お土産ってさ、


日本人特有の性質みたいなもんで、


世界でも類をみないほど、日本人はお土産が好き。


(まぁ、人にもよるけど。)





「自分で旅の記念を買う」のではなく、


家族や親戚、友達に配るお土産を買うののは、


日本人の国民性。


(ええ。人にもよるけど。)













あたしが小学校の時。


修学旅行のお小遣いは「2,500円」ってのが決まりだった。






今は当時とは物価も違うしね、


もっといっぱいだけれど、


20数年前の当時。


しおりにデカデカと「2,500円」と書かれ、


「無駄遣いはしないようにしましょう」とまで書かれてたもんだったのよね。






でも。


学校の決まりが「2,500円」つっても、


修学旅行っつーと、


親もばーちゃんも、親戚もみんなお小遣いをくれるので、


気づけば3~4万くらいの大金を手にしていて、


親も「2~3,000円くらい隠して持って行けっ」て言うし、


そして、


大抵みなさん、2~3,000円くらいは隠して持ってきているのだけれど。





当時(は、まだ。って言っといたほうがいいですかね。)おりこうで真面目だったアタシは、


「学校の決まりをやぶれない。」


つって、


本当に2,500円だけを持って修学旅行に行った。








そして、友達とお土産を買っている時、


周りの友達は5~6,000円持ってきていて、


友達みんなが決まりをやぶっていることに気づき、


そこからあたしの非行への道が始まるのだけれど、


そんな話はさておき。


当時、おりこうで真面目で超ぷりちーだったアタシは、


その2,500円という誰よりも少ないお小遣いの中から、




家族とじじばばには、1人1つずつのお土産を買い。


親戚には1家で1つずつの菓子折り等を買い。


いとこ達には1人1つずつのお土産を買い。




たった2,500円でうまいことやりくり をして、


もらった分をお返しすることに礼を尽くした。


(誰よりも少ないお小遣いで誰よりもいっぱいお土産を買った。本当に偉かった当時のアタシ。)






















そして、その3年後。


今度は中学校の修学旅行になるワケだけれど、


中学校ともなると行先はちょっと遠方。


「東京&横浜」。





ま、


ここらの中学校は、大抵1日目はディズニーで遊んで、


周辺のホテルに泊まって、


2日目は東京近辺をぷらぷら見て、


そこらのホテルに泊まって、


3日目に皇居見て国会議事堂見て帰る。


っつーコースが定番なんすわ。






中学校くらいになると、


じじばばも親戚も、


みんな包んでくれる金額がそこそこデカい。


(大抵みんな1万円くらいずつ包んでくれる。)





そのうえ、


あたしは、3年前の修学旅行で、


お小遣いの決まりは誰も守らない ということを学んでいたので、


「15,000円まで」と言われていたお小遣いを、


大幅にオーバーして持って行った。


(非行のはじまり。)






そこで。


家族&一族には1人1つずつのお土産(ミッキーの置物なぬいぐるみ等の残るもの)と、


定番クッキーやチョコレートなど。


ごっっっっっっっそり買った。


(ホント買った。マジで買った。すっげー買った。)








その量は、


ディズニーランドの一番でっかいお土産袋5つにものぼり、


アタシは、「誰よりもお土産を買ったで賞」を受賞した。








そして、


もちろんそんな大量のお土産は自分1人で持ち切れず、


あゆみに手伝ってもらいながら家まで運んだ。


(そしてあゆみはキレたが、袋もキレた。)
























そして、さらにその2年後。


今度は高校の修学旅行。





高校生くらいになると、


行先もバラエティーに富んでいて。


韓国・グアム・北海道・沖縄・広島・九州・東北6県等々、


国内外選びたい放題のアンケート方式だった。





海外を希望する子も多かったけど、


パスポートのない当時のあたしは、


北海道に行きたくて、


北海道と書き、


実際アンケートの内容は北海道が圧倒的人気だったのだけれど、


あたし達のひとつ上の学年、


先輩たちの修学旅行が北海道で、


ちょうど台風の時期に当たってしまったらしく、


1日ならいざ知らず、


3日も空港で足止めをくらい、


全く帰ってこれなくなった前例から、


強制的に九州と決められた。


(アンケートの意味ナシ。)







まぁね。


高校生くらいになると、


自分でもバイトしてて、


そこそこお金も持っている。




修学旅行のお小遣いは「25,000円」って決められていたけど、


規定額の25,000円は親がくれるし。


じじばばや親戚が包んでくれる額もどんどん高額になる。




お小遣いとして持ち歩く金額も、


相当ブルジョワ。


(あたしは当時、10万くらい持っていきました。)







