土用の丑の日に。



鰻が。





お鰻様が。









我が家に。





やって。










キターーーーーーーーー
るぅのおいしいうちごはん
さぶろー山「ぎゃおおおおおおーん!


ぎゃおおおおおおおおおおーーーん!


ぎゃおおおおおおおおおおおおおーーー」









いささかオーバーな喜び方ではありますけれど、


仕方ない。





さぶろー山は、鰻が死ぬほど好きなのです。






おかん「え。何これ。なにこれ。もらったの?どこでもらったの?」






ちなみに言えば。


おかんも、鰻が死ぬほど好きなのです。






あたし「買ったの。」






土用の丑の日に。


鰻をくれる。


そんな親切な店があるのならば。


一生贔屓にしてやります。やります。やりますとも。






おかん「あ。分かった。中国産だ。」






あたし「ちょっと待ちな。全員そこに並びな。」













こ・の・紋・ど・こ・ろ・が
るぅのおいしいうちごはん

目に入らぬかーーーーー










おかん「ぎゃーーーーーーーーーーー!」







さぶろー山「おおおおおおーーーーーん!」








あたし「全員敬礼。」















ご存じ。


「丑の日」


と、いうものは。


年に1回ないし、2回ある、「鰻を食べようデー」のこと。(正確に言えば、春夏秋冬にあるので、年6回。)


鰻を食べて。


精力つけて。


あっつーい夏を、乗り切りましょう。


っつーね。


なんとも理にかなった風習のコトなんですけど。





我が家。


鰻食べるの。








2年ぶり。










去年なんて、


鰻が高騰して、高騰しすぎて。


中国産ですら買えず。


鰻、育てまたしね。

るぅのおいしいうちごはん

偽ひつまぶしの話。 より)







うなぎが買えなくて、


こんなんしたこともありましたわ・・・。

るぅのおいしいうちごはん
照りチキひつまぶし 。)










そんなこんなで。


毎年、騙し騙しの丑の日を送っていた我が家。


(あ。すいません。貧乏です。)







じゃ、


今年は格安だかったか。


っつーと。





全然そんなこともなくて。 (いや。むしろ高かった。)










じゃ、


宝くじでも当たったか。


っつーと。





全然そんなこともなくて。 (いや。買ってすらいない。)











なんかね。


ちょっとだけ夏バテ気味だったんですわ。


あたしが。
るぅのおいしいうちごはん
別にバテるのはかまわねーんですけど、


あたしがバテると。


医者代だけならいざ知らず、


家族の食事代、


クリーニング代、


なんちゃらかんちゃらで、


4人でお外でええ鰻を食べれるくらいのお金が出ますしね。


ここはいっちょ鰻食って夏バテを吹き飛ばしてみようか。


とね。


言うなれば。


投資です。


投資。


鰻で自分の健康を買います。


買いました。











おかん「ね。これ、いくらしたん?980円?1280円?」






この。


鰻高騰な時代に。


980円で。


鰻が。






あたし「買えるか。」






ばかやろう。


という話。






おかん「え。じゃ、1580円?1680円?」






あたし「それは、中国産のお値段です。」






だけれども。

我が家にあるのは、日本国産の鰻様。お鰻様。






おかん「え。じゃ、1880円?分かった。1980円だ!」












あたし「2,380円です。」












おかん「にっ・・・2,380えんーーーーーーーーー!」






そう。


2,380円。


我が家の食費4日分。






おかん「・・・・・・あんた・・・清水だったわねえ・・・・・・」






あたし「清水どころか、スカイツリーからバンジーして、逆バンジーして、びよんびよーん。ってなったところで。


おっといけねえ。綱切れちまったー。やっべー。どうすんべかー。


ぐらいの気持ちだったわ・・・」






おかん「だよねえ・・・・・」






実際のところ。


スーパーで鰻を持って。


鰻を返して。


やっぱり鰻を持って。


やっぱり鰻を返して。


レジまで行って。


そこでUターンして。


鰻を返して。


肉を持って。


やっぱり鰻を持って。


肉を返して。


どうしよう感と共に罪悪感まで感じながらレジに並び。


いざ。


レジのおばちゃんが鰻を持った時。


思わずあたしも鰻を掴んじゃうくらい。(やっぱやめるーーー!的な。)


