長らく続いております我が家の家庭内受験戦争の話。 



今までの経緯を一行で説明すると、 

アレコレソレを経て、これこうなって、さらに こうこうこうこんななってます。 



今日はその続きのお話で涙のクライマックス。
IMG_8100-1
そしてこれは本編とは何ら関係のない画像、「梅」。

おかんが「梅が咲いてるわー。」と連呼してたので梅と書いたけれど、

桃かもしれないし、ボケかもしれないうえ、そこに責任は持てませんゆえご了承ください。











こう見えても、車屋さんとロードサービスは切っても切れない関係で、

ワリと仲が良く、茶を飲みつつ、世間話をしたりする。



そんなあたしも、ディーラー時代はロードサービスのあんちゃんとよく話したワケだけれど、

今まで一番衝撃を受けた出動話は、

A社のBという新車を買った佐藤さん(仮名)は、ウキウキで高速に乗って出かけ、

とあるPAで休息をとった。

佐藤さんが昼食に選んだメニューがラーメンか蕎麦かは分からないけれど、

車を降り、鍵をかけ、PAで小1時間ほど時間を過ごしたそう。



時を同じくして、

A社のBという新車を買った鈴木さん(仮名)は、ウキウキで高速に乗って出かけ、

とあるPAで休息をとった。

鈴木さんと佐藤さんの車は全く同じもので、たまたま隣同士の駐車となったのだけれど、

車を降り、鍵をかけ、鈴木さんはトイレに寄り、そのまま車に戻って出発。





なんと、鈴木さんは佐藤さんの車に乗って出発してしまった。





もちろん、車は同じでも鍵は違うワケで、

鍵はその車にしか反応しないというのが通説なのだけれど、

実際、キーレスで鍵を開け、キーを差し込んでエンジンをかけ、車は走った。

鈴木さんのキーで、佐藤さんの車が走った。



当時は、そんなことあるんだー。と、べっくらこいたワケだけれど、

他人のキーでエンジンがかかるというのは、

何百万分の一くらいの確率で起こり得る話らしい。

(ちなみに2人の車は、車種はおろか、色、クラス、走行距離もほぼ同じで、両者共に新車のプレーンな状態。間違っても仕方のないものだったらしい)





確かその時のキーの種類はイグニッションキーと聞いた記憶があるのだけれど、

そんな話はどうでもよく、

ロードサービスが出動する理由のナンバーワンは、燃料切れらしい。



それは、朝でも昼でも夜でも、他を寄せ付けない多さで、

揺るぐことのない地位。

不動のナンバーワン。



当時は、目の前にデカデカと表示されてるのに、

なんでそんな大事な事を忘れるんだろうなーと、首を傾げたもんだった。





が。





時は経ち、

10mの移動ですら車を使っていたあたしも、車人生にピリオドを打った。

そして、JR一派へと加入を決めた今。








見事に忘れる。






コロっと忘れる。

昨日の晩ご飯以上に忘れる。

綺麗さっぱり忘れる。








黄色いランプが煌々とひかる。

 



ランプに焦りを覚えるが、それでも、今時の車はランプがついてから70~80kmは走る。(※車種によって異なります)

あたしの車なら100kmはかたい。

大丈夫、逆算すればいいだけ。




うちを出てからここに来るまで、

あっちを回って、こっちを回って、そっちを回って、多分20kmくらい。

たとえ走ったとしても、30kmの世界。

大丈夫、150kmには遠い。



寄り道せず、まっすぐ帰るなら、ほんの数キロの距離。

大丈夫、迷っても150kmには届かない。





でもこのガソリン、いつからなかった?





昼間ウオロクに行った時はあったよね?

いや、ウオロクに行った時、あったっけ?

そもそも、今日ウオロク行ったっけ?

ここんとこ、ウオロク行ってなくない?

っつか、しばらくこの車使ってなくない?

最後に乗ったの、いつだった?

3日前だっけ?10日前だっけ?

その時、どこまで行った?

ウオロクだっけ?原信だっけ?

ランプ、光ってた?

え。







ガソリン、いつからないの?







いつ車に乗ったかも覚えてなければ、

いつ給油したかも覚えてないし、

いつからランプがついていたかなんてもっと分からない。



ガソリン計の針の行き先すら見れない思い出せない分からない。

自分が走った距離に責任が持てない。

第一、いつ乗ったかも思い出せない人間に走行距離など思い出せるワケがない。








ガソリンがねえ。







そしてあたしは、

昼間ウオロクに行った時はあったよね?

いや、ウオロクに行った時、あったっけ?

そもそも、今日ウオロク行ったっけ?

ここんとこ、ウオロク行ってなくない?

っつか、しばらくこの車使ってなくない?

最後に乗ったの、いつだった?

3日前だっけ?10日前だっけ?

その時、どこまで行った?

ウオロクだっけ?原信だっけ?

ランプ、光ってた?

え。

を繰り返すのだけれど、

時計の針は1時を指している。

ガソリンの針はこれ以上ないくらいにしょんぼりしている。

外は雪。

気温は麗しの氷点下。

そしてガススタはない。

たとえあったとしても、田舎のガススタは9時閉店の法則。



誰も助けに来てくれないことは明白。

止まったら完全にアウト。

記憶の糸をたどり、

ひなの語りを耳に流し、

心は祈りとガソリンに奪われ、

顔面蒼白で車を走らせた。








とは言え、この後、無事に自宅へ辿り着くのだけれど、次の日、朝一でガソリンを詰めに行った時、

ガススタを目前にしてエンジンが切れたので、多分本当にギリギリだったんだと思う。(後日談より)








這う這うの体で自宅に辿り着いた時。

ひなはわんわんと泣いていた。(←多分語り尽くしたんだと思う)

あたしの頬を違う涙が伝った。

九死に一生を得るってこういうことか。と。








そんな時から解放され、

2人で自宅の門をくぐる。



冷えた体を温めるべく、

クノールカップスープを半分こすることにした。



ひなと2人、熱々のスープを飲みながら、蓄暖の前に座る。



あったかいね。

ほっとするね。

学校まで行っちゃったね。

学校、真っ暗だったね。

寒かったね。

吹雪いてたね。



でも、迷いはすべて吹っ切れたね。



たとえ思った結果が得られなくても、それでも何もなかったことにはならない。

どっちに転んでも得られるものがある。

頑張ったことも、迷ったことも、雪の中で泣いたことも、

きっとすべてがいい思い出になるね。



あたしも二度と忘れないよ。

ガソリンのことは。





そんな想いを抱き、

ふと、時計を見れば、時は午前2時前。





ひな「じゃあ、ひな、そろそろ寝るね。」





次の日は6時起床。

いくら受験生とは言え、寝る時間だ。





あたし「そうだね。明日の授業、眠くなるといけないし、早く寝なさい。」





ひな「ううん、明日、授業はないんだ。」





あたし「え?そうなの?面接の練習?卒業式の練習??」












ひな「期末テスト。」





泡、吹いた。









ご清聴ありがとうございます。

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ありがとうございます。ぺこりぺこり。






そしてこの話は、この日の日記に続き、

病院はものもらい(←泣くと必ずものもらいができるタイプ)。

目は無事に完治して、2人は良好な親子関係を保ち、ひなも受験と向き合ってます。

多分。










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