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美味しいには理由がある! うちごはんのゆる基本 

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昨日、ようやく軽油の修理代を払ったんですけど、

車屋さんもさすがにかわいそうだと思ってくれたのか、

結局、修理代は24,800円でした。



28,000円じゃなくてよかったけど、黒煙を吹いた時は44,000円だったけど、

24,800円とかちょっと泣けたっていうかだいぶ泣けたうえ、

毎日毎日旦那のダメ夫っぷりを披露して本当に申し訳ないのだけれど、

どうしても聞いてほしいことがある。





ちょっと前にさ、財布がなくなって捜索隊に抜擢されて

こちらとて本気で探した「財布は首に括りつけておけ事件」があったじゃん、あったんだよ。



まぁあたしもさ、彼の隣で生活をすること16年。

彼の「財布がない」は一度や二度の話じゃなく、彼と財布の紛失関係ったら、もうすごい。

毎日、財布がない。

1年365日、24時間、休みなしに財布が紛失すること16年。

彼の隣で財布を探し続けて16年。

歴史が深い、深すぎる。



彼と財布を語るうえで最も思い出深いエピソードと言えば、

昔、昔、その昔。

お小遣い支給日にお小遣いを渡したところ、

嬉々と宝くじを買いに行ったことがあったんだ。

連番だかバラだか知らんけども、好きなように宝くじを買って、宝くじ代を支払い、

そこまではよかった。

別に当たらなくてもよかった。

だけれども彼は、置いてきた。

「宝くじ売り場に」

「お小遣いを」

「全額」

「置いて」

「きた」



まぁ、当たり前の話だけれど、

お小遣いは発見されることなく、迷える子羊の元へと消えてしまったのだけれど、

それもそのハズ。

当時彼の中では「現ナマ」を持つのがトレンドで、

財布は家に置き、「現ナマ」だけを手に持って出かける危機感ゼロスタイルが大流行中。

よって、置き去りにしたのは「財布」ではなく「現ナマ」であり、

宝くじ売り場にそのまま置かれた福沢諭吉なぞ見つかるハズもなく、

案の定見つからなかった。



以来、「現ナマは危険」ということを学んだのか、

さすがの現ナマ主義者も財布を欲しがるようになったので、

その年のクリスマスに財布を送ったところ、

見事尻に敷いてくれて、

ふっくらかわいらしい二つ折りの財布は、数日で一反木綿に化け、

あたしは少し悲しくなったけれど、それが漢のスタイルと言われればどうしようもない。



ぺったんこで色もかすみ、何と合わせても擬態できてしまうような財布は、

よもや財布としての機能も微妙で、

毎日のように財布探しが繰り返されたのだけれど、

あたしも財布探しに嫌気がさし、

またもやさぶろー山の財布を買いに行ったのがつい3年前。



財布にはある程度の大きさが必要だということを学んだあたしは、

二つ折りではなく長財布を選び、

ついでに鞄も買い与え(間違っても財布をポケットに入れないように)、

何があっても「鞄と財布と共に行動」をするよう、現在進行形で躾け中。



と、ここまで、財布&現金紛失の話に特化してきたけれど、

ぶっちゃけた話、なくなるのは財布だけではなく、携帯でも鍵でも同じことである。

「携帯がない」は、日に三度は繰り返され、よもや我が家の合言葉。

「おはよう」「いただきます」「おやすみ」の三大挨拶用語と肩を並べるくらいトレンドな言葉だし、

家の鍵に至っては、

「大黒柱としてマスターキー(鍵の再発行時に必要な情報が入ったキー)を持たねばならない」

というワケの分からん持論でマスターキーを所持しているその大黒柱様が、

毎日マスターキーを失くし、

毎日マスターキーを探すのだから、

いい加減マスターキーの返却を求めたいし、

「鍵がない」もトレンディーさに至っては9年間ずっと旬。



それも、毎日失くすならまだしも、

少し前の鍵紛失時なんか、鍵を失くしたまま時が過ぎること2年。





2年!





