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美味しいには理由がある! うちごはんのゆる基本
発売日/9月29日(発明家の日)価格/1,300+税 →こんな本です。
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美味しいには理由がある!うちごはんのゆる基本 [ るぅ ] |
夏休みどころか秋休みも始まる勢いですのに、未だ盆旅行記を綴ってます。
我が家のどーでもいい話にお付き合いいただき、ありがとうございます。
その①がまだの方はこちらからどうぞ→
その②がまだの方はこちらからどうぞ→
その③がまだの方はこちらからどうぞ→
その④がまだの方はこちらからどうぞ→
その⑤がまだの方はこちらからどうぞ→
その⑥がまだの方はこちらからどうぞ→盆の旅⑥小さな池で熾烈な争い@鯉
その⑦がまだの方はこちらからどうぞ→盆の旅⑦お小遣い制@初日まとめ
その⑧がまだの方はこちらからどうぞ→盆の旅⑧お小遣い制の落とし穴
その⑨がまだの方はこちらからどうぞ→盆の旅⑨俺の上野観光案内所
その⑩がまだの方はこちらからどうぞ→盆の旅⑩タメになる上野動物園豆知識
その⑪がまだの方はこちらからどうぞ→盆の旅⑪パンダの鼻ほじり
その⑫がまだの方はこちらからどうぞ→盆の旅⑫世界で二番目に美味しいハンバーグに出会った
その⑬がまだの方はこちらからどうぞ→盆の旅⑬残金680円でも食べたい朝ご飯
その⑭がまだの方がこちらからどうぞ→盆の旅⑭満額食べた高輪ブッフェ
その⑮がまだの方はこちらからどうぞ→盆の旅⑮猫カフェでもふもふ・・・できなかった
その⑯がまだの方はこちらからどうぞ→盆の旅⑯モモンガももーん
今日で最終日です。長々とお付き合いいただき、ありがとうございます\(^o^)/
さて、ついに迎えた最終日の最終行事。
さぶろー山4,420円、ひな7,568円、あたし7,948円の持ち金からはじまった最終日ですが、
高輪という大きな山を登ってはみたものの、
猫カフェや小動物カフェはいずれも飲食なしなので、
残金は、ひな3,828円、あたし4,202円、そして、アホ680円。
それぞれが絶妙な金額を握りしめ。
/乾杯@ramちゃん夫妻\
大変お久しぶりな再会・・・だったかどうだったか。
よくLINEで連絡をするからか、しょっちゅう会ってるような気がするくらい仲良しのご夫妻なんですが、
手前のやたら白い人はあたし。
その左隣がひな。
ひなのお向かいがramちゃん。
ramちゃんの左隣がramちゃんダーリン。
そのお向かいで⑤と書かれたグラスを高らかに掲げているのが、さぶろー山。
さぶろー山。 飲んでる、飲んでる!
あたし「ちょっと!さりげなく飲んでるんじゃないよ!新幹線、乗せないからね!」コソコソ
さぶろー山「ここ、1杯500円だから。まだ俺の範囲内。」コソコソ
そう、やって来たお店は、上野500バル。
焼きたてのピザ1枚500円、フィッシュ&チップス500円、生ハム500円、ローストビーフ500円。
ほとんどの料理が500円で食べれるうえ、
ビールやワインも500円という大変明瞭会計のお店。
さぶろー山「あー!ビール、うっまー!」
特に狙ったワケではなく、
いくつかの候補の中からひなに選ばせたらたまたまここになったという感じですが、
今となっては、なんとありがたいお店。
(ついでに未成年のひなは、酒が飲めない分、どんなに食っても1,500円でOKという約束になっている)
ramちゃんダーリン「どうする?何か頼もうか?」
ramちゃん「ほらほら、ひなちゃん。好きなもの選びなー。」
ひな「えっ・・・ひなが選んでいいの・・・?」
さぶろー山「いいぞいいぞ。ひなが食べたいものを頼みな。」
ナンセ、僕ハお金ガナイカラ。
ひな「じゃ、チーズ?とうふ!」
ひながトップバッターに選んだのは、
お店で一番人気だというチーズ?とうふ!@300円。
クリームチーズと豆腐をミックスしたものにメープルシロップが添えてあり、
クリームチーズでありながら、なおかつ豆腐という大変欲張りな立ち位置。
あたし「あたしさ、基本的にはうまけりゃいいタイプなんだけどさ・・・このさ、白いっていうだけでもすげえ撮りにくいのに、四角い皿ってすっごく困らない?」
