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美味しいには理由がある! うちごはんのゆる基本 

価格/1,300+税 →こんな本です①。こんな本です②。



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カムジャタン










うちのご飯は、圧倒的に煮物が多く、

それは個人的趣向だったり、

材料的都合だったり、

予算的都合もあるのだけれど、

やっぱり、「作りやすさ」にある気がする。



休みの日に集中的に家事をするのではなく、

休みの日は寝たいだけ寝て、

家事は毎日のすき間時間のみ!と決めているあたしにとって、

煮物はスーパーヒーロー。



材料を細かく切るとかいう面倒さはないし、

鍋に放置するだけでいいし、

失敗することもないし、

焦らなくていいのも好き。



「帰ったら30分でご飯」より「帰ったら温めるだけでご飯」のほう楽だし、

急がなくていいのが好き。

そこに生まれるゆとりが好き。

仕事で十分焦ってるからせめて家では焦らせないで。(←ホントこれ)



メインと呼ぶにはちとボリュームがないかな?

と、思われがちな煮物だけど、

素材を選べば揚げ物並みのボリュームも得られるし、

シチューやカレーを思えば、

一皿でメインも汁物も兼ねる煮物だってあるある。

あるYO!
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/カムジャタン\



韓国料理のひとつで、じゃがいもと背骨のスープ。

本来は、豚肉の背骨(バックリブ)とじゃがいも、えごまの葉なんかで作るものなんだけど、

背骨は業務用スーパーにでも行かないと手に入らないので、

普通のスーパーにも売ってるスペアリブで。
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脂身が少なく、赤身が多いバックリブに対し、

スペアリブは脂肪が多く、赤身が少ない部位なんだけど、

代わりに「煮こんでもジューシーさが残る」という利点も。



味的には、バックリブのほうが味がでるかなーと思うのだけれど、

スープを飲んで「これ、スペアリブだろ」などという男は、

多分うちの旦那か山岡さんくらいだと思うんで全く問題ないです。
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これが「カムジャタンだ。」と言わんばかりの、毅然とした態度で挑んでください。








レシピカムジャタン

【材料】4人分
スペアリブ・・・・・600gくらい
新じゃが(普通のじゃがいもでも)・・・・・一口大の小サイズ8個~10個
◎スライスした生姜・・・・・2片分
◎スライスしたにんにく・・・・・2片分
◎ネギの青い部分・・・・・1本分
◎酒・・・・・大さじ4
◎みりん・・・・・大さじ4
◎水・・・・・800~900cc
●コチュジャン・・・・・大さじ2~3
●味噌・・・・・大さじ1
長ネギ・・・・・1本
すり胡麻・・・・・大さじ3
ごま油・・・・・適量

【作り方】
1:鍋に油(ごま油でもサラダ油でもなんでも)を熱し、スペアリブの表面に焼き色をつける。焼き色がついたら水(分量外)をかぶる程度に入れて中火にかけ、沸騰したら湯を捨てる。(水を入れて湯をすてる作業は臭み取りのタメだけど、面倒くさかったら省いてもOK)
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2:◎印を入れ、蓋をして弱火で1時間ほど煮る。途中で煮汁が減ってきたら足しながら煮る。
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3:表面をよく洗った新じゃが、●印を入れ、さらに30分ほど煮る。
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4:長ネギを斜め薄切りにする。
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5:長ネギとすり胡麻を入れてさっと火を通し、ごま油で香りづけをする。
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カムジャタンできあがり。
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(上に飾った赤い物体は糸唐辛子です。飾りたければどうぞ)



旨味が出るのでスペアリブを使ってますが、

もっと手軽に作りたい方は、鶏肉(手羽元とか手羽先とか)でもOK。

鶏肉なら煮込み時間も20分程度でいいし、

どこにでも売ってるし、安いし、安い。
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そして、上記工程を一度にするのではなく、

数回に分けて、隙間&隙間で作るのがあたしの隙間家事なんですが、

だいたい工程1~2を晩ご飯の後にして、

煮込んでる間は、タイマーをかけつつ、食器を片づけたり、パソコンで遊んだり。

タイマーが切れたらそのまま放置して睡眠。

朝ご飯の後に工程3をして、そのまま放置。

帰ってきたら、工程4~5をして「いただきます!」。



作業に取られる時間は、一回につき5分程度の片手間作業なので、

後片付けのついでにできてすごい楽。



そして、毎度言ってることだけど、育児中は煮物が神。

5分くらいならどんな旦那でも子供をみてられるだろうし、

誰かのいる時間にご飯が作っておけるって心も楽だし、

飯に追われない生活ってホントいい。

育児中の方は、煮物をいっぱい覚えておくといいよ!楽だから!
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さすがに真夏はいろんな危険性を秘めてるのでしないけど、

真夏以外のシーズンはたいていこんな感じで乗り切ってる。



肉の煮込み時間は肉の大きさにもよるし、好みでOKなんだけど、

煮込めば煮込むほどやわらか~く。
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1時間以上煮込めば、お箸で食べれるやわらかさ。



お肉ホロ~リとろ~り。
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めっちゃジューシー。

めっちゃやわらか。

めっちゃウマーイ。



やわらかホロホロお肉もいいけど、

うちで人気なのは、やっぱりコレ。IMG_0489-1
新じゃが!



ほっこり。
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もちろん、新じゃがではなく、普通のじゃがいもでもOK。

普通のじゃがいもを使う場合は、皮をむいて、適当な大きさに切ってから煮込めばOK。

ただ、じゃがいもは皮をむいたり、切ったりすると崩れやすくなるので、

加熱時間も20分程度に留めて、味しみを狙う場合は、一度冷まして、食べる前に再加熱がマル。



ホロホロお肉にホクホクじゃがいも。

どっちも超絶うまいけど、

スペアリブの出汁がたっぷり染み出たスープも負けず劣らず超絶うまい。
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すっごい辛そうな色をしてるけど、

加熱で多少の辛みはとぶので、そこまで辛くないです。

辛いのが好きな方は、最後(ごま油と一緒に)少量のコチュジャンを足しても。



そして、このカムジャタン。

おかずやスープとして食べるのもアリだけど、

個人的なおすすめは、ご飯IN!
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お肉を楽しみ、じゃがいもに酔いしれ、

ほどよく2者を楽しんだ後の白ご飯IN。



スプーンで崩しながら食べるもヨシ。

レンジで再加熱して雑炊にするのもヨシ。

チーズとかのっけてもめちゃウマ!
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いやいや、あたしは麺党なんです。って方は、

うどんや中華麺もすっごいおすすめ。

スペアリブから染み出た出汁がホント美味しくて、

ラーメンスープとしても優秀。



個人的には、それなりに光熱費がかかることを考慮して、

多めに仕込んで、冷凍なり冷蔵なりで保存して、

2回に分けて食べるのが好きです。
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まぁ、イロイロ書いてますけど、

豚でも鶏でもいいし、

味噌じゃなく醤油でもいいし、

コチュジャンとすり胡麻さえあればそれなりの味になるので、

隙間時間にどうぞ。








ご清聴ありがとうございます。

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ありがとうございます。ぺこりぺこり。






ちなみに、あたしの隙間家事に「掃除」という文字は含まれていない。








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