一人で留守番する時なぞ、気持ち悪いし怖いうえ、

どんな時でもさぶろー山を一人にすることができず、

不便極まりない生活を続けること2年。



さんざん人を不安にさせときながら、

「車の中に落ちてたンゴ♡」では、

胸倉掴んでグーパンぐらいじゃ追いつかないし、

常に鍵・財布・携帯をセットで持ち、

四六時中彼らと行動を共にするあたしにしてみれば、

なんでなくなるのかがまったくもって分からない。



しかし、よくよく考えてみれば、

あたし達がこうして家庭を築き、共に財布と携帯と鍵を探しているのも、

元をただせば、携帯を紛失したことから始まっているからにして、

そんじょらそこらの人とは、よもやスケールが違う。

うちの夫は紛失の申し子である。





と、ここまでを念頭に置いて、下記をお読みいただきたい。





そんな紛失の申し子が「財布は首に括りつけておけ事件」を起こし、

ブログで「ちくしょうアイツめ・・・!」とぼやいたところ、

読者さんが「tileがいいよ。」と教えてくれた。



あたし「tile・・・?」



始めて聞く言葉に首を傾げつつ、

早速ググってみたところ、こいつがすごい、実にすごい。



一言でいえば、スマホと連動して使う紛失物発見機で、

財布などに取り付けておくと、紛失した時にスマホで所在地を検索でき、

GPS(位置情報サービス)も使えるっていう優れもの。



まるで現代版失くしもの取り寄せ機・・・!といたく感動したあたしは、

その日のうちにtileを注文したワケです。
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あたしが買ったのは、「tile Slim」と呼ばれる一番薄いタイプのもの。



これ↓




140mm×140mmと、それなりの大きさのパッケージを開けると、

中には小さな白い物体がちょこん。
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「お財布に入れても邪魔にならない厚さ」がコンセプトらしいのだけれど、

パッケージから取り出してみると、確かに薄い。



超うっす!
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それもそのはず、たった2.4mm。



2.4mmってどのくらい?って方は、

クレジットカードの国際規格が厚さ0.76mmなので、

クレカ3枚分程度の厚さを想像していただければ。
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何と比べたら分かりやすいか分からなかったので、手元にあったあいふぉーんと並べてみたんですが、

当たり前のように薄いです。



大きさは54mm×54mm。

重量9.3g。
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こんなに小さくてもちゃんと防水加工が施されているあたり、素晴らしい。

強いて言うなら、電池交換ができないのがアレだけど、

充電とか面倒なこともないし、電池がなくなったら買い換えればヨイだけのこと。

何より、これで財布を探す手間がなくなるなら何も言うまい。

これで財布を探さなくていいのなら・・・!



と、早速さぶろー山にtileを渡したところ、

何の管理もできないけど、新しいものにはいっちょまえに惹かれるらしく、

嬉しそうに財布にtileを設置。



財布の中に入れたtileを見て、

「へー!薄くていいなー!」

と、感動してたけど、

なんでもかんでも薄きゃいいってもんでもないし、

君の場合、厚さ1000mmでも薄いし、なくすだろうに。

と心で叫びつつ、ぐっと飲みこんで、

とりあえず、tileの設定をすることに。



あたし「ではまず、アプリをダウンロードしまーす。」



と元気に案内をしたところ、

早速のお言葉。



さぶろー山「あ、無理。」



もちろんあたしは、「え、なんで?」と返しますし、

「容量がいっぱいならなんか消しなよ。」とも言いますし、

どーせロクなもん入ってないんだからひとつくらい消して世の、あたしの、役に立てよ。

ぐらいも思いますし、口からも出ます。



しかし、

「いや、消すとかそういう問題じゃなく、アプリが無理。」

と言われれば、

いやいや、無理じゃねーよ。と思いますし、

動画消せよ。と言いますし、

この前撮ってたすっぴんのあたしを360℃から撮るっつーいらん動画から消せよ。とも申し上げますわな。



なのに、

「俺の携帯はアプリが無理なの!」

と言われれば、

「なんで?!」

と怒りますし、

そしたら返ってきた言葉が。







「パスワードが分からん。」






いささかあたしもびっくりしましたけど、

パスワードならリセットできますし、

その旨申し上げましたところ、

パスワードだけならいざ知らず、

IDも分からず、

アドレスも分からず、

質問の答えもまったく分からないままカレコレ4年。

と言われれば、

彼のあいふぉーんにどんな意味があるのか、

そこ、だいぶ教えてほしい。








ご清聴ありがとうございます。

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ありがとうございます。ぺこりぺこり。






我が夫ながら、ここまでダメ夫だったとは・・・






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