かわいい妹には、アンティーク風の絵(10,000円相当)を。


お小遣いをくれたおかんには、小奇麗な手掘りのグラス(10,000円相当)を。


それぞれハウステンボスで買った。





じじばば親戚いとこなどの一族にも、


1人1つずつのお土産を買った。





長崎名物・文明堂のカステラに至っては、


ケース買い。


(そして、中学校に引き続き「誰よりもお土産を買ったで賞」を受賞。)







もちろん、


そんなお土産を、


新潟←→九州間で持ち運びできるワケもないので、


現地から段ボール2つ分のお土産を発送し。


(送料は確か1箱2,000円。)





さらに自分は、


両手にバカでかい土産袋を抱え。


(この他、ボストンバックも手持ちであり。)





背にはパンパンになったリュックを背負い。


(土産専用リュックも持参。)





足りない分は友達に持たせた。


(そして、友はキレ、袋もキレる。の巻。)











いっそ、


リヤカーを買おうかと思うほどに土産を買いまくった16歳のアタシ。


九州で買った夏みかんの缶詰(こちらもケース買い)は、とても旨かった。






















そして。


あたしとはるかは2つ違いなので、


あたしの2年後には、


はるかも同等の修学旅行に行くのだけれど、


高校の時、はるかの修学旅行先は「北海道」。





憧れの北海道。


夢の北海道。


行きたかった北海道。






何と言っても「美味しい北海道」の修学旅行は相当うらやましかったけれど、


当時は、あたしもいっちょまえに働いてたし、


一応気を使って、


1万円のお小遣いをあげた。(一応、おねーちゃんなんで。)




2年前。


自分の修学旅行の時は、


あたしも大量のお土産を買ったし、(誰よりもお土産を買ったで賞。受賞。)


妹には特に気を使ってお土産を買ったし、(なんせ、はるかはやかましい。)


今回1万円もあげたし。(偉すぎるおねーちゃん。)





まー、


なんてゆーかだね。





美味しい土産を買って来いよ。





という。


そーゆーことですわ。










なんせ、行先は「夢の北海道」。


毛ガニ。


生うに。


白い恋人。


バターサンド。




何がきてもいいのだよ。


と。




何を買ってくれてもいいのだよ。


と。





若かったあたしは、


それはもう、


はるかの帰りを楽しみに。


楽しみに。


楽しみに。


していたのだけれど。













「ただいまー。」


と、帰ってきたはるかは。





手ぶら だった。














おかん「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」






あたし「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」






おかん「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」






あたし「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」






おかん「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」






あたし「・・・・・・・・・・・・・あ。アレ・・・かな。あの。あの。発送。発送。明日届くヤツ。」






おかん「あ・・・・・ああ・・・・ああああの。黒い猫ちゃんの。」






あたし「そ・・・・・・・・そそそそうそう。元気なね。おにーさんがね。運んでね。くれるヤツね。」






おかん「そそそ・・・・・・そうかそうか。あああ・・・・・・・明日か。明日だね。」







と、


北海道は飛行機だもんな。


そんなにいっぱい手荷物持てないよな。


つって。


明日うちに届くであろう宅急便。





しいては。


お土産便を。





それはもう楽しみに。


楽しみに。


楽しみに。


楽しみにしていたあたしとおかん。









しかし。









次の日になっても、


その次の日になっても、


さらに次の日になっても。


黒い猫ちゃんの小箱は全く届かず。






いくら北海道と本州が海で分断されていると言っても。


黒い猫ちゃんは走ってくるだろうし。


はるかが帰ってきて早4日。


こんなにも遅かったら、


美味しいものも美味しくなくなってしまうのではなかろうか。


ウニがウニではなくなるのではないか。


毛ガニが異臭を放つのではないか。


と、


大変不安になったあたし達は。


はるかに聞いてみた。







おかん「ねえ。お土産便届かないみたいだけど・・・」






はるか「は?何のこと?」






おかん「いや。お土産の宅急便が・・・」






はるか「ああ。宅急便ね。」






そうそう。


美味しい便。






はるか「届くわけないじゃん。」






あたし「え。」






はるか「送ってないもの。」






おかん「ははははははは。」






はるか「ははははははは。」






あたし「ははははははは。」






ははははははは。









あたし「やだなぁ。美味しいものが腐るんじゃないかと思って、心配しちゃったよー。」






おかん「だよねーだよねー。」






はるか「やだー。早く言えばいいのにー。」






あたし「ごめんごめーん。」






はるか「ははははははは。」






おかん「ははははははは。」






あたし「ははははははは。」






ははははははは。










おかん「じゃ。さっさとお土産出してくれる?」






はるか「ああ。これ。どれがいい?」






と、


はるかが旅行バックから出したお土産は下記。













■見たことも聞いたこともないような無名クッキー2箱





■今時どこに行ったら出会えるんだろうと


センスを疑いたくなるようなキーホールダー2個





■木彫りの熊2個












おかん「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」






あたし「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」






はるか「これ、みんなで適当に分けて!」








■見たことも聞いたこともないような無名クッキー2箱





■今時どこに行ったら出会えるんだろうと


センスを疑いたくなるようなキーホールダー2個





■木彫りの熊2個













これを。







どうやって。













分けろと?






