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黒糖おあげ










少し前に「おあげの作り方を教えてほしい。」とリクエストをいただきまして、

「かしこまり!」と元気にお返事したのが去年の暮れの話。

しかし、おあげのレシピをリクエストされたのが少し前どころか去年の夏っつー話で、

もう見てない可能性も十分にあるんですが、

決して忘れてはいなかったぞ。ということで、黒糖おあげです。
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毎度のことながら遅い仕事でホントすみません。

2年前にリクエストされたレシピとか平気でUPするタイプでホントすみません。

稀にポロっと忘れることとか多くてホント申し訳ない。



でも、おあげを黒糖で煮ると、めちゃくちゃコクがあって、

出汁を入れずとも十分な旨味が得られて、ホント美味しいです。

あと、体にもよさそうですしね。

ミネラルとかすごそう。
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栄養価とか体への効能なんかは専門外なのでアレなんですが、

黒糖から十分すぎるほど旨味がでるので、出汁の類は不要。

油揚げ、黒糖、醤油、みりん、酒の4つのみで美味しくできますし、

それなりに日持ちもするので、作り置きもできるし、

置けば置くほど美味しくなって、

ついでに冷凍もできます。





レシピ黒糖おあげ

【材料】10枚分
油揚げ・・・・・5枚
◎黒糖・・・・・大さじ3
◎醤油・・・・・大さじ3
◎酒・・・・・大さじ3
◎みりん・・・・・大さじ3
◎水・・・・・200cc

【作り方】
1:油揚げは半分に切る。
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2:鍋にたっぷりの湯を沸かし、油揚げを入れ、箸で押さえながら2~3分ほど煮る。
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3:ザルなどにあけ、ぬるま湯(←水道からでる湯)をかけて冷まし、手で挟むようにしながら軽く水気を絞る。
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4:鍋に水気を絞った油揚げと◎印を入れ、蓋を少しずらし、弱火~弱めの中火で20分ほど、煮汁が半分~半分以下になるまで煮る。
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煮るのは20分程度が目安ですが、火を止めるタイミングで味の濃さが決まるので、味見をして好みのしょっぱさで火を止めるのがベストです。


5:そのまま冷まし、汁ごとタッパーなどに入れ、冷蔵庫で一晩以上置く。
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黒糖おあげできあがり。
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コクも旨味も得られて色づきも良い。という理由から黒糖を使ってますが、

上白糖やてんさい糖、きび砂糖なんかでも作れます。

ただ、砂糖によっては甘さ控えめな仕上りになるので、

違う砂糖を使う場合は味見して好みの甘さに仕上げてやってください。

あと、白い砂糖を使うとやや色薄に仕上がります。



そして、おあげを煮る時は、

「決して煮切らず、汁を残して仕上げ、おあげを浸けて保存をし、食べれるのは次の日以降」

が鉄則。
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できたらすぐに食べたい気持ちも分かりますが、

時間を置くことで調味料の角がとれ、まろやか~な味になるし、

浸けておくことで、芯の芯まで味を含み、じゅわっじゅわ~なおあげになります。

こればかりは時間に勝るものもなければ方法もない。多分。



あと、煮る時は落とし蓋をせず、途中で返すこともなくそのまま煮るだけですが、

大抵の場合は、タッパーに移す時、上から順に移していくと思うので(そうすると一番味を含まない上のおあげが一番下になり、汁に浸かる構造)、

全く問題ないです。いい具合に浸かります。
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日持ちは、冷蔵保存なら5~6日くらい(真夏はもう少し早めで)。

冷凍なら(軽く汁気を切ってジッパー付きポリ袋へ)1ケ月くらいが目安です。

解凍はレンジか自然解凍で。





仕様の用途としましては、定番おいなりさん。
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軽く汁気を絞ってから酢飯を詰めればお稲荷さん。

酢飯が面倒なら白米を詰めても美味。



そして、こちらも定番、きつねうどん。
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出汁で煮たうどんにおあげをのせて。

冷凍したおあげを使う時は、うどんと一緒に煮るのではなく、

「解凍したものをのせる」ほうが美味です(うどんと一緒に煮こむと、せっかく含んだ味が出てゆき、微妙に出汁の味に染まり、すべてが同じ味に・・・)。



そしてこちらは、我が家で人気のぺろっこきつねうどん。
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冬は熱々のぺろっこにおあげをのせて。


夏は冷え冷えのぺろっこに揚げ玉とわかめをプラスして。
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ちな、「ぺろっこ」ってこれのこと。




もちろんお蕎麦にだって最高。
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熱々のお蕎麦におあげをのせて。



私はそのまま食べるのも好きです。
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お茶請け感覚で食べるおあげ、最高。



ご飯や麺類との合わせが定番ですが、

お弁当にも使えるし、

煮物にちょこっと入れたりもできるし(じゃがいもと煮るとうまい。あと、筍もうまい)、

冷蔵庫にあるとなんとなく安心するおあげさん。
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冷蔵庫のお供に、冷凍庫の相棒にしてやってくださいませ。










で。










今回、これを煮るために黒糖を買い足したんですね。

これ(500g入り)なんですけど。

で、これを使っておあげを煮て、「後で容器に移そう」と、そのまま置いといたら、

さぶろー山が「ちょっと味見していい?」というので快諾したところ、

おもむろに黒糖を皿に取り、指で黒糖をつまみながら「黒糖、うまい」。と。

それを見ていたおかんが、同じように皿に黒糖を取って、指で黒糖をつまみながら、「黒糖、超うまい。」と。



確かに上白糖とは違った旨味があるし、

そのまま食べても美味しい砂糖ではあると思うけど、

その食べ方ってどうなん。
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1週間後の姿がこれってどうなん。







ご清聴ありがとうございます。

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ありがとうございます。ぺこりぺこり。






こんな黒糖の食べ方する人、初めてみた。






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