鰻VSあたしの戦いでした。


(いや。なんせ2,380円。)














そんなお鰻様。
るぅのおいしいうちごはん
いくら2,380円で我が家の食費4日分とは言え。


4人で食べるにはチトミニサイズ。





お重に鰻をどっかーんと横たわらせて、


THE・うな重♡


的な食べ方ができれば一番いいのだけれど、


このサイズじゃね、


まず、無理。


山盛りご飯の上に、薬味と勘違いできそうな鰻にしかならん。







でもね。


あたしはね、


2,380円も出してるの。


(大事。)










じゃあ、ひつまぶしにする?


つってもね。


うちね。


ご飯食べるの。


ものすごい食べるの。


4合飯の上に。


こんな1匹ばかしの鰻をのっけても。


全然鰻が秀でない。


ショッボイショッボイひつまぶしにしかならないのよね。







でもね。


あたしはね、


2,380円も出してるの。


(そう。大事。)











じゃあ、どうすんのよアンタ。


って感じなんですけど。






あたしは。


スカイツリーからバンジーして、逆バンジーして、さらに綱切れた。


くらいの気持ちで、


この鰻を買ってるワケですよ。


(2,380円で。)






ついでに言えば、


来年は買えないかもしれないワケですよ。


(2,380円は、もう出せまい。出す気もあるまい。)









みんなには「今年の丑の日には鰻食ったぜー!」って印象を持ってもらわないといけないし、


鰻美味しかったね。っても言ってもらわないと困るし、


なんせ。


鰻を満喫した。


という決定的事実を印象づけて、


鰻で大大大満足な気持ちにさせないといけないの。














なぜなら。













今年は丑の日が2回あるのです。


(2回目は8月3日。)








だけど、2回目はスルーする予定なんです。


てへっ。

















ですので。


一匹の鰻で、「豪華料亭風ご飯」。


いきますわよー。











どーん♡
るぅのおいしいうちごはん
ドラゴンロール・鰻の巻き寿司・サラダ巻き・いんげんの胡麻和え・ポテトサラダ・ミルクティーロール








一匹(2,380円)の鰻を4人(ま、ひなが食わないので正確に言うと3人・・・かな。)で分けて。


豪華に見せて。


魅せられて。


腹いっぱい食おう作戦。








ドラゴンロールでございます。

るぅのおいしいうちごはん
さぶろー山「うなぎィィィィィィィィィィィー!」









一匹しかない鰻(いや、でも2,380円)だけど、


たっぷりのご飯で巻いて、


こやって全面に出してあげれば。
るぅのおいしいうちごはん
おかん「鰻感満載♡」







そう。


ものすごい「鰻」。


って感じになるんですよ。


(騙しのおかめと呼んでください。)











カリフォルニアロールみたいな感じで、裏巻きにしたお寿司を作って、


その上に鰻をのっけて、


チョイ豪華さを魅せるドラゴンロール。
るぅのおいしいうちごはん
一見難しいようなイメージですけど、


基本的には太巻きと同じなんで、


太巻きさえ作れれば、


無問題♡





っつか。


これはあたしの個人的見解ですけど、


太巻きより裏巻きのほうが巻きやすいかも。


そして、


最悪、まきすがなくてもイケる。






そんなドラゴンロールの作り方は、ここ に書いてあるんですけど、


これ、なーんの写真もなくて、


ちょっと分かりにくくてね。




今回写真も撮ったので、


前のドラゴンロールに追記しようか、


別に書こうか、


迷って迷って、


迷いはじめてから、すでに20分が経過してるんですけど。


やっぱ、別でUPすることにします。


(多分そのほうが見やすいと思うんで。)






