新刊発売中です。

美味しいには理由がある! うちごはんのゆる基本 

価格/1,300+税 →こんな本です①。こんな本です②。



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さつまいもと鶏の唐揚げ・アーモンドとチーズのキャロットラペ・栃尾の油揚げの煮物・豆腐とわかめの味噌汁・キウイ&越後姫



注:さしてお綺麗な話ではございませんので、お食事中の方はここで回れ右。お日にちやお時間を改めてお越しくださいませ。ぺこり










18日間の熱き闘いに終止符を打った平昌オリンピック。

今年のオリンピックは時差がなく、リアルタイムで観れたこともあり、

最も燃え、最も泣き、最も感動したオリンピックだった。



そんな感動真っ只中の昨日。

この感動を記念に残そう!とね、

あたしは電球を買ったワケです。



まぁ、何で電球かと言うと、

うちの風呂場は電気が2つ、横並びについてるタイプなんですけど、

そのうちのひとつが去年の冬に切れまして。

でも、去年の冬つったら受験戦争の真っただ中なワケです。



まぁ、確かに風呂場は電球ひとつ分の明るさとなり、若干の薄暗さはあったけど、

風呂でビーズを作るワケでもないし、刺繍をすることもなければ、編み物をするワケでもなく、

体を洗って湯につかる程度ならそう問題のない明るさの風呂場と、

一瞬でも気を抜いたら負ける一番娘の受験戦争。



とてもじゃないけど、電球を変える暇もなければ電球なんぞに頭を割く余裕もなく、

受験のことだけを想いながら冬を過ごし、

春の到来と共に新刊の作業に入り、

もちろんここでも、電球を変える暇もなければ電球なんぞに頭を割く余裕もなく、

春を越え、夏を越え、

ようやく秋に差し掛かった頃には、

すっかり若干薄暗い風呂場にも慣れてきまして、

電球、ひとつでよくね・・・?と心が叫び、

薄暗い風呂場に愛着すら持ち始めた秋。

慣れってコワイ。



こうして薄暗い(ような気がする)風呂場も一周年を迎え、

電球のことなぞ露ほども思い出さず、エコキュートは凍結し、洗面台は逝き、

そしてオリンピックに感動した冬。



ここでようやくこの感動を形に残そうと、

実に1年ぶりに!

電球を!

買ったワケです。



だいぶ面倒だったけど、風呂場に脚立を運び入れ、

ひなに押さえてもらいながら電球を交換したところ、

それはもう眩い灯りが降り注ぎ、

ツヤテカと光輝くうちの風呂場。

うちの風呂ってこんなに白かった?ってくらい風呂場が白く、テカテカで、

やはり電球ひとつでは限界があることを知った昨日。



一年ぶりに行われた電球交換行事は、

素晴らしい結果を残し、

誰もが大満足だった。

そう、大満足だった。









のは、5分だけ。










あのね、知ってます?

明るくなるってことは、よく見えるってことで、

よく見えるってことは、今まで見えなかったものも見えるんですよ。

言い換えれば、見えなくてよかったものまで見えてしまうんですよ。

ええ、そう。

どうせなら気づかずに過ごしたかった黒い部分とか黒い部分がね?

なんかこう、チラっと見え隠れっていうか、堂々と鎮座してることにも気づいちゃうワケで。

いくら0.03とかいうあたしの視力ですら見えちゃうワケで。

なんつーか、カビとかいう野郎がね?





あ ら わ に。





ここぞとばかりにしゃしゃり出てきたワケです。ええ。





とは言え、風呂場はあたしの安らぎの場でもあり、

唯一こまめに掃除できる部分で、唯一大掃除の必要性がない程度に磨けてる場所なんですけど、

電球ひとつ分の光&あたしの鳥目では捉えきれなかったんでしょうね。

まぁ、8割言い訳ですけど。



しかし、見つけてしまったなら早々に駆除しなければならないのがこの黒いヤツ。

あたしはありったけのカビ取り剤を振りまいた。

床や四隅だけケチケチしたことは言わず、壁や天井に至るまでの360℃、大盤振る舞いに振りまいた。

タワシを片手にガスゴスとこすり、爪楊枝でチマチマと隙間を掘りつつ、

黒いヤツとの戦闘に励んだ。



それはもう、近年稀にみる大戦闘で、

気付けばカビ取り剤は1/2本もの量を消費し、

一時間もの時間が経過していたのだけれど、

あたしは黒いヤツをやっつけ、無事、勝利をおさめた。



長い長い旅だったと。

よい記念になったと。

ツヤテカ真っ白な風呂場に満足し、

落ちる涙と伝う鼻水。

溢れる涙と止まらぬ鼻水。





ひな「・・・そんなに嬉しいの?」





あたし「いや、違う。」





確かに勝利は嬉しく喜ばしきことではあるけれど、

これは感動の涙や嬉し涙などではなく、

自分の意思とは関係のないところででる涙。



そう、カビ取り剤の強靭さに屈した人間の弱さであり、

なんつーか、完全に逝った。

目と鼻が逝った。





あたし「・・・マジで止まんないんですけど・・・」
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目頭を押さえ、鼻を押さえつつ作った昨日の晩ご飯その①、

さつまいもと鶏の唐揚げ。



元々は冷凍してあった鶏肉で唐揚げを作る予定だったんだけど、

よくよく見たら鶏肉が500gしかなく、

それでは4人分になれないので、さつまいもでカサ増し。
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鶏肉はいつものように生姜とにんにく入りのタレに浸し、

片栗粉をつけてカラっと。



さつまいもは輪切り×スライスの素揚げにし、

甘辛ダレをタラーっと。
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ひな「さつまいも、超オイシーね!」





あたし「・・・・・美味・・・しい・・・・・?」





ひな「え、美味しいよ?ママ、美味しくないの??」





あたし「・・・味が・・・味が・・・








味がワカラン・・・!」








大変です。

目と鼻と共に味覚も逝きました。





ひな「え、なんでなんで?煮物は?煮物の味は感じる?」
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あたし「ワカラン・・・!」





ひな「じゃあ、ラペは?ラペの味は?」
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あたし「ワカラン・・・!」





ひな「味噌汁は?わかめの味噌汁の味は?」
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あたし「ワカラン・・・!」





おかん「・・・・・それ、カビ取り剤で殺られたんじゃないの・・・?」





あたし「ワカラン・・・!」





ひな「え、じゃあ、いちごは?キウイは?ちょっと越後姫食べてみて!」
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あたし「ワカラン・・・!」





ひな「じゃキウイは?キウイはどう?これ、ママが楽しみにしてた千疋屋じゃん!めっちゃ楽しみにしてたキウイじゃん!」
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あたし「ワカラン・・・!」





ひな「・・・嗚呼・・・・・」
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あたしは綺麗になった風呂場と引き換えに、大きな代償を払った。

確かに風呂場は綺麗になったけど、これは痛すぎる代償だった。 



もう掃除なんてしない・・・!









ご清聴ありがとうございます。

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ありがとうございます。ぺこりぺこり。






今日になってもまだ水分が溢れてます。








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