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今日は台湾カステラの話です。

5号から7号までをまとめてみたので、どうぞ笑ってください(つまり自信満々に挑んだ7号は見事散ったぞ!と、そういうワケです)。





まず、バカ誕生の瞬間↓


2号~4号(ALLブルドック系)@まとめ↓

とまぁ、

4本焼いても全く分かり合えない台湾カステラを見て、

私はとあることを思ったんです。



「・・・・・ひょっとしたらファンか・・・・・?」



そう、うちのオーブンは東芝石窯ドーム。

俗に言う「過熱水蒸気コンベクションオーブンレンジ」ってヤツで、

庫内で熱風を対流させるタイプ。

で、この熱風が台湾カステラには不向きで、

割れの原因になっているのではないか、と。

どのくらい不向きなのかってのはHOSHIZAKIさんのHPに載ってる↓

ついでに言えば、石窯ドームは下火が強いことでも有名ですが、

台湾カステラに向いているのは下火より上火の強いオーブン。

つまり私が悪いんじゃない。





オーブンが悪い。





と新たな気づきを得た私は、

さぶろー山に「オーブン買お!」と言って怒られ、

仕方ないので型紙を高くセットしてみたんです↓
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これで風を遮ればきっとうちのオーブンでも焼けるはず・・・!



ーーーと思った私が
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アホでした。

どうよ、このヒョウ柄。



さらに型紙を外してみると↓
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うん、すでに漂う腰折れ感。



もちろん冷めれば。
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ブルドック!



こうして私は、また立派なブルドックを生み出したのでした。
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象にでも踏まれたんかなってくらいぺっしゃんこでホント笑う。

ちなみに5本目は、

型紙は高くセット。

メレンゲは土下座レベルのゆるさ。

湯煎の温度は47℃。

型の下には布巾を2枚+底に厚紙を3枚(←火あたりをやわらげるため)

焼成150℃20分+140℃10分で前後を返し、140℃40分です。





こうして、見事な撃沈を果たした5号。

ここまで来ると、鋼鉄と言われた私のハートにもヒビくらいは入りますし、

ぶっちゃけどうしていいか分からず、迷走も迷走でいいところ。



「次こそ焼けるでしょ!」とかいうどこから来たんだか分からん妙な自信は完全に失われ、

マジでどうしていいか分からな過ぎたので、

6号は、とりあえず初心に戻って、

メレンゲをしっかり目に泡立ててみることに。
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俗に言う「ツノがお辞儀するくらい」だけど、密度が濃いので見た目よりずっと固めで、気合いの入ったお辞儀をするツノです。



ちなみに、今までのメレンゲがこんな感じのゆるさ(↓)だったので、
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これと比べたらだいぶしっかり目かと。



メレンゲがしっかりしてるので、卵黄生地と混ぜ合わせてもリボン状になるくらいしっかりした生地。
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(5号まではもっとゆるめで、型に流しても跡がつかないくらいゆるめだった)



で、これを余熱150℃、140℃で40分焼いて前後を返し、さらに140℃で50分焼いてみると。
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私「あら!」


ちょっとちょっとちょっと!
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よくない?よくない?

端のほうにちょっとしたひび割れがあって、真ん中あたりに細やかなクーデターみたいなのんできてるけど、

でも悪くなくない?

ちょっとよくない?

いや、いいよ!

い・い!



ここで私はズタボロになった自信を一気に取り戻し、

意気揚々と型を外したたワケですが、
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型から出した瞬間、すでに漂うブルドック感。



型紙を外してみると。
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底のとこ、しっかり三段腹になってるし↑

反対側も同じように底だけ三段腹↓
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「嗚呼、これはブルドックになるーーー」



私は覚悟しました。

なぜならここで気付いても遅いから。

腹水は盆に返らず、

出してしまったら戻すことはできないのです。



こうして覚悟を決めた6本目。

どんなブルドックになるかと思いきや、
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これが意外や意外、

冷めてもそこまで悪くない。



確かに、腰折れはある。

真ん中に一本、深いシワがある。

でも、型の高さと比べてみると、そこまで悪くない。
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6号↑

4号↓
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ね?比べてみるとそこまで悪くない。

(とはいえ、よいワケでもない)



多分、このくらいの出来なら撮り方で誤魔化せるんじゃないかな~と思ったら、
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そこまで甘くなかったです。



【6号の記録】

メレンゲはツノがお辞儀するくらいの固さだけど、密度が濃く、結構しっかり目。

湯煎の温度は47℃。

型の下には布巾を2枚+底に厚紙を3枚+サイドもぐるっと囲って(←火あたりをやわらげるため)

焼成140℃40分で前後を返し、140℃50分。





失われた自信を再び与えてくれた6号、ありがとう。

おかげさまでやる気も復活。

意気揚々と書いたブログがこれ↓

ご覧の通り、

やる気にめっちゃ満ち溢れてまして、

あまりにも台湾カステラが焼きたすぎて、

銀行で「え?こんなことある?」的なトラブルに巻き込まれたんですが、

それはまた今度説明しますね。



で、話を戻して、7号のメレンゲ。
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7号は6号同様、ツノはお辞儀するけど密度は高くしっかり目のメレンゲで。



しかし、6号と同じ焼成では、また腰折れからのブルドックが誕生してしまうので、

型のサイドを囲ってた紙をなくし、

代わりに10分ほど長めに焼いてみたところ。
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微妙なヒョウ柄みたいなのが焼けたうえ、

立派な腰折れ。
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KO・SHI・O・RE!



もちろん冷めれば~
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ブルドック!



もちろん高さも~
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BI・MYO・U☆



ホント、腰折れのシワが深すぎて笑えます。
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そして泣けます。



【7号記録】
メレンゲはツノがお辞儀するくらいの固さだけど、密度が濃く、結構しっかり目。

湯煎の温度は47℃。

型の下には布巾を2枚+底に厚紙を3枚(←火あたりをやわらげるため)

焼成140℃40分で前後を返し、140℃40分+さらに前後を返して10分+さらに前後を返して10分。
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底の焼き色はこんなん↑


そして表面のひび割れは、焼成開始20分ですでに怪しかったので、

焼成開始の温度はもうちょっと低めがいいのかもしれない。
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そして私の自信は地の果てへ。





5号~7号@まとめ

5~7号をまとめると、

いずれもブルドックとしてはよい出来ですが、

私が作りたいのは台湾カステラ。

いくらヒョウやブルドックが大好きだとしても、

今は求めておりませんので、

引き続き精進したいと思います。

次は余熱と焼成開始の温度を下げるところから始めたいと思います。






ご清聴ありがとうございます。

なんか、一生焼ける気がしないんですが、

私は何本目で成功するでしょうか。

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いつか成功する日は来るんだろうか・・・





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