嵐の前の静けさと言いますか。


雪の前の静けさと言いますか。









今週、唯一の青空に恵まれた昨日。(昨日以外は雨か雪。)
るぅのおいしいうちごはん
うずうずしちゃうくらいの青空で。


どこか行きたい。


どこか遠くへ行きたい。











行きたいけれど。












先立つものがない。


なんてかわいそうなあたし達。











今月はね。


クリスマスもありますし。


サンタにもならねばなりませんし。


鶏も買わねばなりません。






無事に鶏を食ったら。


今度は年末年始というビックウェーブ。






あたしさ。


毎年思うんですけどね。


ここぞとばかりに値上がりするスーパー。


普段通りに行きましょうよ。


1箱5000円の数の子とか要りませんのでね。


いつもみたいに58円セールとかしちゃいましょうよ。






そして。


ただでさえ打撃を受けている年始明け。


1月になればね。


雪もそこそこ降るんですよ。


大雪対策、


冬ごもり対策。


冬眠対策。


そして電気代。(ウチは、夏は安いが冬は高い。)






ああもう。


金がでてでてしょうがねーと。


泣き始めたその時に。


容赦なくやって来るお誕生日Week。







ホントにね。


息つく間もないくらい。


冬はホントに忙しい。


お財布にも大雪警報でております。








まぁね。


そんなこんなでね。


先立つものはないけれど、


遊びには行きたいね。


というあたし達は。


1000円だけを持ってデートをするという、


高校生のようなデートをすることにしました。


(名付けて1000円デート。)








高校生の頃はさ。


本当に1000円しか持ってなくて。


「1000円デートをする」のではなく、


「1000円デートをせざるを得ない」ってのが正解だったんですけど。





さすがにね。





あたし達。今、大人。






一応ね。


2000円くらいは持ってます。









だけれどもね。


他にお金持ってるとね。


絶対使っちゃうますからね。










本当に1000円しか持って行かない。
るぅのおいしいうちごはん
あたし達2人、


1000円で寿司食います。(IN魚べい)















あたし「いい?1000円だからね。1000円だよ。1000円しかないからね。」






うっかり2000円分とか食いそうなさぶろー山には、


何度も何度も念を押す。
るぅのおいしいうちごはん
さぶろー山「分かった。分かった。1000円ね。」







そう。1000円。


それも、1人1000円じゃなく、2人で1000円だから。







さぶろー山「1000円ねー・・・じゃあねぇ・・・俺は・・・」







何食べてもいいんだよ。


好きなだけ食べていいんだよ。







ただ。







1000円以内に納めてくれれば。(2人分。)







さぶろー山「ねえ。これさ。もし1000円以上になったらどうすればいいの?」







そうだね。


ひょっとしたら。


そんな場合もあるかもしれない。








けれどね。








あたし「お店から出られないよね。」







無銭飲食で捕まるか、


もしくは皿洗い。







さぶろー山「まじで?!」







まじですよ。


本気と書いてマジと読む系。







さぶろー山「じゃあ・・・よく考えて食べないとだよなぁ・・・」






折半で1000円ですから。


2人で1000円ですから。


しかも税込ですから。







さぶろー山「じゃ、俺、うどんとコハダ!」
るぅのおいしいうちごはん
別にいいんですよ。


何食べたっていいんですよ。


好きなだけ食べていいんですよ。














で・も・ね。















2人で1000円ってことはさ。


1人辺り500円になるわけ。







いい?


1人500円よ。


500円。


マックだったらポテトとコーラでお腹いっぱいにしちゃおうとか。


コーラは自販で買っちゃおうとか。


そういう域の話。







この1000円デートはさ。


1人500円って金額を、どう楽しむかにかかってるわけでして。


それはね。


いかに100円を楽しむかってことが重要で。


今日のキーポイントになってるわけよ。




この世界ではね。





100円を制すものは1000円デートを制す。




とまで言われているわけよ。














そ。





れ。





を。















いきなりのうどん157円。


いきなり。


もう。


ためらいもなく157円皿注文しちゃうんだ。











すごいわ~。


ブルジョワだわ~。


どこぞの貴族様かしら。








あたし「あたしは平民なので、牡蠣マヨ炙り。」
るぅのおいしいうちごはん
マックに入りたいのに、マックに入れず。


しょうがないからコンビニで買ったポテトチップを食いながら、


雨の中、ひたすらマックを見つめていた10数年前。(の、あたしとあゆみ。)







あたし「あの気持ち。君に分かるかい?」







さぶろー山「何言ってるか分からない俺、次、白子。」
るぅのおいしいうちごはん
あたしの2皿目は蒸し牡蠣。


貴族様は白子で。







さぶろー山「ん~。白子くりーみぃー!」







勢いよく、もっしゃもしゃとかじる貴族様。


と。


チビチビねぶるように牡蠣を楽しむ平民。







さぶろー山「おかめ。お前の牡蠣と俺のうどん。半分替えっこしよう。」







あ。


いいねいいね。


それ、いいね。






限られた予算の中でどれだけ楽しめるかっつーのが大事だからね。


半分こしていろんな味をめいいっぱい楽しむ。


いいじゃんいいじゃん。


正しい1000円デートの楽しみ方、分かってきてんじゃん!







さぶろー山「ハイ。どうぞ。」
るぅのおいしいうちごはん
うどん・・・どこ?