ramちゃん「わっかる!白いものは撮りにくい!平皿も撮りにくい!でも、なんと言っても撮りにくいのは、アレだよね。」
ramちゃん&あたし「イッタラ!」
相変わらず狂おしいほどに大好きだけど、
あれは、撮る皿じゃなく、見る皿&使う皿。
ramちゃん「この四角い平皿はどうやったら美味しそうに撮れるんだろうねえ。」
と、横から撮ってみたり、斜めから撮ってみたり、
撮れば撮るほど深みにハマる平皿&角皿マジック。
あたし「そういう時はね、真俯瞰がいいよ。困った時の真俯瞰。真上からなら雰囲気良く撮れるよ!」
と、意気揚々に教えた真俯瞰(真上から写すこと)だけど、そうでもなかったわ。
ramちゃん、そうでもなかったわ。
と、あたし達が真俯瞰だの斜俯瞰だのを語っている間に、
グラスにはramちゃんご夫妻がボトルで注文した泡酒が注がれ、
うちのアホが一気にそれを飲み干し、
さぶろー山「俺、ピクルスでも頼んじゃおっかな~。」
オイ!!!
ramちゃんダーリン「おっ。さぶろー丸、野菜食べれるようになったの?」
さぶろー山「ちょっと聞いてくれる、ダーリン。俺、野菜は相変わらずうさぎの餌だと思ってるけど、ピクルスだけは大好きでさ、毎回おかめに作ってって頼むのに、コイツ、全ッ然作ってくんねーの!毎回作る作るって言いながら、一回も作ってくれたことないからね。超、口ばっか。」
夫婦のどうでもいい約束を外部にバラすんじゃないよ。
と、全力で突っ込みたい気持ちはあれど、そんなことはどうでもいいんだよ。
問題はな、680円しか持っていないさぶろー山が、
ビール(@500円)に続き、ピクルス(@300円)を頼んだということ。
あたし「ちょっと!ピクルス300円!持ち金オーバー!持ち金オーバー!」コソコソ
さぶろー山「ばかやろう。俺が食うワケじゃねーんだよ。ひなが食うんだよ!」コソコソ
・・・なんでひな?
食べたいとか一言も言ってないのに・・・?
ちなみに、この時点でramちゃんご夫妻は、我が家がこんなゲームをしていたことは露知らず、
この日最後までこんなゲームをしていたことは露知らず、
なんなら、ブログを見て「えっ?」って首をかしげたことかと思われる。
もちろん、こんな夫婦間の会話も露知らずのramちゃんダーリンは、
相変わらず見事なカトラリー使いで、運ばれてきた料理をささっと取り分け、
クラッカーにはチーズまで塗って、サーブ。
あたし「ひな、いい?こういう人が”デキる男”って言うんだよ。よく見ておきなさい。」
ひな「ハイ!」
誰が頼んだか分からないカマンベールチーズのフライは、
熱々のチーズとろ~りで、大変美味しく、
ramちゃんダーリンがプロの手つきでサーブしてくれたかと思うと、なおさらうまい。
もう、どんな贅沢。
ramちゃん「しっかし、ひなちゃん、超大きくなったねー!もう、大人じゃん!」
あたし「そうだよ!もう、花のJKなんだよ!」
ramちゃん「そうだよね!受験頑張ってたもんねえ。」
ひな「いやいや、そんな。」
ramちゃんダーリン「俺、もっと久しぶりだと思うんだけど、もう覚えてないかな?一緒にフランソワのお散歩に行ったことがあるんだけど。」
あたし「うわー!それ、懐かしい!そういえば、そんな事あったねー!」
あれは確か、正月の宴会と称し、ビールにメスカルに日本酒と浴びるように酒を飲み、
日本酒に倒れたramちゃんダーリンに、
新潟の超冬空の、なおかつ積雪の中、フランソワの散歩までさせたこの日の思い出。
ひな「えー・・・っと・・・」
あたし「ほらほら。フランソワとパパとramちゃんダーリンとひなの4人で雪の中のお散歩したこと、あったじゃん!」
ひな「全ッ然覚えてないです。」
子供は時に無情であるけれど、
ramちゃん「そうだよねー。もう5年も前のこと、覚えてないよねー!」
ramちゃんは優しい。
ramちゃん「ほらほら、ひなちゃん、何か頼む?何食べたい?好きなの頼もうか。」
ひな「えっと・・・えっと・・・じゃあ、キッシュ!」
ramちゃん「そっかそっか。じゃキッシュも頼もうね~。」
ramちゃん「ほーら、ひなちゃん、キッシュきたよー。」
ひな「ワーイ!」
などと、あたし達が会話とキッシュに華を咲かせている横で。
さぶろー山「すいませーん、バベットステーキひとつー!」
オイ!!!!!
