このおかしさこそが病気なんですよね。
で、その異常な響きは、外から入ってくる音だけではなく、自分から発される音にも適応されるので、咀嚼音も莫大。
噛むごとにお煎餅特有の咀嚼音が響き、
その不快さたるや、咀嚼音に殺られるレベル。
多分、お煎餅は当分無理かと思われます。
あと、同じ理由でバゲットやたくわんなんかも無理だと思います。
でも、サクサク系の咀嚼音くらいなら大丈夫だし、最近、「奥歯はアレだけど前歯ならイケる」という技を生み出しました(前歯で噛めば咀嚼音もそこまで気にならない模様)。
寝ることでしか回復できない
私、叔母がいるんですけど、その叔母ってのが、
10年前にメニエール病を発症し、以来何度も再発と発作を繰り返しながらメニエールと付き合うメニエールプロ。
そんな叔母が私のメニエール病発症を聞きつけ、メニエール病の指導にきてくれたんですね。
その時の会話がこれ↓
私「朝起きた時、めっちゃ具合悪くない?」
叔母「寝ろ」
私「耳が聞こえないのにめちゃくちゃ音が響くんだけど、これ、どうしてた?」
叔母「寝ろ」
私「いや、うん、寝てはいるけどさ、寝ててもめまいがする時ない?」
叔母「寝ろ」
私「じゃあ、当然耳鳴りがする時も」
叔母「寝ろ」
私「どんな時も」
叔母「寝ろ」
メニエール病は「寝ることでしか回復しない」 、まるでドラクエの世界。
でも、実際その通りで、寝ることしかできないし、どんだけでも眠れます。
ちなみに、昨日の私の一日は、
10時起床、ちょっと晩ご飯の作り置きをしたら疲れ、早めの昼ご飯を食べて薬を飲んで12時に昼寝。
そのまま18時までノンストップで眠り続け、晩ご飯を食べて薬を飲んで、限りなく小音量イッテQを楽しみ21時に夜寝。
そのまま23時まで寝続け、起きてお風呂に入り、0時就寝&10時起床。
マジで一日の大半を睡眠に費やしていますが、そのかいあってか、だいぶ楽になりました。
引き続き「寝る」を頑張ろうと思います。
意外に家族は温かい
たとえば、優しくて有名な一番娘は、絶対心配してくれると思ったけど、
実際めちゃくちゃ心配してくれて、
メニエール病がどんな病気なのかを調べてくれたり、
私にできることとできないこと、してほしいこととしてほしくないことを聞いて、
私ができないことは率先してやってくれるし、してほしくないことは絶対にしない。
もちろん朝は、自分で起きて朝ご飯作って食べて片づけて大学に行くし、
後期はお弁当も自分で作るそうでお母さん泣きそう。
「困った時は助け合いだよ!」と当たり前のように言う一番娘は私の宝。
ってのは想像通りなんですが、意外にもおかん&さぶろー山も優しくて、ですね。
おかんは、掃除機をかけたり、洗濯をしたり、私のできない家事を担ってくれて、
私の手足となって買い物もしてくれる。
間違いなくおかん史上最強のがんばりで、
それは本当にありがたいのだけれど、
夕方18時を過ぎると「今日のご飯はなに?」って聞いてくるので、
ご飯だけはどうしても作れないっぽい。
大丈夫、そこだけは私に担わせて。
そして、さぶろー山は「中に人でも入ってる?」ってくらい立派になりまして、
朝は勝手に会社に行ってくれるし(私、寝放題)、
毎日、仕事の合間を見つけては「大丈夫?」と連絡をくれるし、
毎日、夕方には「晩ご飯のおかず、何か買って帰ろうか?」「俺の分は何もしなくていいから早めにご飯食べて寝てな。」と言ってくれるうえ、
本当に何もしなくていいよう、自分の分を買ってきて作って食べて片づけてくれる。
あの、ハムカツを買っただけでキレて捨てた坊ちゃんが素晴らしき成長です。
しかし、この病は良くも悪くも見た目が普通で、
咳がでるわけでもなく、鼻水がでるわけでもなく、熱がでるわけでもないんです。
他人に理解してもらえないのはしょうがないかもしれないけど、
家族くらいには理解してもらえないと治るものも治らないので、
もし、お近くにメニエール病の方がいらしたら、できるだけ優しくしてあげてください・・・
不真面目でズボラでストレスがなくてもなる
一般的に、メニエール病はストレスが原因とされ、生真面目で几帳面な人ほどかかりやすい病気だそう。
とくれば、なにひとつ私には当てはまるものがないんですね。
真面目というよりは不真面目で、几帳面というにはだいぶ無理がある。
もし私がストレスの塊だったら、世の中の人はストレスで死んでると思うくらいストレスゼロなんです。
でも、ひょっとしたらストレスを感じるようなことがあったのかも・・・と思い、
この一週間考え続けてきたけれど、なんぼ考えても思い当たるふしがないので、
どんなにズボラでどんなに不真面目でストレスフリーな生活を送っていても、
メニエール病になることがあるんだと思います。
ちなみに、友達にメニエール病になった話をしたら、返ってきた言葉が「おまえが?!」「嘘でしょ?!」「誤診じゃね?」の3コンボでしたし、
はるか様にメニエール病になった話をしたら、
「お姉ちゃんなんてズボラ9割&真面目1割なのに、その1割を攻めるとはメニエールもなかなかやるね!」でした。
なのでみんなも気をつけて!
ご清聴ありがとうございます。
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ありがとうございます。ぺこりぺこり。
今日も午後からは休養です。たっぷり寝ます。
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