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本編とは何ら関係のないたけのこの瓶詰め↑

このピシーっと並んだとこ、たまらなく好き。










一般的に家電の寿命は10年とは言われてるけど、

本っっっっっっっっっっ当にその通りで、

我が家はきっちり10年(正確に言うと9年と345日)でエコキュートが逝き、

10年(正確に言うと10年と9ケ月くらい)でドライヤーが逝き、

11年(確かこれはきっちり11年)で炊飯器が逝き、

11年(正確に言うと11年と2ケ月くらい)で冷蔵庫も逝った。



まぁ、唯一、オーブンと掃除機だけは10年持たず、

志半ばに逝ってしまったけど、

そもそも我が家は掃除機の使い方がアレ(武器)だし、

いくら私が大事にしても、こんなんしたらレンジだって憤慨するだろう。

アルミホイルをチンしてレンジが真っ赤に染まったこともあったね、あった。

使用頻度を考えてもオーブンは7~8年持てば上等。

ただ、掃除機の件は完全に私が悪いですよね。申し訳ございません。



ちなみに我が家は、引っ越し時に大半の家電を入れ替えているので、

ここ1~2年の間にすべての家電が逝くことが予想されている。

そして、今現在、最もやべえ感を醸し出しているのは、1Fのエアコンである。



そう、冬からずっとつかないエアコン。

壊れ方としては「電源が入らない」という大変シンプル&分かりやすいものではあるが、

これがもう何をやってもダメダメ。

うんともすんとも言わず、まるで無反応。

電源も入らなければランプすらつかねえ。

そんな状態では当然活躍の場もなく、

最早ちょっとごついタペストリーである。



それでいいのか、って話ですが、

実は個人的にはさして問題がない。

なぜなら私は稀代の寒がり。

真夏でもエアコン要らずな省エネ人間。

水浴びさえできればそれでよし。



だがしかし、そうはいかないのが若者と太っちょ。

きっと新陳代謝も高いのだろう。

一番娘は毎日毎日「暑い暑い」を連呼し、

つかないエアコンを恨めしそうに見つめている。

うちの経済状況を察しているのか、決して文句も言わず、買ってくれとも言わない優しい子だけれど、

それは結構な圧だし、

さぶろー山は四六時中汗をかいている。

大きなお腹に浮かぶ玉のような汗は見ているこちらが暑苦しい。



私は意を決してさぶろー山に言った。



私「・・・そろそろ買いなよ。」



さぶろー山「え?俺が?!」



さぶろー山は、こちらもびっくりなほどキョトーンとしていたが、当たり前である。

冷蔵庫は私の管轄だけど、エアコンはさぶろー山の管轄。

俺が買わずして誰が買うというのだ。



さぶろー山「えー!今月は無理ー!」



さぶろー山は渋った。

「今月は無理」「来月もピンチ」「再来月も絶対無理」と無理無理無理無理、無理を繰り返した。

しかし、それもそのハズ。

待ちに待った釣りシーズン(今時期は鯛とかカレイとかヒラメなどが釣れ、さぶろー山が最もはりきる時期です)。

彼の諭吉は大きな海原へ出航するのだ。



きっとこいつを説き伏せるのは無理に久しい。

私には荷が重い、重すぎる。



だがしかし、右に目線を向ければ、一番娘が「頑張れ、母!」と声援を送っている。

期待を向けられたら応えなければいけない長女気質、

私は意気揚々と言った。



私「まぁ、そんなことを言わず、そこをなんとか、君ならできる!君にしかできない!」



今思えば、何が君ならできて、何が君にしかできないのかまるで不明だし、

マジで適当なことを言ったなと思うけれど、

おだてには弱い末っ子さぶろー山は、まんまと丸め込まれた。しめしめ。



そして厳正な話し合いの末、

「今年は修理で済むなら修理で乗り切りたい。無理なら買う」で収まり、

修理の予約を任された私が修理の予約を完了させたのは、

その話し合いから1ケ月後のこと。

なぜなら、今時のエアコン修理は、申し込み時に型番はもちろんのこと、製造番号まで記載しなければならず、

それがあまりにも面倒くさかったから。ありがち、ありがち。



しかし、今時期は修理も空いているのか、予約をしてからは早かった。

申し込みをした次の日には電話がきて、到着時間や修理内容についての説明を受けた。

本当に壊れているかの最終チェックもした。

その際、「支払いは原則として当日。支払い方法はカード決済のみ」という話もいただいた。



となれば、当然私が立て替えることになり、

きっとそのままトンズラするさぶろー山も想像できたけど、

他に方法もないので、私は仕方なしなし承諾した。

そしてさぶろー山には「絶対に払え」「払わなかったら家に入れない」「絶対に払え」という意向も伝え、

さぶろー山は「おっけー!」と笑顔で答えた。

もうこの時点でトンズラする未来しか見えない。



私はため息をつきながらエアコンの最終チェックをした。

エアコンは無反応だった。

電源ボタンを押しても、コンセントを抜き差ししても、

エアコンはうんともすんともいわず、生気すら感じられなかった。

さらにため息がでた。



こうして修理の日を迎えた先日。

修理のおじさまは予定通りの時間にやってきて、養生シートを敷きながら脚立に昇った。

「では見させていただきますね。」と言ったわずか5秒後。



「ゴオオオオオオオオオオオオ」




エアコンから爽快な冷風が出た。



修理のおじさまは言った。

「・・・エアコン、つきますね。」

つられて私も言った。

「・・・エアコン、つきましたね。」



私たちが何をどうやっても稼働させることができなかったエアコンは、

修理のおじさまが触っただけで稼働。



修理のおじさま「特に問題なさそうですね・・・」



なんともあっけない幕切れではあるが、

修理を呼んだ途端元気に稼働するのは家電あるある。ちくしょう。



修理のおじさまは10分ほどかけて伝票を作り、

私は3,850円の出張費をカードで支払った。
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エアコンよ、どうせなら昨日のうちに動かんかい。








ご清聴ありがとうございます。

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そしてこの話、一見丸く収まってるようですが、ちょっとした続きがあります。

それはまた明日(そんな期待するような話でもない)。





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