さぶろー山「まぁ、肉だけじゃアレだし、ポテトも頼んどくか。」
オイ!!!!!
さぶろー山「ピザはやっぱり、定番マリゲリータだろ。」
オイ!!!!!
さぶろー山「ついでに牛ハツもいっとくか。」
オイ!!!!!!!!
あたし「ちょ・・・ちょっと!!もう、乗れないからね!大宮からも無理だからね!一人で長岡で降りなさいよ!」コソコソ
さぶろー山「ばかやろう。これは俺が食うんじゃねーよ。ramちゃんの分だろ。ramちゃんの!」コソコソ
ramちゃんが体内に入れるのは、
これだけだ・・・よ・・・?
酒。
(ramちゃんは、わさびをつまみに酒を飲むこともできるし、塩をつまみに酒を飲むこともできるうえ、目の前に並んだ料理を見るだけで食べた気になれる特異体質。特技はエア食い。低コスト)
ramちゃん「ひなちゃん、どうする?他に食べたいのあるかな~?」
ひな「えっとね、えっとね・・・サラダ!」
と、お店の名物的サラダを注文したところ、
ひな「・・・ママ、あのタイヤみたいなの、なに?」
どうやら、サラダにのってる黒い物体が気になる様子。
あたし「ああ、これ、オリーブだよ!」
ひな「オリーブ・・・?!」
あたし「そういや、うちでオリーブなんか料理することないもんねー。」
ramちゃん「おっ。じゃ、ひなちゃん初オリーブ、食べられるかな。」
ひな「え、どんな味がするの?」
あたし「そうだなぁ・・・どんな味っていうか・・・オリーブ味・・・?」
ひな「ひなが食べられそうな感じ?」
あたし「んー・・・木の実の一種だし・・・多分、大丈夫だと思うけど。」
ひな「そっか、じゃ、食べてみるよ!」
ramちゃん「えらいじゃーん!」
と、恐る恐るオリーブを口に入れたひなは。
ひな「これは・・・!」
ひな「タイヤの味・・・!」
タイヤ食ったことあるんかい。
ramちゃんと全力で突っ込み、
ramちゃん「そっかー。ひなちゃんはオリーブが無理かー。じゃ、おばちゃんちの子にはなれないかなー。」
ひな「・・・ramちゃんちはタイヤ屋さんなの?」
ramちゃん「タイヤ屋さんじゃないけど、おばちゃんちはこのタイヤがしょっちゅう料理に混ざってるんだよね。」
ひな「そっか、タイヤ屋さんなのかー。」(←違)
と、全くかみ合わないタイヤ談義に華を咲かせている中。
さぶろー山「ramちゃーん!辛いピザ、きたよー!」
当たり前のようにramちゃんを誘っていたけれど、
ramちゃんが辛いピザを所望していたかどうかは不明。
ramちゃん「ひなちゃん、ピザ食べるー?おばちゃんがとってあげようかー?」
ひな「ひなね、辛いのが食べられないから、大丈夫。」
あたし「じゃ、辛くないピザ、もう一枚だけ頼もうか?」
ひな「んー・・・でも、ひな、お腹いっぱいなんだよなぁ。」
あたし「じゃあ、〆に甘いものでも食べてそれで終わりにする?」
ひな「そっか!甘いもの、いいねえ。」
と、会話がまとまりかけたところで。
さぶろー山「頼も!頼も!すいませーん!ピザー!」
ちょ・・・
さぶろー山「ついでにウインナーも頼んどけ!」
ちょっと・・・!
