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美味しいには理由がある! うちごはんのゆる基本 

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「年寄りっ子は三文安」

年寄りに甘やかされて育った子は、値打ちが安いという意味らしいけれど、あたしは年寄りっ子だ。

だけど、それが三文安だとは思わないし、損だとも思わない。





初孫&内孫として生まれたあたしは、

それはそれは愛され、可愛がられ、溺愛された。

あたしが産まれる時、じーちゃんは同窓会をすっぽかしてタクシーで病院に駆けつけるほど喜び、

あたしの席はじーちゃんの膝の上だった。

ちょっと偏屈で変わったじーちゃんだったけど、あたしはそんなじーちゃんが大好きだった。

いつも、いつでも、じーちゃんの傍を離れず、

食事の時も、寝る時も、片時も離れることなく、

筋金入りのじじっ子だった。



仕事でいないおかんに代わってあたし達を育ててくれたのは、ばーちゃんだった。

ご飯を作ってくれたのも、あたしに料理を教えてくれたのも、ばーちゃんだった。

時に厳しく、時に優しく、大事なことを教えてくれたのは、ばーちゃんだった。



思えば、遠足に来てくれたのもじーちゃんとばーちゃんだったし、

運動会に来てくれたのもじーちゃんとばーちゃんだったし、

授業参観に来てくれたのもじーちゃんとばーちゃんだった。



じーちゃんは父であり、ばーちゃんは母であり、あたしのすべてだった。





確かに、幼少時代は甘やかされたと思う。

お金がないなりにも欲しいものは買ってくれたし、大事にもしてもらった。

本気で怒られたのは、たった3回。



一度目の雷は、幼稚園のお迎え。

本来、幼稚園のお迎えにはじーちゃんが来ていたのだけれど、

友達は一人で帰っていたし(今じゃ考えられないけど、昔はこれもアリだったんだよね)、

友達に誘われ、なんとなーくそれにノッてみたかった。

で、あたしは友達と寄り道をしながら歩いて帰ったワケだけど、

まぁ、じーちゃんはそんなことを知る由もなく、普通に迎えに行くワケで、

もちろん、幼稚園では大騒ぎになるワケです。

「孫がいない」と。

も、先生はアホみたいに怒られ、そこら中の人間を召喚し、町中の人があたし探し。

携帯などない時代、みんなが山に入り、川を探し、町中で捜索が行われる中、

あたしは友達んちでおやつまでご馳走になり、のうのうと帰路についたワケですが、

じーちゃん&ばーちゃんの怒りっぷりったら、もう。

二人とも泣いてるし、怒ってるし、むちゃくちゃこえーし、謝ってるし。

子供ながらに大変なことをしてしまったと怯えるほどの怒りっぷりだった。

以来、幼稚園ではおとなしく待つ術を覚えた。



二度目の雷は、小学校の池。

真冬の会津はとても寒く、池に氷が張ることも珍しくない。

もう、ここで察せると思うけど、

何を思ったか、池に落ちている葉っぱの掃除をしようと、アホなことを思いついたあたしは、

氷の張った池に立ち、まんまと氷が割れ、落ちた。

まぁ、池が浅かったこともあり、大事にはならず、自分で這い上がって歩いて帰ったけれど、

事実を知ったじーちゃん&ばーちゃんの怒りっぷりったら、もう。

二度と掃除なんかしねーぞと思うほどの怒りっぷりだった。

以来、「掃除」と名の付くものには拒否症状がでる。

だからあたしは掃除が嫌いなんだ。



三度目は、雷というより、いじけたというか、そんな感じかな。

あたしが結婚&妊娠をした時。

ばーちゃんは、おめでとう、おめでとう!ってすごく喜んでくれたけど、

じーちゃんは、むちゃくちゃ怒って、いじけて、スネて。

あたしからの電話だけが生き甲斐のような人なのに、電話もでないし、

会いに行っても無視。

話しかけても無視。

むちゃくちゃ怒ってんだよね。

ばーちゃんは「大好きな孫が取られていじけてるだけだから気にするな」って言ってくれたけど、

それは妊娠中ずっと続いたし、電話もでないし、話も聞いてもらえないし、

ホント、どうしようかと思った。

まぁ、ひ孫が無事に生まれ、ひ孫可愛さに許してもらえたんだけど、

当時は結構な修羅場だったよね。

あたしの心がさ。



じーちゃん&ばーちゃんには、あたし自身も本当に可愛がってもらったけど、

ひなが生まれてそれは世代交代となり、

すべての愛はひなに注がれた。

まぁ、ちょっと寂しかったけど、これはこれで嬉しかったな。



親孝行ならぬじじばば孝行がしたくて、

ひなが自由に歩き回れるようになった頃、結婚式をした。

バージンロードはじーちゃんと歩き、花束贈呈はばーちゃんとおかんに送った。

それがあたしの夢だったから。



ばーちゃんは喜んでたけど、じーちゃんは泣いてた。

泣きながらさぶろー山に「よろしく」って。

「ありがとう、ありがとう」って何度も言ってた。

泣くつもりのないあたしまで泣いた。



ちょっと変わってて、大日本帝国軍人を絵に描いたような厳しいじーちゃんだったけど、

本当にあたしのことを愛してくれたし、

じーちゃんの深すぎる愛は、親戚はおろか、町中の人も周知するくらい、有名だった。

でも、あたしもそれに負けないくらいじーちゃんが大好きだったし、

親孝行ならぬじじ孝行ができたことが本当に嬉しかった。




そんなじーちゃんに異変が起きたのは、

結婚式から数か月後。

ねねこから来た電話であたしはそれを知ることになる。





「なんか・・・じーちゃんが癌みたい・・・」










めっちゃ途中なんですが、長くなったんで分けます。

続きは夜にでもUPするね。ごめん・・・!





ご清聴ありがとうございます。

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ありがとうございます。ぺこりぺこり。






年末に読むには重すぎるかもしれないなって、今ちょっと思ったわ。ごめん。








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