ご訪問いただきありがとうございます。

2014年3月12日、初のレシピ本を出版していただきました!




ご新規様、はじめまして。

常連様、愛してます。

今日もお手柔らかに突っ込んでください。かしこ。



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なんだりかんだりで、

6日も書いてしまった盆の旅。







今日で最後。  だと信じたい。

とりあえずやって来た裏磐梯。








あたし、会津生まれの会津育ちだけど、

実は裏磐梯って、





あたし「初めて来たかも。」





すぐ近くにある野口英世記念館は10回以上行ってんですけどね。

猪苗代湖なんか100回以上行ってんですけどね。








しかも。

野口英世記念館って、

何度行っても楽しい場所でもないのだけれど、

幼稚園の遠足も、

子供会の旅行も、

小学校の遠足も、




全部。




野口英世記念館ですねん。

それか、猪苗代湖。






困ったらここ行っとけ。的な親の都合と気持ちが見え隠れする場所。

だけれども、会津っ子は、みんな、そう。








ちなみに言えば、

初めて読む絵本は「白虎隊」でなければならず、

堀内孝雄の「愛しき日々」は誰しもがアカペラで歌え、

基本のおやつは、「ままどおる」。




これ、会津っ子三大原則です。

大嘘です。

















ハイ。

そんな大嘘こき、

初の五色沼を目指して。







さぶろー山「レッツゴー!!!!!」








と、はしゃぐ者は、さぶろー山一人だけで、





あたし「えー・・・歩きたくなーい・・・」





ひな「ひな、帰りたーい・・・」





女性陣は、やる気なし。





さぶろー山「なんなの、お前たち。なんでそんなにやる気ないの?」





だってね。

五色沼ってね、

ちょっとこの地図見てくれる?

あのね。

この地図を見れば分かるとーり。




ひとつじゃない。んですよ。





さぶろー山「えー。俺、沼が五色に輝くから五色沼っていうんだと思ってたー。」





ええ。

よくこんな勘違いしてる人いますけど、

五色沼とは、

決して、ひとつの沼が5色に輝くワケではなく、

大小合わせて数十個の沼が赤や緑、青など、

さまざまな色に見える沼が、点在してるワケ。


(ハイ、「点在」、アンダーラインー。)









ええ、ええ。

点在。

ということは。

決して沼が縦一列に並んでるワケではなく、

横一列に並んでるワケでもなく、

沼①があって、

ちょっと離れたところに沼②があって、

沼②からさらに離れたところに沼③があって・・・





沼から沼への移動は、徒歩。








新潟は、基本、車社会ですから、

どこに行くにも、車。

何をするにも、車。

自宅から300m離れたコンビニに行くにも、車。





ええ。

世界一頼りにならない、あたしの足。





あたし「無理無理ー。」





そこにプラスして、

9cmヒール。





あたし「ホント無理ー。」

坂道はこんなんだし。






「こちら、下ると国立公園です」的な看板があるから、

どんな公園なんだろう。と、思えば。


公園どこよ。





ひな「無理っ!!!」





そしてうちの子は、世界一虫が嫌い。(=林も嫌い。森も嫌い。山も嫌い)