さぶろー山「うっま!ウインナー、うっま!」
頼みすぎ、食いすぎ!!!
この人、マジでどうやって帰る気なんだろう。
と、すべてが不安でならないあたしもいれば、
すべてがどうでもいいあたしもいるのは、
きっと、乾杯に一杯だけ飲んだ酒のせい。
ひな「ひなは最後にりんごのなんちゃらを食べて終わりにする!」
と、〆のスイーツをいただき、楽しい会合は終了。
そして、お会計の時。
いつもいつも多めに出そうとしてくれるramちゃんご夫妻を止めるべく、
あたし「ramちゃん、今日こそ払わせてもらうよ!うちは今日3人で食って飲んでるから!」
と、けん制をかけるも、
ramちゃん「なにおう!うちは人5倍くらい飲んでるからね!」
と、一歩も引かないramちゃんだけれども、確かに一理。
ramちゃんは酒と優しさでできている。
さぶろー山「ダメダメ、ramちゃん、ちゃんと払わせて。」
と、間に割って入ったさぶろー山ではあるけれど、
誰が言ってもいいけど、お前だけは言うな。
と言いたいのはあたしだけではないはず。
こうして、しばしの間、譲り合いを重ねてみたものの、
新幹線の時間が迫っていることに気づき、
とりあえず、言われるままの額をあたしがまとめてお支払いをしまして、
慌てて店を出たあたし達。
あたし「ちょっと!ramちゃんの温情には感謝だけれど、680円じゃ済まないからね!あんただけどんこで帰ってきなさいよ!」コソコソ
さぶろー山「あ、俺、出せるから。」
と、差し出された樋口一葉。
あたし「一葉・・・だと・・・?!」
ここでひとつ申し上げておくのなら、
わが家は諸事情により数年前にお小遣い制を廃止し、
特に無駄なお金は渡しておらず、
基本的には一文無しであるさぶろー山が、
5,000円などという大金を持っているハズもなく、
持っているハズがない。
100%、神に誓って、ない。
なんでこんなに持ってるんだろう。
という疑問はあれど、ここで困ったことがひとつだけあり、
時間がない。
時間がない。
さぶろー山「ほらほら、早く早く!新幹線に乗り遅れるから!」
そう。
会合が楽しすぎて、金の計算はできても、時間の計算ができなかったあたしは、
予定時間を大幅にオーバーし、新幹線の乗車時間まであと10分をきっており、
ついでに、10分でコインロッカーから荷物を出し、切符を発券し、
新幹線乗り場まで走らなくては間に合わないところまできている。
さぶろー山「はいはい、新潟まで、3枚。3枚。あと7分!」
と、めっちゃ急かされて切符を買い、
さぶろー山「はいはい、エスカレーター降りて降りて。あと5分、5分!」
と、めっちゃ急かされてエスカレーターに押しやられ、
ramちゃん「るぅちゃーん!気をつけてー!気をつけて帰ってねー!」
あたし「ありがとう、ありがとおおおおおおお!」
と、めっちゃ急かされてramちゃんにお見送りまでしてもらい、
ramちゃんとの別れを惜しむ間もなく、スライディング乗車。
あたし「なんとか、間に合った・・・ね・・・・・」
座席に座った瞬間、ひなに1,500円(←上野500バルの会計分)を渡され、
「ramちゃんって、お水が好きなんだねえ。」と言われたあたしは、
何のことかと首をかしげた。
ひな「だって、ひなが数えただけでも6杯は飲んでたよ。」
あたし「・・・6杯・・・・・?」
ひな「6杯。」
ひなが数えた6杯↓↓↓
それ、水じゃない。
どうしようかと思ったけれど、真実を教えておくのも教育の一環かと思い、
「あれは水じゃなく、お酒だよ」
と、答えると、
ひな「お酒って・・・あんなにごいごい飲めるものなんだ・・・!」
と、言ったひな衝撃の顔が忘れられず、
ついつい樋口一葉の件を忘れていたのだけれど、
先日、旅費の計算をしていたあたしは、ふと気づく。
5,000円足りねえ。
ご清聴ありがとうございます。
110番してもいいと思う方、こちらをぽちぽちぽちっと。
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ありがとうございます。ぺこりぺこり。
うちの旦那は大悪党。
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