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美味しいには理由がある! うちごはんのゆる基本 

価格/1,300+税 →こんな本です①。こんな本です②。



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本編とは何ら関係のない画像「アメリカンドッグ」。今まさに私が食べてる昼ご飯です。










さぶろー山の名言に「結婚は異文化交流」ってのがあるんですが、

本当にその通りだと思うんです。

特に結婚して10年くらいは予想の斜め上すぎる異文化を見せつけられ、

首を傾げるどころか、傾げすぎた首で穴が掘れるレベル。

事実、マリアナ海溝ってそうやってできた海溝ですしね(大嘘)。



もちろん我が家例にもれず、数々の異文化交流を重ねに重ね、

そして今があるワケですが、

私が最も異文化交流だなと感じた最高にクソな思い出話をひとつするとしたら、

昔、昔、その昔。

籍を入れてまだ間もなく、私がピチピチツヤツヤパンッパンで、ひながまだお腹にいた頃の話。



当時お世話になっていた会社は、

「結婚したら辞めなくてはいけない」というやや時代錯誤なところがあったんですが、

こちらとてそれを承知で入社してるので全然問題ないし、

社長のご厚意もあり、出産ギリギリまで置いてもらってたんです。

ほら、12月末にボーナスがでるから。それを貰ってから辞めなさいって社長が。

本当は内緒だけど、色つけてやるから。って社長が。(←本当に色つけてくれた)



しかし、私は家も会社も新潟市内。

さぶろー山はマンションも会社も長岡(新潟から60kmくらい)。

それなりに距離があり、生活をどうするかが肝なワケですが、

どうせ退職までの数か月間のことだし、とりあえず、生活は今まで通りで。

新婚にして別居。もちろん生計も別。というややおかしな新婚生活を送ることになったんです。



まぁ、幸いにも私は実家暮らしだったし、

同じ年の女の子よりはやや多めのお給料をいただいてたんで、

自分のお給料で妊婦検診行って、

自分のお給料で生まれてくる子供のアレコレ買って、

結果として自分のお給料だけで出産することに成功するんですけど、

今はほぼ無料の妊婦検診も当時は全額負担だったんですよね。

あのアホみたいに高い妊婦検診が全額負担。

ついでに目玉が飛び出るような検査費用も全額負担。きっつ!



でも、自分の体のことだし、自分の病院代だし、自分で産みたいつった子供だし、

私も必死で働いて、必死で検診に行ってたんですけど、

ある日ふと気づいたんですよね。



「この人、何も思わないのかな。」って。



ええ、ええ、

確かに私の体のことです。

私の体のことで私が検診をしております。



だけれども、腹に入ってるのは二人の子供だし、

半分は私のDNA、そしてもう半分はさぶろー山のDNA。

まごうことなき、お二方のお子様ですのに、

なんで私がいつもバカ高い検診費を払っているのか。

それについて何も思わないのか。

検診費が無料だとも思っているのか。

そんなワケないでしょうよ、今21世紀だぞ、検診費1回8,000円だぞコラ。

半分くらい出してみろっつーか、もう数か月でお前も父親になるんだから、そこに責任を持ってみろよ(←最重要事項)。

出すのが無理なら出す素振りくらい欲しい。っつかそれぐらい必要だろ。

出す素振りくらい見せてみんかーーーい。

と、もうめっちゃ不思議。



しかし、甘い甘い新婚時代ですから、キツくお灸を据えるなんてことは夢のまた夢ですし、

私のできることと言えば、

「ひょっとして結婚が嫌になった?」

「私のことが嫌いになった?」

と悩むこと。

ホルモンバランスの乱れって本当にこわい。



一時は本気でそんなことにも悩んだりもしましたが、

その可能性は限りなく薄く、

休みの日になれば帰ってくるんです。500%の確率で帰ってくるんです。私に会いに。



だけれども、休みの日にすることと言えば、

ご趣味の映画鑑賞ですとか?

ご趣味の食べ歩きですとか?

ご趣味の釣り具屋巡りですとか?

まぁなんかいろんなご趣味に誘っていただけるのは大変嬉しいんですけど、

よく考えてみてほしい。

こちらとて、平日は働かねばならないし、

休日は検診にあてないといけないし、

流行りの産院はいつも激混みで予約をしても3時間コースだし、

検診費は1回8,000円だし、

検査費用は20,000円とか30,000円とかだし、

生まれてくる子供に必要なアレコレも買いに行かなきゃいけないし、

腹は重いし、私はデブだし、お前に割く時間も金も脳もねーしで、

もうすっごい不思議、摩訶不思議。

なんでこの人何も気づかないのか、

頭イカれてんのかな。ぐらい思いました。



そんなのが続きに続きすぎ、

ついに堪忍袋の緒にヒビが入って、ちょっと聞いてみたんです。



「私は、一人で働いて、一人で検診行って、一人で生まれてくる子のアレコレ買って、

なんでもかんでも一人で賄って、シングルマザー状態ですけど、それについて何も思わないの?

