新刊発売中です。

美味しいには理由がある! うちごはんのゆる基本 

価格/1,300+税 →こんな本です①。こんな本です②。



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本編とは何ら関係のない今日のランチ。牛肉のピラフプレートうっま!










そうだ、iPhoneを探そうーーー



2年前は目の前も道も真っ暗、さぶろー山は怒り、娘は泣いて、

なのに明日も受験という最悪のコンディション。

もし、Wikipediaに「途方に暮れた人」ってのがあったらこの顔を貼るべきだとまで思ったけれど

しかし一度は経験した道。

あの時の経験が今、役に立つ!



いでよ、パソコン。

開け、iCloud!



あたし「早く早く!iCloudにサインインして!」



さぶろー山「分かった、任せとけ!サインインってどれだ?」



あたし「ここ、ここ!ID入れて、パスワード入れればいいから!」



さぶろー山「分かった!IDだな!IDって何だ?」



ちょっと待って。





「IDって何だ」だと・・・?





さぶろー山「うん、IDってどれ?」



いやいやいやいや、ご冗談はよしこさん。

IDと言えば、iCloudのIDに決まっている。

iPhone歴10年オーバーにして、IDがないことにも気づかず、初めて作ったあのIDに決まっている。

あの時、はるかにさんざん笑われながら設定したIDに他ないのだ。



さぶろー山「え?俺、自分のID分かんないんだけど、お前知ってるの?」



いやいやいやいや、ちょっと待って。

待ちなさいよ!



tileを買ったらうちの夫がアホすぎて文明の利器が負け

その後、読者さんにIDとパスワードを復活させる方法を教えてもらい、

あの手この手を使いながら進んだら、

結果としてIDすら持っておらず、

みんなにさんざん笑われながら、

iPhone歴10年にして初の!新規IDを獲得したにも関わらず、

そのIDをコロっと忘れ、

今年の正月に新しく携帯を新調した時には、

ひと悶着もふた悶着も起こして、

3日もの時間をかけてようやく思い出した、かのIDを持つ男が、





自分のID分かんないんだけど。




とか、冗談にしてはひどすぎる。

全く面白くない、タチが悪すぎる。



あたし「いやいやいやいや!お正月に!携帯買った時に!ID忘れないようにって!メモしてたじゃん!!!」



さぶろー山「いや、そのメモがまさにiPhoneの中なんだけど、お前はメモとかとってないの?」





とってねーよ。

なんなら、とってるワケねーよ。と言いたい。





あたし「なんなの・・・なんでそんなことしたの・・・」



せっかく思い出したIDを再び忘れるとか脳みそどうなの?ヤバくない?絶対ヤバい、超ヤバい。

しかも、iPhoneのIDをiPhoneに入れておくとか、アホなの?バカなの?なめてんの?