さぶろー山「んー。蒸し牡蠣もくりーみぃー!」













牡蠣を難なく奪われ、


かわいそうすぎるあたしの3皿目。
るぅのおいしいうちごはん
牡蠣マヨ炙り再び。







予算が限られているがゆえ。


少しでも腹いっぱいになりそうなものを頼む。


これが1000円デートの常識。







あたし「次は何にしようかなぁ・・・❤」






そして。


このデートは。


いかに長く楽しむかってのも重要事項。


爆大な胃袋を持つあたし達の満腹中枢を、


いかに刺激するか。


時間をかけて。


ゆっくり食べて。


その、美味しい余韻を残しつつ、


食べた後もチビチビ楽しむ。


そして。


次の皿に移る時は。


躊躇いながら頼む。


どれにしようかな。


こっちがいいかな。


ああ。


やっぱりこっちにしようかな。


と。


悩みながら注文する。





とっても大事なこと。













と言ってますのに。













さぶろー山「俺、エンガワ!」







何の躊躇いもなく、


じゃんじゃんばりばりと注文できるその勇気。


一心不乱にむさぼり食う勇気。








さぶろー山「もぐもぐ。もぐもぐ。あー。エンガワいいねー。」








あたしは問いたい。






あんた、今日の趣旨分かってる?







絶対分かっていないよねー。


だよねー。













絶対分かっていないけど、


それでも進むあたし達の1000円デート旅。








さぶろー山「えっとね。次はなー・・・」







食ったら次。


食ったら次。


じゃんじゃんと注文してくれているようですけど。






さぶろー山「まぐろ。まぐろにしよ。」






いやいやいやいや。


ちょっと待て。







さぶろー山「まぐろ注文しちゃおーっと。」







いやいやいやいや。


ちょっと待て。







ちょっと待て!!!
るぅのおいしいうちごはん
君、3皿食べたよね。


うどんも食べたよね。






コハダ食って、


白子食って。


うどん食って。


(間にあたしの蒸し牡蠣奪って。)


そして、今。


エンガワも食べましたよね。







コハダ 105円。


白子 105円。


エンガワ 105円。


うどん 157円。








合計467円。


ハイ終了。














さぶろー山「なんでーーーーーーーーー!」












いや。


だから。









コハダ 105円。


白子 105円。


エンガワ 105円。


うどん 157円。








合計467円。



ちょうど500円内。


ばっちぐー。










さぶろー山「なんで?なんで?うどんってお前も食ったじゃん!!」







いや。


食ったも何も。







あたしが食ったのは、これですけど。
るぅのおいしいうちごはん
カスしかないうどん。


汁一口分しかないうどん。





(しかも蒸し牡蠣と交換。)








さぶろー山「何さそれ!俺にだけうどん注文させといて。お前だけ寿司5皿食う気?!」







いやいやいやいや。

るぅのおいしいうちごはん

アタシうどん食ってねーし。




そもそもの話。


うどんを注文してくれとも言ってない。







さぶろー山「何それ!卑怯者!!!卑怯者!!!三橋!!!」







逆に嬉しいよ。


その三橋呼ばわり。


(三橋とは「今日から俺は」で有名な卑怯者三橋のことです。)





さぶろー山「ちょっと待て三橋。」







光栄です。


ありがとう三橋。







さぶろー山「俺はな。今この現状を皿にしたらこんな感じだと思うんだ。」
るぅのおいしいうちごはん さぶろー山3皿。


あたし3皿。


うどんは中間=半分こってことですかい。







あたし「いやいやいやいや。」







とんでもない。






あたし「正確にはこんな感じでしょ。」

るぅのおいしいうちごはん

もっと正確に言うと。




うどんの椀はあたしの皿にかかるべきではない。




ごもっとも。









さぶろー山「鬼嫁!鬼!くそばばー!ケチケチ女ー!!!」










ポチ。












ポチ・・・?


ぽち?


POCHI?








やだこれ。


何の音?












さぶろー山「あ。怒った勢いでびんちょうまぐろ押しちゃった。てへ。」
るぅのおいしいうちごはん
そんな話があるかボケーーーーー!







うっかり110番するとこでした。


「無銭飲食しようとしてる男がいます!」って。














そして。


不慮の事故なんだか何だんだか分からん理由により。


あたしの4皿目うに。
るぅのおいしいうちごはん
あたし「はー・・・・・・」








ホントは海老も食べたかったし、


牡蠣ももっと食べたかったし、


エンガワも食べる予定だったんですけどね。







あたし「はああああああああー・・・・・」
るぅのおいしいうちごはん
最後はきゅーり。


ぽりぽりぽり。












わずか15分でお寿司終了。

るぅのおいしいうちごはん
さぶろー山「ねえ。これさ。ホントに1000円で足りる?






あたし「足りるでしょ。」






105円×8+157×1。


あたし105×3.5。


さぶろー山105×4.5+157×1。






ホントはさ。


105×9。


あたし105×4.5。


さぶろー山105×4.5。


に、なるはずだったんですけどね。





ええ。


もういいですけど。


一口しか食べてもいないうどんのことは忘れますけど。








さぶろー山「でもさ。もし、ガリ有料とか。お茶有料とかになってたらどうする?」







ガリが有料だの。


お茶が有料だの。


そんなことは、まず、あり得ないと思うんですけど。








さぶろー山「いや。でもさ。俺達ガリ2回食べちゃったじゃん。


こいつらガリ山ほど食いやがって。


100円追加してやる!とかになったらどうする?」









どうするも何も・・・


どうしようもない。












っつーかさ。












そんなん思うならうどん食うな!って話。











でも。


ホントにガリ有料とか。


お茶有料とか。


席料追加とか。


サービス料10%増しとか。


1000円で足りなかったらどうしようかなと思いつつ。
るぅのおいしいうちごはん
お会計。













どきどき。


どきどき。

るぅのおいしいうちごはん
大丈夫でした。












よかった。


無事にお店出れて。










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1000円デート。


今度は電卓持参しよ。