ひな「ほんっとーーーーに無理っ!!!!!」








無理、無理と文句をたれつつ、





さぶろー山「やかましい。行くぞ。」





だけれども、

あたし達の意見なぞ1mmたりとも通るワケもなく。





あたし「あーーーーーー・・・・・」





9cmヒールをひきずって、

這う這うの体で、





ようやく。






登ったその場所で。






こんな表示を見つけてしまったら。

あたし「もう無理ーーーーー」






当方、入口ではなく、出口表示希望。





さぶろー山「えー。行こうよー。ここまで来たらちゃんと見ようよー。」





あたし「えー、無理、無理。ホント無理。」





だってもう、結構頑張った。

9cmヒールもひきずった。

明日は絶対筋肉痛。




なのに、

「ここから始まります」的なあの看板。





ひな「ひなは、もう帰る。絶対帰る。」





あたしもひなも、もう、ダメです。





さぶろー山「大丈夫だって。頑張れるって。もうちょいだって。」






ダメです。

もう、頑張れません。





あたし「ああもう、アレでいいじゃん。アレで五色沼だよ。」





ひな「ホントだー。五色沼だー。ママ、天才ー。」








おかめ的五色沼↓

ある意味、五色沼。







さぶろー山「お前ら、もうちょっとやる気だせ。やる気。」





ひな「やる気とかそういう問題じゃないもん。」





さぶろー山「タマだってちゃんとついてきてるぞ。」





ウン。

そうだね。

タマ・・・

バッグの中だしね。





あたし「そら、ついてきますわ、自動的に。」





さぶろー山「よし、じゃ、先に進むぞ。」





と。

あたし達は、さらに文句をタレタレ、さらに進んで、

さらに階段を登ったところで・・・










あたし「あーーーーーーー!!!!!」










思わず大声をあげて叫んじゃうくらい、

めっちゃ懐かしいもの発見↓

あたし「写ルンですーー!!!!!」









ちょっとこれ、すんごい懐かしくない?

写ルンです。だよ。

写ルンです。







写ルン。です。






(1986年に富士フィルムから発売された使い捨てカメラ、写ルンです。)











これ、平成生まれは、まず、見たことがないで賞。

咲季ちゃんやうだえりさんは、間違いなく知らないで賞。





おばちゃん達の時代にはね、

1986年に使い捨てカメラっつー画期的なものが発売されて。

それはもう、ここぞとばかりにみんな、買った。




携帯もスマホもPCもない時代、

旅と言えば写ルンです。で、

修学旅行も遠足も家族旅行も、写ルンです。だった。



どこの観光地に行っても、あの自販が設置されてて、

いつでも誰しもが買ってた。



懐かしき青春のパロディー、「写ルンです」。

(CMはデーモン小暮閣下。)





あたし「すっごい懐かしいー。写ルンですの自販ー♡♡♡」





懐かしき青春時代の思い出と写ルンですの到来に、

めっちゃテンションあがって。






あたし「さささ。沼まで歩こー♡」






と、めっちゃ張り切ったら。

目の前にありました。

五色沼。







さぶろー山「おー。これが五色沼かー。」

うん。

五色沼っつーか、

毘沙門沼。という五色沼の一部。





あたし「へー。すっごい綺麗だねー。」





まぁ、「七色光る五色沼」というだけあって、

沼の色がすっごい綺麗。





ひな「青・・・とも違うし・・・・・・緑・・・でもないし・・・・・」





そしてもちろん、ピンクでもない。

(確かに)









光の加減や、天気によって色も変わるんだろうけど、

実際、あたしの見たところ。

この色が一番近いかな。って思いました。

(ホント綺麗です。お世辞抜きで。)