(クッキー各家族一枚ずつでーす。熊は分解してお渡ししまーす。ってか。)














おかん「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」






あたし「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」






はるか「ああ。そういや。おねーちゃんお小遣いくれたもんね。これ、あげる。」






と、


渡された木彫りの熊。


(口には鮭。いかつい面立ち。少々ゴツめ。)












19歳の。(当時はまだ。)







お若い女の子が。(当時はまだ。)







木彫りの熊など。















いるかボケーーーーーーー



















おかんは、「こんなお土産、みんなに渡せない。」と泣き、


あたしは、「木彫りなんていらない。」と泣き、


はるかは、残った修学旅行のお小遣いを握りしめ、




自分の自転車を買っていた。




(アイツは、そういう女です。)












思えば。


はるかが小学校の時。


修学旅行には、あたしより多いお小遣い(5,000円相当)を持っていったハズなのに。


買ってきた土産は、


まさかの「いかとっくり3つ」。


親戚一同からそれぞれお小遣いをもらっているのに、


いかとっくり3つではどうやっても勘定が合わず、


困ったおかんは、


はるかが旅行中に作成した「絵付け茶碗」までもを土産という形にして、


足りない分はおかん自ら買っていた。









中学校の時は。


ディズニーランドでクッキーを買ってきてくれたのだけれど、


なんていうか。


クッキーだった。


クッキーだけだった。








アイツはそういう女です。


ハイ。



















だからね。


今回のひなの修学旅行って、


ひなは「あたしタイプ」か「はるかタイプ」なのか、


ものすごい気になるところで、


おかんとも話題になってたんだよね。






おかん「あんたタイプだったら、ものすごい量のお土産を買ってくるね。」






あたし「はるかタイプだったら、いかとっくり3個だね。」












一応、規定より多めのお金を入れてやって、


何もいらないからいっぱい遊んでおいで。


っては言ったけど。


修学旅行の前日には、


お土産リストを見ながら電卓をたたき、


1人で夜な夜な計算をしてたひなちゃん。








いかとっくり3個か。


抱えきれないほどのお土産か。











運命はいかに?





































っつー運命はこんな感じで。
るぅのおいしいうちごはん
ひな「ママとー、ばーちゃんとー、パパとー、じーたん(お義父様)とー、ばーたん(お義母様)の分。」






箱は3つ。


人数は5人。








ひな「みんなで分けてね♡」









どうやって・・・。


(クッキーは1人1/2箱ずつでーす。運がいいと1箱もらえまーす。ってか。)
















ひな「ひなはねー、オカリナ買ったんだー。」
るぅのおいしいうちごはん
オカリナ。(自分用。)








あたし「じゃ、お小遣いって余った?」






ひな「余らない。余らない。全然余らないよー。」






おかしいな。


あたしの知らぬ間に、


お菓子は1箱2000円もするような時代になったのだろうか。




それとも。


佐渡だけ異常に物価が高いのだろうか。




それとも。


お菓子の箱を開けると、実は金箔が敷き詰められていて、


2000円の価値ある商品なのか。






ひな「ちょうどだった。ママが入れてくれた分、ちょうどよかった。」






あたし「ふーん・・・・・・・・・」










ものすごい腑に落ちないなーとは思ったけれど、


昨日、ひなを連れて出かけた時に、


「ママちょっとあっち行ってて。」


と言われ、


なんでかなーとは思ったけれど、


「恥ずかしいから、ちょっと離れてて。」


と言われまして。


あ。


もしかしてアタシにプレゼント?


みたいな。


特になんもない日だけど、


ママいつもありがとう。


みたいな。


うん。


もっかい母の日?


みたいな。


それならしょうがないなぁ。


と。


あたしがいたんでは買いにくいだろう。


と。


そんな淡い期待を寄せ、


ひなちゃんの動向を物陰からこっそり見ていたところ、













漫画本を山ほど買っていた


(きっと、修学旅行の余ったお小遣いで。)












あたし「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」












お手数かけます。

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ありがとうございます。ぺこり。ぺこり。








ひなちゃんは、はるかタイプでした。