そんなんで父親になれるの?」

と。



そしたら、彼もハッとした顔をし、

アホもアホなりに悪かったと思ったのか、素直に謝り、

「気づかなくてごめんね。」と。



こういう素直さは彼の良いところだと思うんですけど、

それ以上に残念すぎるが脳内回路。



私の言葉がどんな風に脳内変換されたか知らんけども、

次の日速攻に義父様と義母様が「出産祝い」って書いたご祝儀袋を持ってきて、

こちらとしても「?????」。

出産祝いなるものは「生まれてから渡すもの」と認識してましたんで、

めちゃくちゃ不思議だったんですが、

この辺では生まれる前に出産祝いを送る風習があるのかもしれないし、

とりあえず出されたものですし、

受け取らないワケにもいきませんので、御礼を言いながらいただいたんですが、

義母様が言うんですよね。



「本当は生まれてから渡そうと思ってたんだけど、出産費用が足りないって聞いて。

ごめんね、私たちも全然気づかなくて。」



もう、何が起きたのかと。

何がどうなってそういう結果になったのかと。

これから親になろうとする人が親に頼るとか私の辞書になさすぎて、私の脳内回路がショートした。



私が言いたかったのは、

「もう1~2ケ月で父親になるんだから、遊んでばっかりいないで、父親らしくなってくれ。」

物理的に無理ならそれらしさのひとつでも見せてくれれば私も安心できたし、

本当にそれだけでよかったんですが、

さすが異文化交流の始点。

「嫁が一人で働いて一人で子供も肌着買って、もうお金ないって言ってる!」



「どうしよう、こんなんじゃ子供が産めないって言ってる!」



「父さーん、母さーん!」

素晴らしき解釈。

頭、大丈夫かな。



はじめて地球に来た火星人だってここまでカルチャーショック受けなかったでしょうよ。

ってくらいびっくりしたし、

穴掘ってアイツを埋めてくれ。そしてもう出すな。ぐらい思いましたもんね。

ホントにマジでいろいろと異文化すぎた。



しかもこの話にはまだ続きがあって、

アレコレいろいろとあったけど、無事に妊娠10ケ月に入り、

もういつ産まれてもおかしくないね。つってんのに、

追い打ちをかけるように、

「水槽が欲しい。」

「プレステ買う。」

「釣りに行く。」



それこそ、そんな金があるなら、

生まれてくる子供に肌着の一枚、オムツの一枚でも買ってやってくれよ。って感じですけど、

「子供が生まれたら好きにできないからやりたいことは今のうちにやる。買いたいものは今のうちに買っておく。」

いや、だから、もう、




マリアナ海溝に埋めたろか。




永久にそこで釣りして魚みてプレステしてろ。と思ったことは生涯忘れない。



あの時は、脳外科と精神科とまとめて紹介してやろうかと思うレベルで腸煮えくり返ったし、

思い出しても激おこぷんぷん丸なんですが、

これも異文化交流のひとつみたいなもんで、

育ちの違いというか、立場の違いなんですよね。うん。



例えば、私はお腹に子供がいて、四六時中一緒だし、検診で姿を見ることもできるし、

動いたり、話しかけたりすることで自然と母親になれるけど、

男はそうじゃない。

当時のさぶろー山は私と変わらないくらい大きなお腹をしてたけど、

どんなにお腹が大きくてもそれはただの贅肉だし、

流動性はあるけど、動くものじゃないし、

話しかけることはできても、所詮贅肉、ただの肉塊。



宿った瞬間から母親になれる女性に対して、

男性は姿を見るまで父親にはなれないっていうけど、

実際、姿を見て父親になれたら立派だし、

意思疎通がとれた時点で父親になれたら御の字。

事実うちの旦那は10年以上父親らしいことは何ひとつせず、

あれもこれもどれもそれもすべて私任せ。

妊娠も出産も休日の公園遊びも運動会もクリスマス会もお遊戯会も父親学級も文化祭も全部ぜーーーーんぶ私任せで、

ただただひたすら働けばいいと思ってたクチですが、

しかしそれこそが彼の父親像だったワケで、

彼は働くことですべてを守ろうとしてたんですね。

立場の違いから生まれる価値観の違い。



確かに大事なことですし、

毎日帰りも遅かったし、

休みもなかったし、

一年365日のうち360日くらい仕事して、本当に頑張ってくれたとは思いますが、

それが通じたのは一世代前の話だし、

今この時代なら余裕で離婚案件だし、

時代錯誤も甚だしい残念すぎる脳内回路。嗚呼。



と、ここまでなら私がめっちゃかわいそうな人でさぶろー山が完全に悪者なんですけど、

じゃあ、私がいつも正しいかって言ったら、

絶対そんなことないし、

こんなじゃじゃ馬みたいな女をよくぞコントロールしてるし、実にうまい事扱ってると思う。

その点において右にでるものがいないのは確かだし、

こんな私と19年も付き合ってる時点でアイツは偉いし、

去年の夏のボーナスをちょろまかして60,000円のワンピースを買ったのは私だ、マジごめん。





最初は異文化交流で、まったく交信できず、やきもきすることも多いし、

ぶつかることばかりだけれど、

多分、そんなのは当たり前の話だと思うんです。

育ってきた環境が違うんだから、

100%寄り添うことなんかできないし、

違って当たり前。しょうがない。



でも、長年一緒にいると、

お互いがお互いのことを分かってきて、

歩み寄ることができるのも事実。

ボーナスちょろまかすとかお手のもの。



ひとつ歩みよるたびにぶつかることもあるけれど、

お互いが歩み寄って譲り合うことで新たな生活が生まれるし、

その新たな生活こそが結婚の意義。

結婚は歩み寄りと譲り合いの繰り返しで成り立ってると思うんです。

あと、ボーナスのちょろまかし。



自分一人だったら、両手に抱えられる分だけしか味わえない幸せも、

もう一人いればもう一人分の両手を合わせた分の幸せになるし、

そこに子供が産まれたら子供の両手を合わせた分の幸せになるし、

幸せはどんどん増えていくんだお。

ワンピースもな。



ということで、

結婚18年目を迎えてみましたー。









ご清聴ありがとうございます。

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