そんな美しき毘沙門沼。




あたし「鯉いるらしよ。鯉。」

さぶろー山「へー、じゃ、鯉でも探しに行くか。」






じゃ、鯉でも探しに行ってみます。

ボートに乗って。






ええ。

こちら、毘沙門沼。

ボートが御座いまして。

お金を払えば、ボートに乗れます。





30分700円っつーコースと、

1時間1,400円っつーコースのふたつがありますが、

よほど、

「俺はボートが大好きで漕いで漕いで漕ぎまくりたいんだ。」

っつー彼や、

「あの鯉を見つけられないとあたしの恋が終わってしまう。」

という彼女以外は、

30分でいいと思う。









その理由については、

ここから先を見れば分かります。










さぶろー山「よっしゃ、漕ぐぞー。」

と、漕いでー。





さぶろー山「よっこら・・・・おっとー。」

そっこー座礁してー。






さぶろー山「おっといけねえ、座礁しちまっ・・・」




と、同時に、

さぶろー山の後席部分が、山(と、いうか、緑というか、林というか、森というか・・・)に突っ込み、









ひな「ぎゃああああああああーーー」








後席部分に乗ってた世界一虫の嫌いな中学生が、

林に触れてしまったからにゃー、

もう、大変。





ひな「むっ・・・むっ・・・虫ィィィィィィィィィーーー」





虫怖さに、いきなり立ち上がる中学生。





さぶろー山「アホーーーーー!!!!!」





もちろん、船、揺れる。





あたし「いやああああああああああーーー!!!!!」





あたし、右手にカメラ。

左手にタマ。




そして、カナヅチ。








ひな「いやあああああああーーー」





コイツもカナヅチ。

船、揺れる。





さぶろー山「イヤアアアアアー」





コイツもカナヅチ。

船、揺れる。





あたし「ひな、座れえええええええーーー」






我が家、落ちたら全滅。

座ってください、頼みます。





さぶろー山「きゃあああああああーー」





だけれども。





ひな「いやあああああーー」





世界一虫の嫌いな中学生。













ひな「虫いいいいいいーー!!!」












それどころはない。





さぶろー山「きゃあああああーーー!!!!!」





あたし「まっ・・・前へ進めーーーーー」





座れないなら、せめて前へ。

森も林も脱出してください。





さぶろー山「前進全速ーーーー!!!!!」





前進全速前へ進め。

一刻も早く、林を脱出し、ひなを座らせよ。





ひな「ぜーぜー・・・はーはー・・・・・」






さぶろー山「・・・・・もう、ボートはいい・・・・・・・・帰ろ・・・」

ええ。

我が家、そもそものところ。





カナヅチ。





なんです。

家族全員。






さっき、30分も乗れば・・・って書きましたけど、

我が家のようなカナヅチ一家は5分も乗れば十分です。





じゃなかったら、浮き輪かビート板持参で。

それと、五色沼に行かれる際は、

「ここはハイキングコースです。」ということを忘れずに。

特にズック等のご準備は、なさったほうがよろしいかと思われます。

ハイ。











根性なし&カナヅチ一家は、そのまま五色沼を出て、

途中、ジャージー牛乳ソフトを食べて。








再び、お宿FUKUKOにて。

さぶろー山「晩ごはんーー♡」







ええ。

みんなで墓参りをした後は、

美味しい美味しい晩ごはんです。











おかん「わー♡まんじゅうーーーー♡♡♡」

こちら、まんじゅうの天ぷら。



お盆とか、正月とか、慶事ごとなどの時には必ず登場する会津名物。

揚げまんじゅうっても呼ばれたりもしてて、

観光スポットとか行くと、1個100円くらいで売ってます。




見てのとーり、まんじゅうに天ぷら衣をつけて揚げた代物でして、

あたしは結構美味いと思うんですが、





さぶろー山「俺は絶対食わねえ・・・・・」





ええ。

さぶろー山が大嫌いがゆえに、我が家の食卓にのぼることはありません。









そして、こづゆ。

これもまんじゅうの天ぷら同様、盆にも正月にも慶事ごとにも欠かせない会津名物。





ひな「あー。こづゆ、うまー。」





作ったのは、おばさん。

おかんは隣で見てたそう。

(ええ。正しい選択だと思います。)












山盛り天ぷらに、

こづゆ。

これだけでご飯が3杯食べれるというのに、

さらに。




あたし「銀ダラ~♡♡♡」

お刺身もあって、天ぷらもあって、ご飯もあって、餅もあって。

んもう、これだけでご飯何杯食べれるの。

ってくらい豪華なのに。

あたしだったら、銀カレイを銀ダラだよ。つって出すところなのに。





おかん「本物の銀ダラーーーーー♡」





ここんちは、本物の銀ダラがでてきますからね。

それも、一人一切れ。





あたし「あーもう。ここんちの子になりたい。」





さぶろー山「俺もここんちの子になりたい。」





そんなあたし達。

この時点ですでにご飯は3杯目。





ばーちゃん「餅も食わんしょ。いれだてだがら。」

訳:餅も食いなさい。つきたてだから。





餅は3個目。





もう、腹がはちきれる。

というその時。





おばさん「お肉も食べて食べてー。」


さぶろー山「ステーキ♡♡♡♡♡」





もう、腹がはちきれてもいいと思いました。






さぶろー山「俺、ここんちの子になろう。」






なればいいと思いました。
















そんな、2014年、夏。

たっぷり遊んで、たっぷり笑って、たっぷり食べて。

大満足♡な、お盆だったーーーーー♡


















と。

大変長い旅行記となりましたが、

お嫁さん業が忙しくどこにも行けない。と、嘆いていた彼女や、

天気が悪すぎてどこにも行けなかった。と、嘆いていた彼女達が、

これを読んで、

少しでも旅行した気分になってくれれば嬉しいなぁ。と、思います。

かしこ。












ご清聴ありがとうございます。

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ありがとうございます。ぺこりぺこり。大変お疲れ様でしたー。





旅は道づれ。