今日は無理かもしれないんですけど、


我が家のように、一匹しか鰻が買えないけど、やたら大食いのおうちで、鰻を豪華に魅せなくてはならない。


という、せつない使命感を背負った方がいらっしゃるかもしれないので、(分かるわよ。その気持ち・・・)


8月3日までにはなんとか。











おかん「この我が家で生きて鰻に出会える日が来るとは・・・」るぅのおいしいうちごはん
さぶろー山「奇跡だ・・・・・!」






おかん「さぶろー山さん・・・大事に大事に食べましょうね。もう会えないかもしれないし。」






さぶろー山「だよね。だよね。よく噛んで、よく味わって、今この時を大事にしようね。もう会えないかもしれないし。」




ちょっと大げさなようだけど、


あながち間違いではない意見。


(来年はきっと買いません。)










おかんとさぶろー山が泣いて喜んだドラゴンロール(実はあたしもそこまで鰻好きなワケではなく、


ひなに至っては嫌いですしね。)には、


自家製ガリを添えて。
るぅのおいしいうちごはん
いつもは白だけど、


今回はピンクにしてみました。












ひなちゃんは、鰻がお好きではありませんので、


サラダ巻き。
るぅのおいしいうちごはん
ひな「ワーイ♡ひな、ママのカニカマ巻きが一番スキーーー♡」






こんな無邪気なところを見ると。


うちの子は、「いつまでもカワイイひなちゃん」なのだなぁ。


と思うのだけれど。


カワイイひなちゃんは、


少々反抗期。


(さぶろー山を「パンダ」と呼び、ラップの芯を渡して「笹を食え」とか言ったりします・・・)










そして。


太巻きは、


真ん中に具が配置されればお上手。


と言われていて、


実際。


太巻きのど真ん中に具を持ってくるのって、


結構至難の技なのだけれど。
るぅのおいしいうちごはん
あたし「天才だわ。」






天才なんす。


(ああ。趣味です。特技です。自分で自分を褒めて満足できるタイプです。)
















あとは、いんげんの胡麻和え。
るぅのおいしいうちごはん
お寿司の時って、副菜に迷うのよねー。


ご飯がもろメインなもんだから、


肉じゃ重いよなー。


とか。


魚は食ってるしなー。


とか。


野菜ばっかじゃ豚が文句言うんだよなー。


とか。







悩んで。


悩んで。


悩んで。







結局。


辿り着くところは、


家にある野菜でなんか作ろう。っつーね。
るぅのおいしいうちごはん
さぶろー山「えー。なんでお肉ないのー!」






そして、「やっぱり。」な、この言葉には、


右から左で対応。


(っつか、今のさぶろー山は、そんな大きな事を言える立場でしょうか。という話。)
















デザートには、酔っ払いロール。
るぅのおいしいうちごはん
さぶろー山「あー。鰻美味しかったなー。」






おかん「分かるーホント美味しかったー。」






さぶろー山「お前、よくぞ2,380円もの鰻買ったなー。」






あたし「まーね。」






あたしだってやるときゃやるんですよ。






おかん「明日、雨降るんじゃないのー。」






さぶろー山「いや。甘いな。雪くらい降るかもしんねーぞ。」






あたし「まっさかー!」






おかん「いや。槍だわ。槍。きっと、槍が降る!」






あたし「そんなわけないじゃーん!」





つって。


みんなで笑って。


大変美味しく鰻をいただいたワケですけども。




























その夜。
るぅのおいしいうちごはん
あたしは熱を出した。













ひな「ストレス・・・かな・・・」






おかん「慣れないことするから・・・」






さぶろー山「ストレス・・・だな・・・」











そう。


これは、


2,380円も出して鰻を買ったという精神的ストレス・・・












かわいそう。

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ありがとうございます。ぺこり。ぺこり。






どこまでも貧乏性・・・。


ううっ・・・泣。