そんな大事なIDをiPhoneにしか入れておかないって嘘でしょ、バカでしょ、学びゼロかよ。



第一、お前が毎日触ってるiPadは飾りかっつー話だし、

そもそも今年41歳を迎え、大厄の本厄。

二度も厄年を迎えた年頃で、

なおかつiPhoneと苦楽を共にして10年以上経つというのに、

IDひとつ管理できないって





ど・う・い・う・こ・と・な・の! ←ホントそれ。





あたし「41歳にもなってどうなの?それが前髪薄めのおっさんがすることなの。

そんなのもう子供以下でしょ。赤ちゃんでしょ。ばぶばぶって泣いてみなさいよ!」



さぶろー山「泣いてもいいけど、パスワードも分かんない。」





パスワードも分かんない。

ーーーオワッタ。





買って3ケ月のiPhone、

探すどころか、探す手前にすら辿りつけない。

スタート位置にすら立てない。

どんな文明の利器でもさぶろー山の手にかかればガラケー以下のおもちゃ以下。



私は大きくため息をつきながらさぶろー山に告げた。



あたし「・・・もう、どうしようもないから、明日警察に届けて。一応はんこ持って行ってきて。で、仕事で使うなら会社にも言って。後は自分でどうにかして。」



しかし、そこでようやく、事の重大さに気づいたのか、





さぶろー山「えーーー!そんなの困るーーー!」





そんなの困るー!と叫ばれたところで、

こっちはすでに頭抱えてるんです。バカタレが。



さぶろー山「いやいやいやいや、無理無理無理無理、絶対無理!この時期に携帯なしで仕事とか絶対できない。500%無理!明日お前の携帯貸して、いや、くれ!俺にくれ!」



あたし「無理無理!絶対無理!あたしだって仕事で使うもん!」



さぶろー山「大丈夫だ、お前の仕事なんて携帯がなくてもどうにかなる!その携帯を寄越せ!」



あたし「いやーーーーーー!絶対やだーーーーーー!」



さぶろー山「携帯を寄越せーーーーーーー!」



私たちは携帯強盗VS被害者と化し、

よもや戦いの火蓋が切られた、その時ーーー。



ひな「どうしたのー?」



風呂からあがった一番娘、ほかほかと湯気をあげての登場である。



あたし「パパがコンビニで携帯落として!自分で勝手に落としたクセに!ママの携帯を!強奪しようとして!」



さぶろー山「パパは好きで携帯を落としたワケじゃないのに!ママが!意地悪して!携帯を譲ってくれなくて!」



ひな「まぁまぁまぁまぁ、二人とも落ち着いて、落ち着いて。とりあえず座って。そして、息吸って、吐いて。大きく深呼吸して。」



娘になだめられ、私達は深呼吸をする。

少し気持ちが落ち着いた頃、ひなに「で、どうしたって?」と聞かれ、

一連の流れと現在の状況を説明するも、

やはりお互い正気ではいられず、

鼻息ふんふん。拳ぶんぶん。

戦いのゴングは鳴りかけている。



さぶろー山「携帯を渡せー!」



あたし「取れるもんなら取ってみろ、つるっパゲ!」←ひどい



さぶろー山「なにをう!」



ひな「まぁまぁ、落ち着きなよ。第一パパの携帯はそこに落ちてるでしょうに。」





さぶろー山&あたし「え。」





ひな「リビングの机のとこにない?ほらそこ、あるじゃん。」



さぶろー山「あーーーー!俺の携帯ーーーーー!」
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まさしくこれが「俺の携帯」。

コンビニまで探しに行った俺様の携帯である。オイコラ。



あたし「え、ちょっと待って。携帯があったのはいいけど、あれだけないない言ってたさぶろー山は一体どこを探してほざいてたワケ?

そしてひなはなんでそれを今言うの?」



さぶろー山&ひな「え?」



あたし「家にもない、車にもない、コンビニで落としたとまで言い切った携帯がなんでここにあるのか。いったいどこをどう探してないと言ったのか。

風呂に入っている妻を無理矢理連れ出したあげく、こんな近くにあるものすら見えない目なら明日の生ごみに出してしまえ!変わりに銀紙でも貼っておけ!ハゲろ!」



さぶろー山「・・・・ハイ・・・・・」



あたし「そしてひなは、ママがお風呂から駆り出された時、何を聞いて何を考えていたのかね?」



ひな「いや・・・ママは大変だな~って思ってたよ。」



あたし「いやいやいやいやいや!そこで言いなさいよ!携帯探してくるって言った時に言いなさいよ!」



ひな「あ・・・!ご・・・ごめん・・・」



さぶろー山「まぁまぁ、いいじゃないか。携帯も無事に見つかったし、そうカリカリするんじゃ・・・」





あたし「元凶はお前だーーーーーーーーーーーーーー!!!」





深夜、静まり返った住宅街に私の声がこだまし、

以来、

「自宅内では携帯の音量をMAXにしておくこと」

「自宅内で落ちている携帯を見つけたら速やかに持ち主に返却すること」

「iCloudのIDとパスワードは各自記憶したうえで私にも告げること」

この3点が義務付けられました。







ご清聴ありがとうございます。

さぶろー山はガラケーでいいと思う。そう思ったらこちらをぽちぽちぽちっと。

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ありがとうございます。ぺこりぺこり。






むしろ、携帯なんか持つな。と言いたい。








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