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万全の態勢を敷いたつもりで、数々のトラブルに見舞われた我が家の受験記録です。




序章はここ→お受験物語 ー序章ー

1章はここ→お受験物語 ー1章ー

2章はここ→お受験物語 ー2章ー

2.5章はここ→お受験物語 ー2.5章ー

3章はここ→お受験物語 ー3章ー

4章はここ→お受験物語 ー4章ー



今日は衝撃のあいふぉーん編。










あたし「あいふぉーんがない?」





という、冗談みたいな告白をされた3月7日17時。





ひな「朝、あいふぉーんを鞄に入れて、そのまま受験して、

学校を出てから電源を入れて、ママにLINEして、その後LINE電話して、

そのまま車に乗って帰ってきたら、ひなのあいふぉーんがないの・・・」





確かに、

万が一に備えて、朝、あいふぉーんを持たせた。(あいふぉーん目撃)

しかし、ありがたくも万が一は訪れず、あいふぉーんを使うことなく初日分の入試が終わり、

回収ポイントを連絡するLINEが来た。(あいふぉーん使用)

寒くて待てなかったのか、ひなから催促の電話がきて、回収ポイントの確認をした。(あいふぉーん使用)

回収ポイントでは、お友達を先に乗せるべく、ひなは車の後ろでしばし待機。

久々の雪が嬉しかったのか、雪を踏みしめ、喜んでいる様子がバックミラーから見えた。

右手にはピカピカの携帯が光っていた。(あいふぉーん目撃)





あたし「え・・・く・・・車は・・・?!車の中に落ちてない?!」





ひな「・・・車の中は見てきたんだけど、落ちてなくて・・・」





あたし「え・・・じゃ・・・友達は?友達に預けたりしてない?」





ひな「友達には預けてないと思うんだけど・・・」





あたし「え・・・間違って友達の鞄に入れたとかは?一応友達に電話してみなよ!」





ひな「もう、電話した。」





あたし「え・・・友達、持ってた?」










ひな「持ってなかった。」





あたし「え。」







夢か誠か現実か。

あいふぉーん、いずこ。





あたし「ちょ・・・もう一回車の中見てくる・・・!」





良くも悪くも、薄くてコンパクトなあいふぉーん。

ツルテカピカピカ、指すべり最高のあいふぉーん。



ひょっとしたら、手にしたあいふぉーんがツルっとすべって、車に落ちて、

そのままシートの下に潜り込んでるかも・・・!と思い、

車のシートを倒し、フロアマットをはがし、

どこぞに潜むあいふぉーんを血眼で探したけれど、

影も形も存在しないひなのあいふぉーん。








あたし「あいふぉーん・・・!」







あたし「コート・・・!コートの中は?制服のポケットとか見た・・・?」





ひな「一応見たんだけど、コートにも制服にも入ってなくて・・・」





ひなのコートをひっくり返し、

制服のブレザーもひっくり返す。





あたし「あいふぉーん・・・あいふぉーん・・・!」





形あるものはいつか壊れるし、物とは相性もあると思う。

確かに、どんな人でもどんな物でも、失くすことってあるよね。





でもね、

でもね?





買って1週間。





通話履歴、2回。

使用履歴、2回。





あたし「あいふぉーん・・・!」





それに払った金額、








あたし「82,296円・・・!」








たった2回の使用で82,296円。

つまるところ、1回41,148円。








あたし「41,148円・・・!」








夢か誠か現実か。(現実)

今時、火星にでも電話しない限り、こんな料金はあり得ないうえ、

ホントに火星に電話してるならまだしも、

通話の相手は2回共あたし(人間)。





あたし「あああああ・・・あいふぉーーーーーーーーーん・・・!」





実際、血の気が引いた。

顔は真っ青だった。

できることなら、頭突きのひとつやふたつはお見舞いしてやりたかった。




しかし、ひなは受験中の身。

それも、明日も試験を控える身。




些細な事が明日のモチベーションにつながる今、

怒るワケにはいかず、

しかしあいふぉーんはなく、

82,296円は惜しい。





あたし「・・・あいふぉーん・・・!」





どうしていいか分からず、

茫然と立ち尽くしていると、





さぶろー山「なに?あいふぉーん、どうしたの?」





騒ぎに気づいたらしいさぶろー山が、

領地拡大の手を止めてやってきた。





あたし「いや・・・ひなのあいふぉーんがないみたいで・・・」





さぶろー山「は?」





あたし「迎えに行った時は確かに持ってたんだけど、帰ってきたらないみたいで・・・」





さぶろー山「は?」





あたし「車の中にもないし、友達も持ってないみたいで・・・」





と言ったところで。








さぶろー山「ひな!!!!!」








さぶろー山がキレた。





あたし「待って、でも怒らないで!」





さぶろー山「怒らないでじゃねーんだよ!なんでそんなに大事なものを手放したんだ!」





あたし「なんでも何も、手放しちゃったんだからしょうがないじゃん・・・!」





さぶろー山「しょうがなくねーよ!買ったばっかだろ?新品だろ?まだ一週間だろ?

それがないってどういうことなんだよ!!!」





あたし「新品でもなくなる時はなくなるもん!しょうがないじゃん!」





さぶろー山「そういう問題じゃねーよ!」





あたし「じゃあ、どういう問題だって言うの!!!」





さぶろー山「買う時に言っただろ、ひなにあいふぉーんは早いって!

いいもん預けたところで、どうせ壊すし失くすんだから一番安いガラケーでいいって!」





確かに、ガラケーでいいって言ったさぶろー山を振り切ってあいふぉーんを買ったし、

そんなあいふぉーんを一週間で、使用履歴2回で失くしたひなが悪いし、

それについては否定しないけど、

ひとつだけ言わせてもらえば、

あいふぉーん歴8年のさぶろー山は、

あいふぉーんを買うたび、画面を割るし、

それも、1週間で必ず画面を割り、1ケ月後には背面も割り、

逝ったあいふぉーん、数知れず。





さぶろー山「どうすんだよ、あいふぉーん代!俺の82,296円!!!」





そして、82,296円を払ったのはあたしだ。





ひな「・・・・ごっ・・・ごめんなさい・・・・」





さぶろー山「ごめんなさいで済んだら警察はいらねーんだよ!」





あたし「なんでそんなこと言うの!!ひなだって謝ってんじゃん!!!」





さぶろー山「謝ればなんでも許されると思ってんな!」





あたし「そんなことは言ってないけど、怒らないでって言ってんじゃん!」





さぶろー山「受験の最中に浮かれてあいふぉーん買って!買ったばっかのあいふぉーん失くして!

これが怒らずにいられるかーーーーー!」








あたし「受験は明日までだーーーー!!!」






さぶろー山「そういう問題じゃねー!!!」(←大激怒)





あたし「明日もテストなんだから怒らないでよーうわーーーん!」(←確かにあいふぉーんは惜しいけど、受験の最中にもめたくない、怒らないでほしい、でもあいふぉーんは惜しい、どうしていいか分らない)





ひな「ごめんなさいうわーーーーーん!」(←どうしようという不安と、大変なことをしてしまったという後悔と、ただでさえ緊張でストレスMAXなところへの雷直撃、泣かないワケがない)





タマ「わんわんわんわんわん!」(←とりあえず祭りには参加したいタイプ)








4ケ月間の成果をみせるべく、

受験という山に挑んだこの日。



ただ、ただ、山を登っただけなのに、

なぜ、こんな地獄絵図が描かれているのか。



予想の斜め上すぎる展開に、

家族全員が途方に暮れた3月7日17時30分。









ご清聴ありがとうございます。

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To Be Continued・・・! 










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